国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2014-06-10 15:09

(連載1)安全保障ー議論と現場感覚

緒方 林太郎  前衆議院議員
 私が外務省時代に「優秀なんだけど、どうしても親近感を覚えない」というカテゴリーの方がいました。それは「(結構厳し目の)途上国の経験がない」方です。最近、エース級の方にそういう人が増えているのではないかというのが気になります。特に私自身が西アフリカのセネガルを2年経験したことから、そう思います。フラ...▶続きはこちら
2014-06-09 04:57

「大きな家」論の前原戦略を分析する

杉浦 正章  政治評論家
 橋下維新と将来合流する可能性について、民主党元代表・前原誠司が「100%だ」と発言した事が野党に衝撃となって走っている。すわ民主党分裂かと受け取れかねないだけに、その突出性の政界へのインパクトは大きい。ただし政治家の発言は総合してとらえ、分析するべきである。前原は再建民主党中心に再編する「大きな家...▶続きはこちら
2014-06-05 09:55

(連載2)対露制裁と北方領土交渉

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 プーチンは近年、北方領土問題への姿勢に関して「ヒキワケ」とか「両国外務省に話し合いをさせよう」など気を持たせる発言をしたが、それ以上何の具体策も出さないので、日本側が失望し、白けきっていることを知っている。そこで、対露制裁に加わらせないためにも、例によってまた「気を持たせる」発言をした。つまり、1...▶続きはこちら
2014-06-04 17:09

(連載1)対露制裁と北方領土交渉

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 ロシアの力によるクリミア併合に対し、日本を含むG7などが対露制裁に踏み切った。北方領土問題を抱える安倍政権はプーチンとの関係強化に努めてきただけに、対露制裁には慎重だが、G7の協調を乱さないために制裁に加わった。これに対し、5月23日のサンクトペテルブルグにおける世界のマスコミ幹部との会合でプーチ...▶続きはこちら
2014-06-04 09:52

(連載2)拉致再調査 薄気味悪い北朝鮮

中村  仁  元全国紙記者
 逆に合意文書には、交渉をなかなか進ませないだろうと、解釈できるような仕掛けがいくつも仕込まれています。
・「拉致被害者、行方不明者、残留日本人、日本人配偶者などすべての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施する」。一見、誠意ある態度のようではあります。実際に調査を始めてみれば、対象があまりに...▶続きはこちら
2014-06-04 06:46

野党再編も集団的自衛権にプラス効果

杉浦 正章  政治評論家
政局をみる上での着眼点は、何が焦点で物事が回っているかに絞ることだ。野党再編問題は石原新党側がみんなの党に秋波を送れば、結いの党との合流を目指す橋下新党もみんなとの連携に動くなど、コップのなかの嵐どころか、おちょこのなかの嵐で、動向が見えにくい。しかし着眼点を集団的自衛権の行使容認の是非に絞れば、野...▶続きはこちら
2014-06-03 12:33

(連載1)拉致再調査 薄気味悪い北朝鮮

中村  仁  元全国紙記者
 日本人拉致問題で北朝鮮が全面的な調査を約束し、安倍首相が記者団に「政権にとって最重要課題のひとつだ」と語りました。犯罪者は北朝鮮という国であり、非は全面的に北側にあるのに、被害者の日本側が対等な立場で交渉し、合意文書まで発表しました。拉致被害者は北朝鮮側にいるので、こうしたやり方しかないのでしょう...▶続きはこちら
2014-05-30 06:24

北、孤立脱却への突破口を狙う

杉浦 正章  政治評論家
 北朝鮮第一書記・金正恩が世界的な孤立からの脱却を目指して拉致カードを切った。3週間後に北朝鮮が再調査のための特別委員会を立ち上げ、それに応じて日本は独自の制裁措置を徐々に解除してゆく仕組みだ。就任以来核実験、ミサイル実験など強硬路線を誇示してきた金正恩が、ここに来て日本との関係改善と融和を突破口と...▶続きはこちら
2014-05-27 10:01

(連載2)世界が騒然としているのに無関心な日本人

中村  仁  元全国紙記者
 その通りであるにせよ、社説にはもっと危機の背景を掘り下げてほしいのです。戦後の国際政治は、米ソ対立の冷戦構造、ソ連の崩壊と冷戦終結、米国への一極集中、イラン・イラク・北朝鮮の脅威の強調、米国の一極集中の崩壊・中国の台頭など、いくつかに区分けされるでしょう。いまや、そうした時代区分にとらわれていると...▶続きはこちら
2014-05-27 06:57

日中はホットラインで緊張緩和の道筋を示せ

杉浦 正章  政治評論家
 米ソ冷戦時代にすら存在した軍事衝突回避の手段が日本と中国との間に存在しないと言うこと自体が由々しき問題であろう。中国の戦闘機が自衛隊の警戒監視用の航空機にまるで航空ショーのように異常接近した。30メートルといえば、まかり間違えば衝突しかねない距離である。このような常軌を逸した軍事行動を黙認すべきで...▶続きはこちら
2014-05-26 17:18

(連載1)世界が騒然としているのに無関心な日本人

中村  仁  元全国紙記者
 中国機の自衛隊機に対する異常接近といい、ウクライナ大統領選挙に対する親ロシア派の妨害といい、国際情勢の動揺が一段と広がりをみせています。タイ、エジプトでは軍部が強大な権力を握るなど、国内情勢が緊迫しています。強硬な対日批判で国民の人気をつなぎとめてきた韓国大統領は、沈没船の事後対応の失敗で、支持率...▶続きはこちら
2014-05-25 01:09

(連載2)日本は戦略的思考を持て

中村  仁  元全国紙記者
 この会議のメンバーをみると、アフガン、イラン、トルコ、タイ、ベトナム、インドなど26カ国で、日本、米国はオブザーバーです。「中国が自己宣伝する場にすぎない」、「放っておけばいい」、「中国は勝手なことをして、どこが信頼醸成会議だ」と、批判が日本では噴出するでしょう。「中国主導型のアジアの新秩序の形成...▶続きはこちら
2014-05-24 14:34

(連載1)日本は戦略的思考を持て

中村  仁  元全国紙記者
 5月22日のニュースを読むと、現在の国際情勢、各国の国内情勢が総覧できます。中国とロシアが米国に対する対抗軸を作ろうとしています。世界秩序は分裂、拡散の方向に向かっています。日本国内では、原発や基地問題で裁判所が独走しています。タイでは国軍が戒厳令をひき、報道規制の強化を始めるなど、国家の一体感を...▶続きはこちら
2014-05-22 07:00

対米けん制の習近平構想は空振り

杉浦 正章  政治評論家
 テレビで見ていると、参加各国首脳らはまるで遣唐使が唐の玄宗(げんそう)皇帝に謁見しているようだった。上海で開かれた「アジア信頼醸成措置会議」(CICA)は、中国国家主席・習近平の“偉大さ”を国内的に印象づける“演出”がなされていた。中国で国家主席が基盤を整えるには2年かかるといわれるが、これをみる...▶続きはこちら
2014-05-19 05:52

自民党は池田大作を証人喚問せよ

杉浦 正章  政治評論家
 どうやら創価学会は半世紀前、言論出版妨害事件で会長・池田大作(現名誉会長)が陳謝し、政教分離を約束したことを忘れて、堂々と政治に介入し始めたようである。絶対平和主義を唱える学会婦人部の意向を反映してか、広報室が「集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきである...▶続きはこちら
2014-05-18 13:08

(連載2)安全保障をめぐる新聞論調

中村  仁  元全国氏記者
 韓国については「日本はまた軍事大国への道を歩む」とか「自衛隊が領内に踏み込んでくるのでは」といった議論が絶えない、と伝えています。竹島に前大統領が上陸し、政治的パーフォーマンスをやってみせたのは韓国でしたよね。朝日の「日本は過去の歴史に起因する周辺国の疑心を払拭を」は正しい指摘にせよ、自虐的とはこ...▶続きはこちら
2014-05-17 15:55

(連載1)安全保障をめぐる新聞論調

中村  仁  元全国紙記者
 日本の安全保障政策を転換するため、これまでの憲法解釈を変更し、集団的自衛権を限定的に行使できるようにすべきだとする報告書を、安全保障法制懇談会が安倍首相に提出しました。新聞メディアの反応は完全に真っ二つに割れ、どちらが正しいのか、読者は戸惑うばかりです。わたしが気になった論点をいくつか取り上げてみ...▶続きはこちら
2014-05-17 02:18

(連載3)軍事力がのさばる時代への備え

中村  仁  元全国紙記者
 ここでちょっと気になるメディアの表現に触れておきます。「中国は実効支配を強める構えだ。フィリピンのジョンソン南礁で土砂を搬入し、埋め立てをしている」とし、その写真が新聞に載っていました。ひどいことをしますね。これなどは「実効支配」ではなく、せめて「一方的占拠」と書くべきでしょう。やたらと「実効支配...▶続きはこちら
2014-05-16 10:06

(連載2)軍事力がのさばる時代への備え

中村  仁  元全国紙記者
 まず、軍事力から考えましょう。日本国際フォーラム評議員で、ロシア社会論が専門の袴田茂樹氏が5月1~2日付けの本欄「議論百出」への投稿「ロシアは孫子の兵法で見事に勝利」で鋭い指摘をしているのが目にとまりました。「クリミヤの併合、ウクライナ東部、南部の危機で、あまり論じられていないことがある。ウクライ...▶続きはこちら
2014-05-15 12:10

(連載1)軍事力がのさばる時代への備え

中村  仁  元全国紙記者
 ロシアがウクライナからクリミヤを奪い、次は中国がどう出てくるかと思っていましたら、尖閣諸島ではなく、南シナ海で海洋権益を拡充する動きに、やはり出てきました。油断のならない時代になってきましたね。ロシア、中国が世界のかく乱要因になっているだけではありません。アジアのタイでは、外国の侵略ではなく、自壊...▶続きはこちら
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