国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2011-08-22 09:10

(連載)民主主義を脅かす米国政治におけるドミニオニズム現象(1)

島 M. ゆうこ  エッセイスト
 9・11後から米国政治が変様してきた特徴のひとつに、宗教が色濃く現れるようになったことが挙げられる。7月5日掲載の拙稿で、「ジョージ W. ブッシュほど、宗教の権利を常に唱え、個人の信仰心を政治に活用したいと願望した政治家は、歴史上存在しない」と引用したことがあった。米国は政教分離が原則の国である...▶続きはこちら
2011-08-22 07:21

これでは「小沢支配」のための代表選だ

杉浦 正章  政治評論家
 まるで昔の吉原で「格子女郎」の流し目を見ているような“おぞましさ”を感ずるのが、民主党代表選挙だ。全候補が小沢一郎に「秋波」を送っているのだ。だいたい秋波とは、楚々たる美女が送るもので、太った男やマッチョマンがやっては薄気味悪さが先に立つだけだ。それも相手は名だたる刑事被告人だ。これでは、やっと菅...▶続きはこちら
2011-08-12 00:02

次期大統領選めぐり疑心暗鬼のメドベージェフ陣営

飯島 一孝  ジャーナリスト
 モスクワの夏は、涼しくて過ごしやすいのが定番だったが、森林火災を招いた昨年あたりから暑い夏が続いている。それに輪をかけるように、今夏は次期大統領選をめぐってメドベージェフ大統領陣営とプーチン首相陣営との間で、水面下のホットな戦いが繰り広げられている。大学時代の先輩、後輩で双頭体制(タンデム政権)を...▶続きはこちら
2011-08-10 07:46

逃げ場なし、菅事実上「月内退陣」を表明

杉浦 正章  政治評論家
 まるで歌舞伎で問答や口論の末に、「さあ、さあさあさあさあ」と双方が調子を高めていく極めつけ場面だ。悪代官が追い詰められて、「うぐっ!辞めたぁ~~~」と苦悶の声を振り絞る。観客は割れんばかりの拍手だ。そういう状況になるかというと、なるのだ。ここまで追い詰められれば、首相・菅直人にもはや逃げ場はない。...▶続きはこちら
2011-08-09 09:22

(連載)日本人がすっかり忘れている日本人による無差別テロ(2)

酒井 信彦  日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
 これは「爆弾によるテロ」であるが、ノルウェーのテロのもう一つの類型「銃撃によるテロ」の方も、日本の極左勢力はやっていた。ただし、これは日本国内ではなく、外国で行われたもので、時期も三菱重工より前である。それは1972年5月30日に起き、当時はイスラエルの首都であったテルアビブのロッド空港で、日本赤...▶続きはこちら
2011-08-08 10:01

(連載)日本人がすっかり忘れている日本人による無差別テロ(1)

酒井 信彦  日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
 7月22日、ノルウェーの首都・オスロで、2つのテロ事件が連続して発生した。一つは中心部の政府庁舎などがある地域で起き、爆弾が爆発して8人が死亡し、多数の人々が傷ついた。もう一つは2時間後に郊外の島で起き、与党・労働党の青年集会が行われていたところに、銃を乱射する男が現れ、こちらは68人が死亡した。...▶続きはこちら
2011-08-05 07:23

経産首脳人事で政権の“学級崩壊”極まる

杉浦 正章  政治評論家
 一省庁の人事で断末魔の政権が浮揚・延命できるはずがないことが分からない首相・菅直人。自分の部下を切ることを、代表選挙への切り札に使おうとした経産相・海江田万里。この国政の大局を忘れた「政権亡者」2人の戦いが、経産相事務次官らの人事をめぐるバトルの核心だ。とりわけ、政治主導どころか、官僚をリードでき...▶続きはこちら
2011-08-03 09:45

(連載)世界は、日本のクリーン・エネルギー政策に注目している(2)

島 M. ゆうこ  エッセイスト
 フタンフォード大学の研究チームは「公害から年間250万から300万人の生命を救い、温暖化を防ぎ、現在利用されている技術と費用で世界の電力を100%再生可能エネルギーに変換することが可能である」との研究結果を今年1月下旬に発表している。この研究チームは「今後20年から40年までに、世界の全エネルギー...▶続きはこちら
2011-08-02 19:31

それでもイスラム過激派は極右より大きな脅威である

河村 洋  NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 島・M・ゆうこ氏が7月26日付けの本欄への投稿で「テロの脅威に関して、世界の政策形成者達がイスラム過激派ばかりに気をとられているが、キリスト教徒やユダヤ教徒の極右への対策も必要である」と主張されたことには同意する。アンネシュ・ベーリング・ブレイビクがノルウェーで起した7・22殺戮事件は痛ましいもの...▶続きはこちら
2011-08-02 07:34

菅は「広島・長崎」を政治利用で冒涜するな

杉浦 正章  政治評論家
 大震災も原発事故もあらゆる事象を延命のために政治利用する首相・菅直人が、今度は広島・長崎の平和式典に出席して「脱原発」を訴えようとしている。既に原水禁など市民運動は、その闘争の主題として「核廃絶」と同一線上に「反原発」を加え、国民の感情論を利用して、運動の拡大を図り始めた。NHKなどの原発報道も明...▶続きはこちら
2011-08-02 06:49

(連載)世界は、日本のクリーン・エネルギー政策に注目している(1)

島 M. ゆうこ  エッセイスト
 今年の夏も猛暑であるにも関わらず、過酷なまでの節電を強いられている日本の様子が、米国でも報じられている。就業時間を変更したり、平日の業務を減らして週末に勤務するなど、節電するための日本人の努力、知恵、および忍耐力の成果があって、「7月の電力生産はニューヨークにもほぼ毎日供給できるほど余剰があった」...▶続きはこちら
2011-08-01 00:01

(連載)政権公約の過ちを繰り返すな(2)

湯下 博之  元駐フィリピン大使
 世界を見渡しても、新興諸国を中心に、原子力発電を導入或いは増やそうとしている国は多く、安全性の問題を含めて日本の技術や支援に対する期待が強い。

 地球温暖化問題をも考慮に入れて今後の世界のエネルギー問題を考える上で、安全な原子力発電の普及は、再生可能エネルギーが実用化される迄の何十年かの期間...▶続きはこちら
2011-07-31 01:14

(連載)政権公約の過ちを繰り返すな(1)

湯下 博之  元駐フィリピン大使
 今後のエネルギー政策、具体的には脱原発依存問題をめぐって、日本が揺れている。困ったものだ。何故なら、この問題をめぐっては、現実には答は一つしかあり得ないのに、あたかも選択肢があるような空想的な議論が横行し、その結果、日本のエネルギー政策が危機にひんしているからだ。

 私達の生活にとって、電力...▶続きはこちら
2011-07-29 17:50

北京で開催された国際経済学協会 第16回世界大会に出席して

池尾 愛子  早稲田大学教授
 各国の代表的経済学会の集まりである国際経済学協会(International Economic Association、IEA、「国際経済学会」との表記もある)の世界大会が、ついに中国の首都北京で開催された。第16回世界大会が7月4-8日に、清華大学経済管理学院(School of Economi...▶続きはこちら
2011-07-29 09:53

(連載)「神々の闘争」から「神々の共存」へ(3)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 「日本人だから助け合うのが当たり前」という主張は、暗に被災したのが日本人だけという想定があります。しかし、現実に多数の外国籍のひとが被災したことを考えれば、これも「ナショナリティと協力」の裏返しといえるでしょう。

 「日本」という社会に暮らす個々人が、自らの立場で自発的に、社会の再生に協力で...▶続きはこちら
2011-07-28 10:16

(連載)「神々の闘争」から「神々の共存」へ(2)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 ノルウェーで発生した、オスロ官庁街爆破と労働党青年部襲撃の連続テロは、ヨーロッパを震撼させました。当初、欧米メディアではイスラーム過激派の関与を疑う識者の意見が支配的でしたが、その観測はものの見事にはずれたようです。「悪いものは外からやってくる」と考えたがる思考は、人間に共通のもののようです。
...▶続きはこちら
2011-07-28 07:30

「亡国首相」を無視し、原発輸出を促進せよ

杉浦 正章  政治評論家
 発言の世界的影響を考えぬ駆け出し市民運動家に返ったような首相・菅直人の思いつき発言が、トルコへの原発輸出に暗雲を垂れ込めさせている。言いたい放題の「脱原発路線」が“実害”となって跳ね返ってきているのだ。原発輸出は生き馬の目を抜く国際競争のさなかであり、耐震性では世界一の技術を持つ日本製原発に比べて...▶続きはこちら
2011-07-27 10:05

(連載)「神々の闘争」から「神々の共存」へ(1)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 およそ100年前の1917年に、マックス・ヴェーバーはかつて宗教がもっていた絶対的な価値基準が、近代以降に衰退し、多様な価値観が交錯する状況を指して、「神々の闘争」と呼びました。その一方で、あるいはその論理的帰結として、ヴェーバーは「価値の自由」を強調しました。つまり、それぞれが「神」に等しい価値...▶続きはこちら
2011-07-26 06:20

「テロリスト即イスラム教徒」と結びつけがちな風潮に対する警告

島 M. ゆうこ  エッセイスト
 7月22日に、ノルウェーのオスロで発生した爆破とウトヤ島で起きた射撃の連続テロは、当初「単独の犯行である」と逮捕されたアンネシュ・ブレイビクは供述していたが、本日になって「共犯者がいる」ことを匂わせている。本日までの死者及び負傷者数は、メディアにより大きく異なる数値が報告されているが、大半の死者は...▶続きはこちら
2011-07-25 07:24

民主党政権は解散で「マニフェスト撤回」の信を問え

杉浦 正章  政治評論家
 「ごめんなさいで済むなら、警察はいらない」と自民党国対委員長・逢沢一郎が7月24日、NHKで開き直ったが、これは「国会はいらない」と言い直すべきだ。マニフェストが実現不可能になったことについて、幹事長・岡田克也が謝罪したと思ったら、首相・菅直人までが「本質的な方向は間違っていないが、財源問題で見通...▶続きはこちら
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