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2011-09-30 07:01
野田流「3ない主義」は、自己保身あって国家なし
杉浦 正章
政治評論家
答弁は、巧弁かと思ったら、不弁・訥(とつ)弁・曲弁・詭弁、しまいには右顧左眄(べん)であった。能弁だったのは、民主党代表選挙の「ドジョウ発言」だけだ。4日間の予算委員会を通じて、首相・野田佳彦の極端な安全運転ぶりが目立った。それも「前向き」でなく、内政・外交・「政治とカネ」全般にわたって「後ずさり...
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2011-09-28 12:36
(連載)オバマ政権の外交成果をどのように評価すべきか?(2)
河村 洋
NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
リビアに関し、ボルトン氏は「レジーム・チェンジではなく、民間人保護の責任のため、というオバマ氏の大義は、完全に間違っている」と断言する。NATOによるムアマル・カダフィの放逐は充分に迅速ではなく、新体制が親欧米の安定した民主国家となる確信までは得られていない。「背後から主導する」という戦略は物議を...
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2011-09-28 03:48
10日間が過ぎた「ウオール・ストリートを占拠する運動」のデモ
島 M. ゆうこ
エッセイスト
マンハッタンのボウリング・グリーン・パークで9月17日に始まった「ウオール・ストリートを占拠する運動」のデモは、10日間が経過した。24日にはウオール・ストリートからマンハッタンのユニオン・スクウェアに向けて行進中のデモ隊員80名以上が次々に逮捕され、平和的だったデモが緊張と暴力を呈した様相に変わ...
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2011-09-27 12:54
(連載)オバマ政権の外交成果をどのように評価すべきか?(1)
河村 洋
NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
来る大統領選挙を考慮すれば、今やオバマ政権の外交政策を採点すべき時期である。現段階ではアメリカの有権者は国内経済に目を奪われがちである。しかし9・11事件10周年が有権者を目覚めさせるかも知れない。実際にこれと前後するかのように、中東では「パレスチナ国家」の国連加盟、パキスタンによるテロ支援疑惑、...
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2011-09-27 09:34
(連載)9.11テロ事件を口実に歴史を逆流させたアメリカ(2)
酒井 信彦
日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
この傾向を一層促進したのが、9.11テロ事件後のアメリカの行動である。これによって東アジアの民主化と民族独立という、世界史の最大の課題は吹っ飛んで、テロの撲滅が最大の課題に摩り替わった。そのために、テロ対策を名目として、アメリカと中国が更に一層癒着関係を深めることになった。アメリカは、テロの犯人は...
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2011-09-27 07:00
「どんでん返し」判決、野田政権を直撃
杉浦 正章
政治評論家
小沢一郎の元秘書3人への有罪判決が意味するものは、「無罪」と信じ込んでいた永田町にとって、「どんでん返し」を意味する。小沢側にも接近して勢力均衡人事を行ったばかりの首相・野田佳彦は、即座に小沢支持勢力と野党・国民世論の板挟みの状況に置かれた。前首相・菅直人と同様に、小沢離れを鮮明にするかどうかの選...
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2011-09-26 09:38
(連載)9.11テロ事件を口実に歴史を逆流させたアメリカ(1)
酒井 信彦
日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
今年が9.11テロ事件の10周年に当たるということで、最近この事件とその後のアメリカの行動、すなわちアフガニスタン戦争・イラク戦争が、何かと話題になっている。しかしこの事件とその後のアメリカの行動が、世界史の進歩・発展に与えた重大な悪影響については、殆ど注目されることがない。それは世界の歴史の進歩...
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2011-09-23 23:21
ソウルにて西大門刑務所歴史館を見学して思う
池尾 愛子
早稲田大学教授
今年1月にソウルを訪問して、日本に留学経験のある人たち、私と似たような世代の人たちに、韓国と日本の若者たちの交流を進めるにはどうすればよいか、相談に乗っていただいた。その時いろいろと助言をいただくことができ、9月半ばに、日本の若者たちを伴ってソウルを再び訪れることができた。1月の訪問時にも今回の訪...
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2011-09-23 00:14
(連載)プーチン首相の大統領復帰の可能性高まる(2)
飯島 一孝
ジャーナリスト
また、リベラル派のシェフツォーワ・カーネギー財団上席研究員も「プーチン・チームが誰になるかは関係なく、プーチンがもう一度大統領に戻って、連続2期12年(大統領の任期は現在4年だが、次から1期6年になる)務める可能性が高まっている」と見ている。今後の政治状況については、「現在の体制は、ソ連時代に比べ...
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2011-09-22 11:07
(連載)プーチン首相の大統領復帰の可能性高まる(1)
飯島 一孝
ジャーナリスト
雨の日が多く、木々の緑が色づき始めたロシアで、来春の大統領選をめぐる動きが活発になりつつある。そんなさなか、再選を目指すメドベージェフ大統領に厳しい世論調査結果が出た。有力紙『コメルサント』が9月14日、「メドベージェフ大統領の業績、回答者の47%が回答保留」という見出しで報道したもので、大統領の...
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2011-09-21 10:00
(連載)中国で中国の対アフリカ政策を考える(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
とはいえ、中国のアフリカ進出に対する欧米諸国の批判を、そのまま受け止めることにもまた、慎重であるべきと思います。ダルフール問題のように、中国がアフリカでの人権侵害に寛容であることは、確かです。しかし、政府による大規模な人権侵害はスーダンだけでなく、赤道ギニア、カメルーン、チャドなどでも日常化してい...
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2011-09-21 07:32
“福島いじめ”は、マスコミ起因の風評被害だ
杉浦 正章
政治評論家
こどもがやる「ばい菌付けた。えんがちょ」というばい菌ゲームが“いじめ”となって列島を覆っている。対象は「福島」である。愛知県日新市での福島花火の中止は、京都五山の送り火事件と同様に、原発事故災害にうちひしがれた福島県民の心を根拠もなしに深く傷つけた。経産相を辞任した鉢呂吉雄の言動も、言うならばえん...
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2011-09-20 09:51
(連載)中国で中国の対アフリカ政策を考える(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
先日、中国から帰国しました。約10日間で上海、浙江省、そして新疆ウイグル自治区を回ってきました。日本大学を中心とする共同研究プロジェクト「中国の対アフリカ政策」で浙江師範大学での会合に出席した後、やはり日本大学と新疆の石河子大学との中央アジア関係のシンポジウムに出席してきました。
しばらく...
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2011-09-18 10:59
(連載)アルカイダのイデオロギー面での衰退(2)
茂田 宏
元在イスラエル大使
この考え方は、イスラエルのパレスチナ攻撃、米によるアフガン戦争やイラク戦争、エジプト、チュニジア、サウジなどの政権と米との緊密な関係などの現実に照らして、アラブ人にそれなりの訴求力を持ってきた。このアルカイダのイデオロギーに「アラブの春」は打撃を与えたと思われる。
第1に、総じて平和的なデ...
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2011-09-17 09:24
(連載)アルカイダのイデオロギー面での衰退(1)
茂田 宏
元在イスラエル大使
9月11日、米国では9・11テロ事件10周年を記念する行事が行われた。この事件を起こしたオサマ・ビンラーデンを指導者とするアルカイダは、今なおパキスタン・アフガニスタン国境地帯に存在し、活動している。本年5月、オサマはパキスタン潜伏中、米軍特殊部隊により殺害されたが、アルカイダはザワヒリの指導のも...
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2011-09-15 07:51
「逃げ」に撤した野田の所信表明演説
杉浦 正章
政治評論家
どじょうを包むヌルヌル成分は、ムコプロテインと言って、細菌や寄生虫から魚体を守るバリアーの役割があるが、国会にどじょうはこれを塗りたくって出てきた。本会議代表質問では自民党総裁・谷垣禎一が何とか捕まえようとするが、首相・野田佳彦はバリアー効果でぬるりと抜けて、しまいには「泥もぐり作戦」ときたものだ...
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2011-09-13 10:00
(連載)米国の9.11記念報道番組を観て、思う(3)
島 M. ゆうこ
エッセイスト
対テロリズムに関連した上層部の機密情報組織は2002年以降拡大し続けており、プリーストによると「無駄な努力に莫大な浪費がなされているが、予算を削ると、もし何かあった場合、責任を問われる結果になるからである」という。怪しげなグループを目撃した場合、彼らが実際アルカイダであるかを知るためには、諜報分析...
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2011-09-12 10:23
(連載)米国の9.11記念報道番組を観て、思う(2)
島 M. ゆうこ
エッセイスト
ダナ・プリーストは『トップ・シークレット・アメリカ』の中で、9・11後、米国が築いた国家機密安全保障の詳細を批判的そして詳細に紹介し、如何に9.11が米国を変えてしましたかを検証している。このドキュメンタリーのテーマは、「対テロ戦争」の動機を「怒りと恐怖に導かれた決断」であるとし、内容の主要点は、...
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2011-09-12 07:22
小沢による「制御」下で、実態は八方破れの野田政権
杉浦 正章
政治評論家
「また始まったか」と思うのは、「非適材人事」の象徴である経産相・鉢呂吉雄ごときの辞任問題ではない。いつの間にやら、内閣と党の双方へ向けての小沢による「制御」の構図が固まったということだ。こっちの方が数倍問題だ。小沢一郎の「勘所」の押さえ方はすごいとしか言いようがない。副幹事長に「腹心」を配置して「...
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2011-09-11 09:50
(連載)米国の9.11記念報道番組を観て、思う(1)
島 M. ゆうこ
エッセイスト
今年の9.11は10周年記念にあたるため、9月11日前後の米国各メディアは特別記念企画番組を報道している。番組の内容は、各テレビ局により異なるが、総体的には9・11後の米国の変貌を検証したものが多いような印象を受ける。このような背景には、10年前の9・11が米国にとって歴史上最大の惨事であり、如何...
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