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2012-01-07 00:03
(連載)日米両国で注目される今年の課題(2)
島 M. ゆうこ
エッセイスト
米国にはOWS運動と同じような主張を掲げて戦っている非営利団体が多数存在します。その一つである『People For the American Way』 (PFAW)は現在、米国最高裁の判事クレアランス・トーマスについて、「20年間、妻の収入を故意に公表していなかった」との理由で、1978年に制定...
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2012-01-06 08:06
(連載)日米両国で注目される今年の課題(1)
島 M. ゆうこ
エッセイスト
世界は様々な混迷をひきずったまま2012年の幕を明けました。ヨーロッパ経済は莫大な負債と赤字により益々困窮化し、「新たな景気後退の波が押し寄せる」と専門家は予測しています。多くのヨーロッパ諸国の政府は大幅な出費の削減を打ち出しているようです。負債問題に加えて、日本や米国も同じく昨年から山積している...
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2012-01-06 06:50
「小沢新党」では展望は開けない
杉浦 正章
政治評論家
最近の小沢一郎の政治行動をみると、「解散・総選挙恐怖症」の一語に尽きる。小沢にとっての総選挙は小沢グループの総崩れに他ならないからだ。しかし政局の流れは通常国会中の解散にあり、いくら小沢がもがいても抗し切れないものであろう。大震災以来10か月も放っておいた地元岩手を正月早々回ったのも、早期解散を意...
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2012-01-01 10:38
新年明けましておめでとうございます
伊藤 憲一
グローバル・フォーラム執行世話人
政策掲示板「議論百出」の全国および全世界の愛読者の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。早いもので、この政策掲示板も、2006年4月1日のスタートから数えて、6度目の正月を迎えることになりました。この間に愛読者、そして投稿者の皆様のネットワークは着実な広がりを見せ、毎日数万人の皆様からアクセスを受けて...
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2011-12-31 00:40
(連載)国連の場から見た世界情勢(2)
兒玉 和夫
国連日本政府代表部次席常駐代表
第四に、チュニジア、エジプト、リビア、イエメン、シリアにおいて生起しつつある政治革命への国連安保理の関与についてです。関与の度合いは、個別事案ごとに様々でしたが、基本的には、「国民の民意を反映した政治体制」への動きを一貫して支持し続けたという意味で、国連は、恐らく歴史の審判を受ける際には、正しいと...
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2011-12-30 14:34
(連載)国連の場から見た世界情勢(1)
兒玉 和夫
国連日本政府代表部次席常駐代表
2011年という年は、日本のみならず世界にとっても格別の意味をもつ年となったと思います。恐らく、この20年間というタイム・スパンで見れば、冷戦の終了という世界史的意義ある1989年に劣らない意義ある1年であったのではないか。中東・北アフリカ地域に生起した「アラブの春」という民主主義革命は、チュニジ...
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2011-12-27 09:42
(連載)領海の無害通航権について考える(2)
緒方 林太郎
衆議院議員(民主党)
更に調べてみると、アルバニア、アルジェリア、アンディグア、バルバドス、カーボ・ヴェルデ、コンゴ、グレナダ、モルディブ、ミャンマー、オマーン、パキスタン、フィリピン、ルーマニア、セント・ヴィンセント、セイシェル、ソマリア、スリランカ、スーダン、シリア、ベトナムは事前許可制、バングラデシュ、クロアチア...
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2011-12-26 14:09
TPP交渉をめぐる議論について思うこと
池尾 愛子
早稲田大学教授
この秋学期の授業の際に学生から出てきた要望の中に、「TPPについて説明してほしい」というのがあった。TPPはもちろん「環太平洋経済連携協定」のことで、本掲示板や姉妹団体の掲示版でも既に何度か取り上げられている。学生のことは公の場では余り書きたくないが、彼らの一部では、貿易のメリットとデメリットは何...
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2011-12-26 09:50
(連載)領海の無害通航権について考える(1)
緒方 林太郎
衆議院議員(民主党)
昔から「領海の無害通航権」について書いています。大学時代、六法も条約集も持たないいい加減な法学部生だった身なのですが、外務省条約課に配属されたのが運の尽きでして、すっかり国連海洋法条約を学ばされてしまいました。その流れです。国連海洋法条約第17条では、領海の通過には無害通航権が認められています。こ...
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2011-12-23 00:31
(連載)危機管理能力の無さを露呈した野田政権(3)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
わが国の安全保障と切り離せないこの事態に日本がどう向き合わなければならないかは、火を見るよりも明らかだろう。東アジア情勢の急変も予測しなければならないのだから、安全保障会議は的確な事態の把握に努めるのが当然だ。にもかかわらず、安保会議はわずか10分で終わった。メンバーが顔をそろえて首相の指示を聞い...
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2011-12-22 09:32
(連載)危機管理能力の無さを露呈した野田政権(2)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
まず問題となるのは、北朝鮮メディアの「特別放送」予告が、前述のような官房長官の「何を発表するのか分からない」に表れたように、政権内で少しも「何かがあるのでは?」と予感するものがなかったことである。「空白の2時間」だったと言っていい。 加えて理解に苦しむのは、午後1時から開かれた安全保障会議である。...
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2011-12-21 16:52
(連載)危機管理能力の無さを露呈した野田政権(1)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
国民の生命・財産を守るための国家の危機管理に問われるものは、有事における政権の沈着冷静な判断と揺るがない覚悟であろう。そのために政権は、たゆまぬ日頃の研鑽(けんさん)に裏打ちされた政治哲学と実行力が求められる。12月17日に死去した北朝鮮の金正日総書記のニュースは、少なくとも現時点では誰もが予想で...
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2011-12-19 16:36
ブラジル日系人の現実が予告する日本の未来
酒井 信彦
日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
産経新聞に「希望大国 ブラジル」と題する、ブラジルを取り上げたシリーズの記事がある。各部ごとに数回ずつ断続的に掲載されて来て、最近の第6部で終了するという。その第6部は11月29日から12月5日まで5回に渡り、標題に「日伯の懸け橋」とあるように、ブラジルの日系人についてである。その第1回目の内容は...
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2011-12-16 10:07
(連載)政権与党「統一ロシア」はなぜ敗北したのか?(2)
飯島 一孝
ジャーナリスト
第二の敗因として、プーチン流の政治に対する反発がここにきて強まっていることが挙げられる。プーチン流とは、形式的には民主主義を掲げ、法律も制度も民主主義を基盤にしているが、実態はソ連型の政治を踏襲している「見せかけの民主主義」である。共産党書記長にあたる最高権力者が後継者を指名し、直接選挙で大統領を...
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2011-12-15 09:51
(連載)政権与党「統一ロシア」はなぜ敗北したのか?(1)
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアの下院選挙は、政権与党「統一ロシア」の得票率が過半数に達せず、事実上与党の敗北に終わった。党首のプーチン首相は、結果が判明してからも「議席は過半数を超えており、問題ない」と強弁しているが、前回同様、絶対多数の3分の2の議席獲得を狙っていただけに、敗北感を抱いているのは間違いない。なぜ、与党は...
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2011-12-13 09:46
「日本青少年訪中団」に参加して
大沼 瑞穂
東京財団研究員・政策プロデューサー
先月下旬、「日本青少年訪中団」に参加して、北京、昆明、広州を1週間かけて回ってきました。中国の環境・省エネ活動の視察を目的とするもので、私の属した分団には、およそ30名が参加しました。分団員は、環境コンサルティングや建設関係などの民間企業勤務者、大学教員、自治体職員、政治家秘書、NPOメンバーなど...
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2011-12-12 09:10
ウオール・ストリートから「自宅を占拠する」運動への展開
島 M. ゆうこ
エッセイスト
「ウオール・ストリートを占拠する」運動は、先月中旬には全国各地で相次ぐ警察の弾圧に遭遇し、この運動の最初の場所となったマンハッタンのズコッティ公園をはじめ、米国各地でテントや野宿用設備が暴力的に撤去されたため、かなり簡素化され、表面上弱体化したような印象もある。しかし野宿は禁止されたものの、デモ参...
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2011-12-12 06:53
小沢の反消費税路線は、「福祉なくして、政局あり」
杉浦 正章
政治評論家
基本的にはエゴの極みである政治家の言動にも、幾ばくかは国家・国民への目線があるものだが、いまや消費税反対の中核となった民主党前代表・小沢一郎の姿勢だけは、「質が悪い」の一言に尽きる。端的に言えば「福祉なくして、政局あり」であり、政治姿勢としての「国民不在」がここに極まった。小沢に扇動されて、深い思...
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2011-12-11 11:31
(連載)野田流政治の限界(2)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
沖縄の怒りはもう手が付けられない状態、と言っていい。仲井真沖縄県知事が防衛相と防衛事務次官の釈明・陳謝を途中で切り上げて席を立つなどは、「犯す発言」がいかに沖縄を傷つけているかを表している。ただでさえ、鳩山元首相の「最低でも県外移設」で裏切られた政権不信が、その後の対応のまずさもあって膨らんだとこ...
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2011-12-10 12:59
(連載)野田流政治の限界(1)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
一川防衛相は腹をくくったようだ。自身への問責決議案について、「防衛相として本来の責任を問われる致命的なものではない」と12月6日の閣議後の会見で語った。 今さら「致命的」云々の問題ではないが、安全保障問題に“素人”の防衛相には、問責決議案はまだまだ二の次の問題の認識らしい。もっと重要なのは「大臣の...
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