国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2017-01-10 15:50

社会的ダーウィニズムの誤り

倉西 雅子  政治学者
 2016年は、イギリス国民のEU離脱選択に次いで、アメリカでもトランプ氏が当選いたしました。こうした現象が、マスメディアを中心に、“大衆迎合主義の台頭による政治の劣化”として声高に批判された一方で、“エリート”や既成政治に対する常識的国民の抵抗とする肯定的見解も生じ、その評価が大きく分かれた年とも...▶続きはこちら
2017-01-06 11:04

(連載2)国際刑事裁判所の脱退の動きと世界秩序の変化の可能性について

真田 幸光  大学教員
 私にはこうした点から見ても、「第二次世界大戦後の米国、これを影から支える英国を中心とする世界秩序」は崩れつつあると見ています。更にはこうした状況に加えて、スコットランドに見られるような国家そのものの枠組みを変えるような動き、ISやアルカイダのように、とにかく、現行の世界秩序を壊そうとする勢力の動き...▶続きはこちら
2017-01-05 20:09

(連載1)国際刑事裁判所の脱退の動きと世界秩序の変化の可能性について

真田 幸光  大学教員
 私は最近世界全体で起こっている現象として、「格差、特に貧富の格差を背景として、世界には現状に対する不満が強まっており、変革を求める気運が強まっている」と見ています。しかし、現行の秩序を守ろうとする勢力、特に現行の秩序を守ることによって既得権益を守りやすいと判断する勢力は、これら、変革を求める声には...▶続きはこちら
2017-01-01 00:01

新年明けましておめでとうございます

伊藤 憲一  グローバル・フォーラム代表世話人
新年明けましておめでとうございます。
  
 日本国際フォーラムグループe-論壇「議論百出」「百花斉放」「百家争鳴」の全国および全世界の投稿者および愛読者の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。早いもので、このe-論壇も、2006年4月3日のスタートから数えて、11度目の正月を迎えることになりました...▶続きはこちら
2016-12-27 17:39

トランプ氏の南シナ海対中牽制発言

倉西 雅子  政治学者
 アメリカのトランプ次期大統領は、南シナ海における中国による軍事拠点化について、痛烈な言葉を投げかけたと報じられております。“我々に尋ねたのか?”と…。

 誰もが、この言葉は、一方的に南シナ海に人工島を建設して軍事拠点化を推進してきた中国に対する牽制と理解したことでしょう。名指しされた中国も、...▶続きはこちら
2016-12-26 19:03

現行の世界に潜む不安について

真田 幸光  大学教員
 私は、「現行の世界秩序が変化する可能性が高まっている」と感じています。言葉を変えて言えば、「格差を背景として、現行の世界秩序に対する限界を感じ、変革を求める人々が増えてきつつある」とも言えます。

 こうした現行の世界秩序を変える背景には、(1)米中に代表される覇権争いの激化、(2)国家そのも...▶続きはこちら
2016-12-22 12:06

(連載2)官民データ活用推進基本法について

緒方林太郎  衆議院議員(民進党)
 また、その過程で必要となる、行政手続きのオンライン利用の原則化、地方自治体の情報通信システムの規格整備、互換性の確保(共通プラットフォームの整備)等についても書き込んでいます。

 実はこういう活用というのは、この法律がなくとも可能です。しかし、地方自治体の中には法律のかたちで背中を押してあげ...▶続きはこちら
2016-12-21 12:12

(連載1)官民データ活用推進基本法について

緒方林太郎  衆議院議員(民進党)
 今国会、官民データ活用推進基本法案という議員立法を通過させました。私が筆頭理事をやっている内閣委員会で審議したものです。無味乾燥な法案では分かりにくいでしょうが、概要としては以下のような感じです。

 あまり注目されておりませんけども、とても興味深いもので無限の可能性を持っている内容です。与党...▶続きはこちら
2016-12-20 11:20

(連載2)保護主義は反知性的か?

倉西 雅子  政治学者
 これらの二つの全く異なる自由の概念に照らして今日の新自由主義、即ち、行き過ぎたグローバリズムを見てみますと、一つの疑いが脳裏を過ります。それは、今日の新自由主義は、“絶対的な自由”を求めているのではないか、という疑いです。例えば、“例外なき関税ゼロ”といった自由主義のルールは、現実には、相互に劣位...▶続きはこちら
2016-12-19 14:54

(連載1)保護主義は反知性的か?

倉西 雅子  政治学者
 戦後の国際経済では、ブロック経済に対する反省から自由貿易主義が追求され、IMFとWTOを両輪とする自由貿易体制が構築されてきました。共産主義体制にあって統制経済を採用したソ連邦と東側陣営の崩壊は、自由主義経済の正しさの歴史的証明とも見なされたのです。

 しかしながら、今日、アメリカの大統領選...▶続きはこちら
2016-12-17 22:42

日本は硬軟交えた国家戦略を考えよ

高橋 裕貴  団体役員
 世の中、急ピッチで物事が進んでいくので、すでに旧聞に属する話かもしれないが、今年のノーベル文学賞は、米国のシンガーソングライターのボブ・ディラン氏に授賞された。さる12月10日には、ストックホルムで文学賞他各賞の授賞式が行われたが、本人は欠席したようだ。ともあれ、このボブ・ディラン氏の受賞をめぐっ...▶続きはこちら
2016-12-16 11:25

(連載2)フィリピンのドゥテルテ大統領について

真田 幸光  大学教員
 大学卒業後はダバオの検察官として約10年働いた後、政界に進出し、今日に至っています。また、母方の祖父が華人で呂(Roa)という名字を名乗っていました。こうしたこともあり、ドゥテルテ大統領自身は、中国語についても、「聴いていて理解できる」とも言っています。

 こうしたことから、潜在的にはやはり...▶続きはこちら
2016-12-15 22:15

(連載1)フィリピンのドゥテルテ大統領について

真田 幸光  大学教員
 私たちは、普通、「将来の予測がしにくいこと」を嫌います。これをもう少し、ビジネス的な視点から、そして逆説的にコメントすれば、「多くの他人が将来を予測しにくいという中にあって、自らだけは、将来の予測が出来る状況を好む」とも言えます。そうした意味で見れば、一般的には、米国の次期大統領に選出されたトラン...▶続きはこちら
2016-12-13 11:36

(連載2)米大統領選挙に見るリベラルの排他主義

倉西 雅子  政治学者
 ここに、国家や社会の維持を望む保守的な人々と個人の自由、特に、マイノリティーの人々の自由を優先するリベラルな人々との間において、抜き差しならない対立を見出すことができます。そして、この抜き差しならぬ関係は、リベラルをして保守主義者の排除という行動に駆り立てるのです。

 反トランプ抗議デモは、...▶続きはこちら
2016-12-12 16:40

(連載1)米大統領選挙に見るリベラルの排他主義

倉西 雅子  政治学者
 アメリカ大統領選挙は、その長期にわたる選挙期間を通して、現代社会が抱える様々な問題や矛盾を露呈することとなりました。その一つに、トランプ氏当選が確定した後に起きた、クリントン支持者による反トランプ抗議デモやカリフォルニア独立運動があります。

 それでは、これらの運動から、どのような問題や矛盾...▶続きはこちら
2016-12-09 11:06

(連載2)エジプト動向について

真田 幸光  大学教員
 エジプトは国民の生活必需品である食料やエネルギーの多くを輸入に頼っているので、それらを一定程度購入できるだけの外貨を持っていないと、一挙に国民生活が危機に陥る危険性を持っている中、通貨が暴落すると海外からの輸入が滞り、一気に危機が顕在化するリスクを抱えています。

 エジプト政府の試算では、1...▶続きはこちら
2016-12-09 08:47

小池にはオリンピックへの大局観がない

杉浦 正章  政治評論家
 朝日川柳に「会場のための五輪のように見え」「醒(さ)めました五輪やめたい人多し」という川柳が入選していたが、どうも小池ポピュリズムが鼻につく。「会場変えろ」と騒ぎ立てたが、迷走の末3会場は原案通りとなった。まさに都庁詰めの記者が見事に指摘したとおり「大山鳴動ねずみ一匹」であった。小池騒動に欠落して...▶続きはこちら
2016-12-08 17:03

(連載1)エジプト動向について

真田 幸光  大学教員
 私はかつて勤めていた東京銀行、東京三菱銀行、ドイツのドレスナー銀行時代の経験からして、「国家の経済破綻」に対しては極めて神経質です。国家は民間企業とは異なり、経済破綻したからといって領土が奪われるといった形で自らの資産を処理してその債務返済に充てなくてはいけないと言った究極の処理まで求められること...▶続きはこちら
2016-12-08 11:40

(連載2)アメリカ大統領選挙と代表制

緒方林太郎  衆議院議員(民進党)
 アメリカも、フランスも手法の違いこそあれ、国土(州、地方自治体)を代表するという役割を議会制度の中で上院に担わせているという事になります。そこでは一票の格差は問題になりません。代表しているのが人口ではないからです。

 私は日本という国家を考える時に、こういう国土を代表する議員の存在というのが...▶続きはこちら
2016-12-07 18:54

(連載1)アメリカ大統領選挙と代表制

緒方林太郎  衆議院議員(民進党)
 アメリカ大統領選挙において、トランプ候補よりクリントン候補の方が200万票多かった事が話題になっています。日本の感覚では分からないかもしれませんが、私はこれがアメリカの良い所だと思います。こんな事が何故起きるかと言えば、選挙人という制度を取っているからです。そして、その選挙人の数は、上院議員の数+...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 81
  • 82
  • 83
  • 84
  • 85
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:4885本
グローバル・フォーラム