国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2011-03-31 07:34

「自粛の嵐」は「共倒れ」の危険を招く

杉浦 正章  政治評論家
 「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」と歌ったのは西行だ。芭蕉は奥の細道の旅に出る前年「さまざまのこと思い出す桜かな」と詠んだ。その奥の細道が未曾有の地震で大打撃を受けている。しかし大津波で全てがさらわれたあとに、一本の梅の木だけが奇跡的に残り、今満開の花をつけている町がある。住民...▶続きはこちら
2011-03-30 10:12

(連載)第三の国造り(1)

湯下 博之  元駐フィリピン大使
 東日本巨大地震は、地震、津波に加えて原発事故まで発生させ、日本中を震撼させるとともに、全世界に大きな衝撃を与えた。犠牲者、被災者の方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げる。そして、未だに余震が続き、原発事故の影響も予断を許さない状況の下、国を挙げて、被災者の方々の支援と原発事故の封じ込めに全力を...▶続きはこちら
2011-03-29 10:30

メドベージェフ大統領よりプーチン首相を好むロシア国民

飯島 一孝  ジャーナリスト
 米英などの多国籍軍のリビア空爆を巡ってロシアのメドベージェフ大統領とプーチン首相との意見の違いがメディアで大きく取り上げられ、「双頭体制に亀裂か」などと波紋を呼んでいる。来年の大統領選を控え、憶測は次々広がっているが、それに対するロシアの有権者の判断が3月25日、明らかになった。この論争は、先にプ...▶続きはこちら
2011-03-28 07:35

メディアは「日本全国理科音痴」の“風評”源だ

杉浦 正章  政治評論家
 メデイアの報道ぶりを見ると、原発事故で今にも破局が来るように感ずる向きが多いだろう。警鐘を鳴らすのはメディアの重要な役目だが、いささかセンセーショナリズムの度が過ぎるのではないか。今後の展開を冷静に予測すれば、チェルノブイリ型の臨界での大爆発の可能性はゼロに等しく、事態は一進一退を繰り返しながらも...▶続きはこちら
2011-03-25 14:00

なによりも求められているのは、強いリーダーシップだ

川上 義幸  NPO法人クリエイト九州理事長
 関東大震災の直後、内相に内定していた後藤新平は、強いリーダーシップのもとに帝都復興院の総裁として震災後の復興を主導しました。日銀総裁、のちに蔵相を引き受ける井上準之助を、「身命を賭して御奉公するのは、今の時だよ」と諭しています。帝都の東京は焦土と化していますが、呆然としている時ではないというわけで...▶続きはこちら
2011-03-23 08:29

世界の友の救済支援と日本人の美徳

島 M. ゆうこ  エッセイスト
 この紙面をお借りして、東日本大震災の被災地の皆様、および遺族の方々へ、心からお見舞いとお悔やみを申し上げると共に、再建に向けて踏む出した第一歩が、力強い団結に基づき、絶え間ない前進になることを真摯にお祈りする。地震、津波、原発危機の三重苦による前代見聞の悲惨なニュースは、海外に住む日本人にも、想像...▶続きはこちら
2011-03-23 07:40

2年間限定で「政争なき復興」の大連立を組め

杉浦 正章  政治評論家
 まだ水素爆発の粉じんが収まらぬ中「東日本はつぶれない」と分析したとおり、福島第一原発は制御への明るい希望がわいてきた。次は政治の荒療治だが、ここは与野党とも全ての行きがかりを「初期化」して、「リセット」し、大連立へと動くしかない。任期満了までの2年間限定で「救国大連立政権」を設立して、東日本復興に...▶続きはこちら
2011-03-21 00:55

(連載)「平成の開国」以上の意味をもつTPPの真価(2)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 米国のオバマ政権は、昨年以来、アジア太平洋回帰の傾向を急速に強めている。昨年8月には、ハノイで行われたARF(ASEAN地域フォーラム)の閣僚会議においてクリントン国務長官が、航海の自由、南シナ海での領土紛争の多国間での解決支持などを打ち出す、画期的な演説を行った。これは明確に中国を念頭に置いたも...▶続きはこちら
2011-03-20 00:05

(連載)「平成の開国」以上の意味をもつTPPの真価(1)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 菅直人首相は、昨年の就任以来、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加の意向を示している。菅氏は、TPPに言及する際には、「TPPは平成の開国」との位置づけを繰り返している。1月に行った施政方針演説においても、2月に出席した世界経済フォーラム年次会議(ダボス会議)においても、そうであった。ダボ...▶続きはこちら
2011-03-17 07:27

うろたえるな日本人!

杉浦 正章  政治評論家
 「我々はいかなる犠牲をはらおうとも戦い続ける。そこが海だろうと、陸だろうと、原野だろうと、市街だろうと。絶対に、絶対に屈伏などしない」と、第二次大戦のイギリスの名宰相ウィストン・チャーチルは国民を鼓舞、激励した。英国民は奮い立った。バスケットの神様、マイケル・ジョーダンは「運命よ、そこをどけ、俺が...▶続きはこちら
2011-03-16 09:32

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(7)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 ここまで、米国で起きている大きな新しいうねり、クルーグマンが「急進右派の革命」と定義づけているものと、その中で気候変動の問題がどのように扱われているかを分析してきた。2010年11月の中間選挙で共和党や茶会が優勢になったことから判断し、且つクルーグマンの予見が今後も正しいとするならば、米国は、弱肉...▶続きはこちら
2011-03-15 10:25

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(6)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 コーク兄弟は、2010年11月の中間選挙で躍進した「茶会(Tea Party)」を全面的に支援したので、一躍有名になった。この選挙において、コーク兄弟は反オバマ、反温暖化の科学を標榜して世論を動かすことに成功し、同時にこの選挙で茶会の形でリバタリアン運動の実行部隊を獲得したと云える。大富豪が政治献...▶続きはこちら
2011-03-14 07:27

与野党は「国難対処」最優先にリセットせよ

杉浦 正章  政治評論家
 未曾有の東日本大震災を受けて、政治地図はがらりと一変した。与野党「協調」にリセットされる方向となったのだ。首相・菅直人による解散・総選挙や内閣総辞職は一挙に遠のき、与野党は大筋において「国民の生命財産」確保のため、協力せざるを得ない状況となった。もはや来年度予算の早期成立は不可避の形勢であり、まれ...▶続きはこちら
2011-03-14 02:33

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(5)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 メディアだけでなく、寧ろ米国の巨大財閥と経済界が政府の機能と予算の徹底した縮小を要求している。リバタリアンの思想を巨大財閥が鼓吹していると云う図式である。その一環として、環境規制反対論が唱えられ、気候変動の科学が否定され、CO2排出削減不要論が唱えられている。米国産業界の膨大なロビー資金が動いてい...▶続きはこちら
2011-03-13 13:48

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(4)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 フォックスTVワシントン支局長・ビル・サモンは、2009年のコペンハーゲンCOPの最中に同局の記者が送って来た温暖化問題の解説(科学的に正しい内容)が放映された15分後、フォックスTVの全スタッフに対して、報道にあたっては「気候変動のデータの信憑性を疑問視すること、地球が温暖化していると云う断定的...▶続きはこちら
2011-03-12 00:02

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(3)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 要するに、この豪州生まれのメディア王は、新聞では米国の最大発行部数の『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙、テレビでは最大視聴率のフォックスTVを支配することにより、米国世論(と世界世論)に圧倒的な影響力を及ぼす立場に立っている。従来メディアは、経営権と編集権が分離されていたが、マードックはその原...▶続きはこちら
2011-03-11 09:55

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(2)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 共和党は主として、(1)温暖化の科学、(2)環境保護庁(EPA)、(3)国連での国際交渉への攻撃を強力に進めている。温暖化の科学を否定する為に、科学者を公聴会に呼んで糾弾する構えだ。また温暖化の科学を証明する政府支出を中止しようとしている。例えば、温暖化は人為だと結論付けている国連機関IPCC(気...▶続きはこちら
2011-03-10 19:59

(連載)何故米国では気候変動対策が進まないのか?(1)

西村 六善  元地球環境問題担当大使
 2003年、ポール・クルーグマンは「アメリカでは急進的な右派の台頭という革命が生まれていて、長年構築された政治と社会の原則を破壊しようとしている」と述べている。そして「何故米国の政治社会システムは、このような急進的な挑戦を受けるのか?90年代、富裕層の生活水準は上昇した。何故収入の僅かな再配分にこ...▶続きはこちら
2011-03-09 10:02

菅政権による二つの不幸

川上 義幸  NPO法人クリエイト九州理事長
 菅内閣の支持率は既に20%を割っています。先週から始まった参議院の予算委員会で野党から厳しい追及を受けています。米軍普天間基地問題や尖閣諸島問題などの外交問題、そしてマニフェストの看板政策である子ども手当や高速道路の無料化も立ち往生し、加えて内部の謀反も加わり、満身創痍の状況にあります。

 ...▶続きはこちら
2011-03-09 07:35

クリントン国務長官は、メア日本部長を即刻解任せよ

杉浦 正章  政治評論家
 これほどスチューピッドな外交官は、戦後の日米外交史でも珍しい。国務長官・クリントンは日本部長・ケビン・メアを即刻解任するしかあるまい。なぜなら、こともあろうに担当国の国民を本音で侮辱しているからだ。今後普天間移設交渉など重要課題を考慮すれば、この日米関係に刺さったとげは、化膿する前に抜かねばならな...▶続きはこちら
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