国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2015-08-05 09:29

(連載2)大詰めのTPP交渉への懸念

緒方林太郎  衆議院議員
 農林水産業ではコメ、乳製品等で既に多くの報道がなされていますが、それ以外でも現時点で私が気になる論点を挙げておきます。網羅的ではありません。自動車関税、というよりも、自動車の原産地規則。原産地規則というのはとても技術的なのですけど、これの作り方を間違えると仮にアメリカが自動車に対する関税をゼロにし...▶続きはこちら
2015-08-05 06:47

大誤報陳謝から1年、「朝日汚染」が止まらない

杉浦 正章  政治評論家
 従軍慰安婦の強制連行報道で朝日新聞が誤報を認めて陳謝してから8月5日で1年になる。慰安婦を「性奴隷」という忌まわしい言葉に直結させた大誤報は、世界的には沈静化しただろうか。日本政府はそれなりに国際広報をしているものの沈静化どころではなく、ぬかに釘だ。韓国の国際広報の方が国民性を反映して執拗で、一枚...▶続きはこちら
2015-08-04 16:56

(連載1)大詰めのTPP交渉への懸念

緒方林太郎  衆議院議員
 TPPの交渉が大詰めのようです。日米が何とか今回で妥結したいとかなり力を入れています。逆に総選挙が近いカナダはハーパー政権が劣勢という事もあり、競争力の低いケベック産の乳製品を守る供給管理制度を譲らないという姿勢を崩していません。あとは、乳製品で押し込みたいニュージーランドもかなり強い姿勢を示して...▶続きはこちら
2015-08-03 23:13

安保法案の必要性

倉西 雅子  政治学者
 安保関連法案の必要性とは、まず第一に、中国の軍事的な台頭と領土拡張主義への対応を挙げることができます。軍事的脅威となる国の出現に伴う国際情勢の劇的な変化は、周辺諸国の政策方針を変える要因となります。そしてもう一つ、21世紀に至って顕著となっているのは、国際秩序そのものの変化です。

 これまで...▶続きはこちら
2015-07-31 10:47

(連載5)安保法制の政治的意味合い

三浦 瑠麗  国際政治学者
 こと安全保障に関する限り、私は戦後日本的なるものに相当程度懐疑的です。そこには、リベラル勢力の欺瞞があり、保守勢力の憎しみと倍返しの感情があり、左右双方に視野狭窄があります。ごまかしに立脚した憲法解釈の微細加工という方法論にそもそも限界があるとも思っています。もちろん、外交や安全保障の世界には一定...▶続きはこちら
2015-07-30 10:46

(連載4)安保法制の政治的意味合い

三浦 瑠麗  国際政治学者
 安保法制を推進する保守的な政治勢力には、戦後長きにわたって日陰に追いやられてきたという感覚があります。戦後の日本社会は、自らの自画像を守るためにそこからの逸脱に対して厳しく対処してきました。戦前的なるものの排除の中で、世界規模では常識的と認識されている、現実的な安全保障政策までもが排除の対象とされ...▶続きはこちら
2015-07-30 07:01

国連に分担金削減で「性奴隷」発言撤回を迫れ

杉浦 正章  政治評論家
 あの忌まわしい「性奴隷」の文字が最近また新聞紙面にはびこり始めた。まず朝鮮半島での従軍慰安婦の別称として世界のマスコミに定着し、米地方自治体などへの韓国の宣伝が利いてきている。一方ISIL(イスラム国)は最近本当の「性奴隷狩り」に専念している。問題は、テロリスト集団の暴挙と、ありもしない日本軍への...▶続きはこちら
2015-07-29 10:49

(連載3)安保法制の政治的意味合い

三浦 瑠麗  国際政治学者
 さて、誤解を恐れずにいえば、安保法制が政治性を帯びているのは政策変更の重大性故ではありません。政治的対立が高まっているのは、それが、戦後日本の自画像をめぐる闘いだからです。集団的自衛権の行使は、それをどう呼ぶかは別にして朝鮮半島危機を想定した周辺事態法において、既に事実上認められています。

...▶続きはこちら
2015-07-28 10:33

(連載2)安保法制の政治的意味合い

三浦 瑠麗  国際政治学者
 与党公明党は、連立政権の中にあって何とか存在感を示そうと必死です。それは、主にパーセプションの世界の話ではあるけれど、平和の党としてのブランドを守るための難しい判断があったのだろうと推察します。公明党の判断に対して、支持組織の現場からあからさまな批判が表明されています。通常の公明党の感覚からすれば...▶続きはこちら
2015-07-27 14:26

(連載1)安保法制の政治的意味合い

三浦 瑠麗  国際政治学者
 安保法制をめぐる議論の政治性が高まっています。安倍政権の支持率が低下する中で、安保法制をきっかけとする政局論を展開する識者も出てきました。総裁選を控える自民党内での発言や、総理の祖父である岸信介元総理が安保改定と刺し違えて退陣したことも念頭においているようです。

 しかし、私はこのような見方...▶続きはこちら
2015-07-24 13:08

ギリシャ再建の鍵は“国おこし”

倉西 雅子  政治学者
 ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は、五分五分とも見方が広がっております。“行くも地獄、退くも地獄”とも称される現状にあって、ギリシャ国民の間では、不安も不満も高まっているようです。

 欧州市場(単一市場)を形成したEUでは、不況下にあっても、加盟国が採れる政策的手段は限られております。もはや保...▶続きはこちら
2015-07-24 10:53

(連載2)TPPとお米の法的論点

緒方林太郎  衆議院議員
 恐らく、今回のアメリカからの新規輸入分は国家貿易枠で処理することが非常に困難です。となると、民間貿易としての扱いで処理することを考えなくてはなりません。一定数量の低関税枠を設定した上で、マーケットメカニズムの中で需要が生じたら購入するし、需要が無ければ購入しない、これが一番スタンダードなやり方です...▶続きはこちら
2015-07-24 06:33

70年談話には「お詫び」は必要ない

杉浦 正章  政治評論家
 元首相・村山富市が7月23日国会前で「戦争法案反対」のシュプレヒコールをあげたが、このところ社会主義者の本性丸出しの発言が目立つ。年を取ると幼児化現象が起きるというが、まさかそうではあるまい。しかし首相たるものが安保法制の内容もろくろく読まずに「戦争法案反対」のレッテル貼りでもないと思う。このよう...▶続きはこちら
2015-07-23 16:45

(連載1)TPPとお米の法的論点

緒方林太郎  衆議院議員
 TPPでコメの議論が盛んになっております。今、どういう議論になっているかは分からないのですが、日本農業新聞等で得られる情報をベースに法的な論点を書いていきたいと思います。かなりテクニカルですけども、お付き合いください。なお、誤解の無いように予め言っておきますが、私はアメリカの主張を是としているわけ...▶続きはこちら
2015-07-21 17:18

ギリシャと朝鮮:二つの半島のシンクロナイズ

倉西 雅子  政治学者
 ギリシャの債務問題は、EUにおける金融の一元性と財政の多元性の間の整合性の問題でもあります。過去に前例がないと見なされがちですが、実は、戦前において、ギリシャ問題と一部重なるケースがないわけではないのです。

 その前例とは、戦前の日本国と韓国との関係です。1904年8月、日本国は韓国と第一次...▶続きはこちら
2015-07-18 02:34

(連載5)安保法制:パーセプション・ゲームの功罪

三浦 瑠麗  国際政治学者
 このように見ていくと、与野党は安全保障上の脅威に具体的に対応するというより、象徴性をめぐるパーセプション・ゲームを戦っています。このような国内政治的な駆け引きに対して冷めた見方をする向きもあるけれど、ある程度はしょうがないでしょう。政争は水際までという理想を持つことは重要だけれど、安全保障政策がと...▶続きはこちら
2015-07-17 07:23

(連載4)安保法制:パーセプション・ゲームの功罪

三浦 瑠麗  国際政治学者
 野党による対案提出の流れを理解するには、そもそも、今般の安保法制をめぐる政権側の政治的な意図についても理解する必要があります。政権としては、集団的自衛権の行使容認は、最近はあまり使われなくなった戦後レジームからの脱却の大きな柱ということになるでしょう。集団的自衛権について、権利は有するが、行使はで...▶続きはこちら
2015-07-17 06:33

参院の野党デマゴーグに3つの対抗策

杉浦 正章  政治評論家
 参院は「良識の府」だが「再考の府」とも呼ばれる。首相・安倍晋三はせっかく衆院を通った安保法案を「再考」するわけがないが、それでは野党が安保法案の追及方法を「再考」するかと言えばしない。47歳で必死におばさん風になるのを食い止めている蓮舫が「辻元清美おばん」に代わって金切り声を上げる。なぜ上げるかと...▶続きはこちら
2015-07-16 10:22

(連載3)安保法制:パーセプション・ゲームの功罪

三浦 瑠麗  国際政治学者
 維新の対案のもう一つの柱は、民主党と共同で提出した領域警備法です。これは、必ずしも安保法案への対案というわけでもないのだろうと思いますが、実務的に重要な問題意識を含んでいると思います。そもそも、グレーゾーン事態への対処は、公明党との与党協議の過程を通じて次第に焦点から外れていったと報道されています...▶続きはこちら
2015-07-15 10:40

(連載2)安保法制:パーセプション・ゲームの功罪

三浦 瑠麗  国際政治学者
 では、維新が対案提出を通じて具体的に提起しようとする論点は何なのでしょう。維新の対案では、「存立危機事態」に基づく集団的自衛権を認めず、日本周辺での日本防衛にあたる外国軍への攻撃は、日本への攻撃とみなして自衛権を行使するというたて付けとなっています。維新案は、一見すると外国軍への攻撃を日本への攻撃...▶続きはこちら
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