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2017-02-24 11:17
“プラットフォーム”を外資に席巻される日本国
倉西 雅子
政治学者
最近の日本経済には、一つの特徴を見出すことができます。それは、プラットフォーム型のビジネスの殆どが、外国企業に握られてしまっていることです。
この現象は、様々なビジネス分野で観察されます。まずSNSの世界では、日本企業の名は見えず、フェイスブックやツイッタ―は米企業ですし、しばしばトラブル...
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2017-02-24 10:38
(連載2)トランプ大統領と世界について
真田 幸光
大学教員
また、同様に訳のわからない言動をする世界のトップに中国本土の習近平国家主席がいます。そうした米中の狭間にあって生きていく必要がある日本や韓国は決して楽ではありません。
こうした中、場合によっては、米中が大国同士、一旦手を組む可能性もあり、そうした意味でも、私たちは、分からないなりにトランプ...
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2017-02-23 14:44
(連載1)トランプ大統領と世界について
真田 幸光
大学教員
現行の世界に於いては、世界一の大国である米国の大統領権限は極めて強く、その言動が世界に与える影響は極めて大きいと言えます。従って、私たちは自ずと、その米国大統領の言動には注意を払い、その行動を先読みする形で自らの戦略を立てていくこともしばしばあります。
然るに、本年一月から米国大統領に就任...
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2017-02-22 10:18
情報の真偽を確認しない罪深きCNN
倉西 雅子
政治学者
アメリカの大統領選は、さながらトランプ候補対メディアの様相を呈しており、フェイク・ニュース問題が持ち上がるという副産物も見られました。この対立構図、選挙結果を以って収束すると思いきや、今日では、海外にまで拡大しています。報道によりますと、南米のベネズエラ政府は、CNNが独自取材で得た情報に基づいて...
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2017-02-18 07:13
(連載2)習近平国家主席・総書記が率いるかつての『眠れる獅子』中国の展開
真田 幸光
大学教員
更に、こうした崇高なる目標を具現化する為には「経済の持続的で健全な発展を促進することは不可欠である」と謳いつつ、「改革の全面的深化」を試み、「社会事業と社会管理の改革発展を促しつつ、社会主義文化強国を建設する」と明示しています。そして、これらを「法によって国を治める」と言う形で実現していきたいとし...
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2017-02-17 13:49
(連載1)習近平国家主席・総書記が率いるかつての『眠れる獅子』中国の展開
真田 幸光
大学教員
私は、大航海時代を迎え「地球は丸い、地球は太陽の周りを回っている」ということが判明した後、世界全体の利権を意識しこれを巧みに押さえた「大航海時代から既得権益者」として自他共に認める、そのうえでその力を誇示し「威信=Dignity」を以って国際社会に君臨してきた「大英帝国」には少しずつ陰りが見られて...
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2017-02-15 11:09
アメリカは何を犠牲にし中国は何を譲ったのか?
倉西 雅子
政治学者
報道に拠りますと、大統領選挙にあって“一つの中国”に異議を唱えていたトランプ大統領は、中国の習近平主席との電話会談で、前言を翻し、この原則を尊重すると伝えたそうです。取引を得意とする実業家としてのトランプ氏の側面が表面化したとも言えますが、両国の間で、一体、どのような取引が成立したのでしょうか。こ...
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2017-02-13 00:20
(連載2)日米首脳会談の後に何がくる
尾形 宣夫
ジャーナリスト
安倍が成功だったと自賛する首脳会談だったが、双方とも本音をさらけ出した議論を避け、議論を深めることはしなかった。「入国規制」問題で噴出した欧州各国首脳らの批判、これに対してツイッターで自己主張を発信することしかできない窮地のトランプにとって、安倍は手元に引きつけられる唯一の男だ。下にも置かない「歓...
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2017-02-12 12:15
(連載1)日米首脳会談の後に何がくる
尾形 宣夫
ジャーナリスト
日米首脳会談が終わった。 後は、大統領ドナルド・トランプの別荘があるフロリダ・パームビーチで思いっきりゴルフと食事を私的に楽しむだけだ。
それにしても、シナリオどおりとはいえ、演出過剰な首脳会談だった。難民・人権問題で物議を醸し、西側のリーダーとしての米国の存在意義を疑わせる大統領だが、外交面...
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2017-02-10 10:52
へーゲルの「アジアに見られてきた専制体制」に学ぶ現代アジア
真田 幸光
大学教員
私は地球市民です。また、私はアジアに住む地球市民です。そしてまた、私はアジアの中の日本に住む地球市民です。その他の地域の地球市民との意思疎通と交流は、「世界の共通言語である英語、基軸通貨、国際的な法律基準、世界的なモノづくり基準、そして世界的な会計基準」といった、所謂「国際標準」を通じて行っており...
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2017-02-09 11:11
緊縮財政日本はトランプの矛先になる
田村 秀男
ジャーナリスト
米トランプ政権のスタート後、例えばトランプ氏が突如ツイッターで「円安はけしからん」とつぶやくだけで、これまでの米株高および円安・ドル高から日米為替相場は反転しかねない。トランプ氏は中国を「為替操作国」として非難し、中国からの輸入製品に対して45%の報復関税をかけると息巻いているが、日本からの対米輸...
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2017-02-08 10:45
韓国政府のAI活用の期待と不安
倉西 雅子
政治学者
日経新聞の一面に“AIと世界”というタイトルで“政治の限界をAIが越えられるのか”という問題を問う記事が掲載されていました。同記事に拠りますと、政治混乱の最中にある韓国政府が、「AI政治家」の開発組織を発足させた米国人研究者であるベン・ゲーツェル氏に協力を求めたというのです。「AI政治家」は、20...
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2017-02-07 10:04
(連載2)中国本土経済について
真田 幸光
大学教員
私も、そうした点に基本的には異論なく、中国本土政府は政府のしっかりした計画、管理の下、中国本土経済に、行き過ぎたバブルを起こさず、粛々と安定成長時代に移行していると思われ、そうした点を評価してもよいと考えています。尚、中国本土の経済成長率は過去2年、政府目標の目安を下回っていましたが、2016年は...
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2017-02-06 10:36
(連載1)中国本土経済について
真田 幸光
大学教員
少子高齢化と人口減少を背景に、先進国となった日本は、潜在的な需要の伸びに力強さを欠いており、日本経済にはアベノミクスの推進にも拘らず、個人消費の伸びや設備投資の回復の兆しがまだ、なかなか見えていない状況にあります。同じく、欧米などの海外先進国にも日本と類似した構造的要因を背景とする潜在成長力の低迷...
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2017-02-03 10:49
イスラム教徒や中国の人口パワーは怖くないのか?
倉西 雅子
政治学者
アメリカのトランプ大統領が難民・移民の入国制限措置を実施したことから、ベルリンの壁の悲劇を経験したベルリン市長をはじめ、排外主義として各国から批判の声が上がっています。カナダのトルドー首相に至っては、“多様性は強み”として、難民歓迎の意向を示しております。
しかしながら、“多様性”とは、理...
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2017-02-02 08:24
安倍は硬軟両様で“トランプ調教”に臨め
杉浦 正章
政治評論家
トランプに理解させるためには、首相・安倍晋三は子供の絵本のような数枚のペーパーを渡し、やさしく図解して説明する必要があるのではないか。まるでかみつき犬のように手当たり次第に牙をむきだしてくるトランプだが、今度は認識を誤り、筋違いの対日為替政策批判に出た。安倍は予算委できっぱり「円安誘導は当たらない...
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2017-02-01 14:49
(連載2)最近のフランス内政
緒方 林太郎
衆議院議員(民進党)
ここで感じるのが「中道的政治が流行らない事への懸念」です。政治のど真ん中にポッカリ穴が空いているような印象になります。例えば、右派の予備選で負けたジュペ氏は少し年齢が高いですが、右派から中道までを幅広く取り込める候補だったと思います。昔はテクノクラート臭さが嫌われていましたが、今は年季を重ね、重鎮...
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2017-01-31 15:06
(連載1)最近のフランス内政
緒方 林太郎
衆議院議員(民進党)
今年の欧州での大きな政治的イベントの一つ、フランス大統領選での候補者選考が進んでいます。先日、左派社会党の予備選第一回投票が行われ、ブノワ・アモン元教育相(Benoit Hamon)がトップ、マニュエル・ヴァルス前首相(Manuel Valls)が2位でした。3位のアルノー・モントブール元経済相(...
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2017-01-30 00:14
(連載2)貿易による利益と損失
池尾 愛子
早稲田大学教授
サミュエルソンの要素価格均等化定理はアメリカ経済学会ですぐに重く受け止められた。彼は同時に、貿易による利益(gains)と損失(losses)を明示的に論じ、貿易利益の敗者への移転を理論的に論じた。彼の場合、利益が損失を上回る貿易が考察の前提になっているようにみえる。敗者に「賄賂」を提供して経済厚...
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2017-01-29 14:18
(連載1)貿易による利益と損失
池尾 愛子
早稲田大学教授
国際貿易が行われると、利益を得る人々がいる一方で、損失を被る人々がいる。貿易財と競合する財を生産する人々はかなり直接的な損失を被ることになる。多くの国々で工業化が進むと、最終財の貿易だけではなく、生産財(機械設備など)や中間財(部品・仕掛品など)、原材料の貿易も活発になる。そのほかに、国境を越えて...
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