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2015-07-14 17:23
(連載1)安保法制:パーセプション・ゲームの功罪
三浦 瑠麗
国際政治学者
維新が国会に安保法制の対案を提出しました。政府提出の安保法制が、重要法案の審議時間の目安とされる80時間を越え、与党からは採決に向け機が熟してきているという発言が出始めていた中でのことです。本日は、維新の対案の意義と、安保論議の政治性について考えたいと思います。
今回の安保法制は、戦後日本...
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2015-07-14 06:48
歴史が証明するサイレント・マジョリティの存在
杉浦 正章
政治評論家
安保法制をめぐる論議で筆者の脳裏から離れないのは、果たして「サイレント・マジョリティ(声なき声)」は存在するかどうかだが、歴史に準拠して考えてみることにした。国論を分断した過去の3大安保論争は、明治維新、戦争直後の講和論争、1960年の安保改定論争であるが、いずれもサイレント・マジョリティが確かに...
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2015-07-13 15:48
世界遺産登録の教訓:相手国の策略を見抜く
倉西 雅子
政治学者
ユネスコの世界遺産制度とは、人類史的に価値のある遺産を保護し、未来の人類に継承してゆくためにこそ設けられている制度です。しかしながら、先日、ドイツのボンで開かれた世界遺産委員会での登録手続きで観られた光景は、この崇高な精神とは著しくかけ離れたものでした。日本国政府は、今年の委員会での「明治日本の産...
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2015-07-10 11:05
重要影響事態法の発動は集団的自衛権行使と見なされる
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
筆者が安保関連法案のうち、どういう事態に適用されるのかずっと疑問を戴いていたのが、重要影響事態法でした。今回、緒方先生の質問でおかげで、政府が南シナ海での米中武力衝突を想定していることが分かりました。中国による南シナ海での覇権拡張に米国が武力介入してくれるという事態は、ほぼ期待できないと筆者は考え...
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2015-07-10 10:32
(連載3)安保法制の本質的なところについて
緒方林太郎
衆議院議員
これまでの周辺事態においては、国会審議時に当時の野呂田大臣による六類型というものがあります。以下のようなものです。①我が国周辺の地域において武力紛争の発生が差し迫っている場合であって、我が国の平和と安全に重要な影響を与える場合、②我が国周辺の地域において武力紛争が発生している場合であって、我が国の...
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2015-07-09 10:39
(連載2)安保法制の本質的なところについて
緒方林太郎
衆議院議員
もう一つ、私が今回の法律を見ていて「あれっ」と思ったのは、現在の南シナ海において警戒監視活動をする米艦船に対する給油活動がメニューに入っていないのです。そういう要望はありそうだと思ったので変だなと思って、中谷大臣に質問しました。ニーズがないのかという質問に対しては、「今は無い」という微妙な答弁でし...
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2015-07-08 11:37
(連載1)安保法制の本質的なところについて
緒方林太郎
衆議院議員
先日、平和安全特別委員会で4度目の質疑に立ちました。冒頭、山谷海洋政策担当相に対して、歴史認識について聞きました。今回の安保法制は、これまでよりも海外に自衛隊派遣を行うことになり、場合によっては交戦時の現場、周辺にも出ていきます。そういう中、先の大戦に対してどういう認識を持っているのかというのはと...
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2015-07-08 06:09
「抜き打ち」の後は、安倍が「バカヤロウ解散」か?
杉浦 正章
政治評論家
永田町の政治部OBの飲み会で大笑いとなった解散話。「抜き打ち解散の後は、バカヤロウ解散がある」というのだ。その筋書きというのは安保法制の特別委員会で民主党幹事長・枝野幸男に詰め寄られた安倍が、つい普段から枝野に対して心から思っていることをつぶやいてしまったのだ。何と「バカヤロウ」とつぶやいたのだ。...
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2015-07-07 23:52
ギリシャとユーロ教育
池尾 愛子
早稲田大学教授
現下のギリシャ問題を解決するには時間がかかることは誰にも分かっている。時間をかけて解決の方策を見いだしてよいのなら、選択肢は増えるはずだ。
ユーロ圏では、マーストリヒト・クライテリオン(基準)は常識のはずだ。ひょっとして、この単一通貨ユーロへの転換基準(条件)を教えていない国があるという...
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2015-07-07 21:12
安保法案成立を願う
田中 信彦
学生
七夕の今日、安保法案反対デモに参加している人々は、短冊にどのような願いを込めているのだろうか。おおよそ、安保法案反対はもとより、戦争反対や世界平和といったところであろうか。そのようなことを考えていた今日この頃、安保法案に対するデモの声や野党の追及を聞いていて、一つ、気になる言葉があった。それは、「...
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2015-07-07 18:26
ギリシャは「衆愚政治」の歴史を繰り返す?
倉西 雅子
政治学者
一昨日までは、世論調査結果などから、ギリシャの国民投票では、国民が冷静さを取り戻し、緊縮容認派が多数を占めるとの予測が大半を占めておりました。緊縮容認派が勝利した場合、チプラス首相退陣も取り沙汰されておりましたので、本日は、古代アテネで行われた独裁者追放の国民投票制度である「陶片追放」に因んで記事...
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2015-07-05 22:11
1995年の東アジアシンポジウムを振り返る
池尾 愛子
早稲田大学教授
1995年8月31日と9月1日に東京にて国学院大学主催で開催した東アジア国際シンポジウムの英文会議録『20世紀東アジアの経済発展』(Economic Development in Twentieth-Century East Asia: The International Context, Rou...
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2015-07-03 11:49
(連載2)集団的自衛権が行使できても米艦防護が違法となる場合がある
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
なぜならこれを可能にするとして新設される自衛隊法第95条の2(米軍等の部隊の武器等の防護のための武器の使用)は、「自衛隊法第95条によるものと同様の極めて受動的かつ限定的な必要最小限の「武器の使用」を自衛隊が行うことができる」(昨年の集団的自衛権容認の閣議決定)ことを目的として作られているからです...
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2015-07-02 16:24
(連載1)集団的自衛権が行使できても米艦防護が違法となる場合がある
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
集団的自衛権を巡る議論の中で、これを容認しないと、不意に攻撃を受けた米艦を自衛艦が武力を行使して守ることができないので、それで良いのかという主張があります。これについては専門家でも誤解されている方が多いので、一言申し上げたいと存じます。
日本が既に個別的自衛権を発動し、米国がこれに呼応して...
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2015-07-01 12:23
グレクジットについて考える
池尾 愛子
早稲田大学教授
国際金融の分野では、独特の専門用語が使われることが多い。国際通貨基金(IMF)の緊急融資(concessional loan)の条件は、コンディショナリティ(conditionality)と呼ばれ、IMF融資にしか使われない。そのため、「コンディショナリティ」といえば、IMFが関係すること、国際通...
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2015-06-30 18:27
期待薄の日中“海上連絡メカニズム”―“戦争防止メカニズム”ではない
倉西 雅子
政治学者
2013年2月、東シナ海で起きた中国海軍艦艇が日本国の海上自衛隊の護衛艦に対して射撃管制レーダーを照射した事件は、日本国のみならず、国際社会にも衝撃をもたらしました。ロックオンの状態であったというのですから…。
ロックオンとは攻撃の前段階である標的の捕捉を意味しており、発射ボタンが押されれ...
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2015-06-30 10:57
(連載2)安保問題における国民に分かりやすい議論とは
芹沢 健
会社員
また、ジャイアンはいわゆる「ジャイアニズム」(お前のものは俺のもの、俺のものも俺のものとの考え)によって他の登場人物に迷惑をかけるが、その様相はまるで南シナ海での埋め立て、虎視眈々と尖閣を狙う中国の姿そのものではないか。
安全保障問題を議論するには、前述のAKBの例のように結論ありきで、そ...
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2015-06-29 15:00
(連載1)安保問題における国民に分かりやすい議論とは
芹沢 健
会社員
6月22日に放送された『報道ステーション』にて、コメンテーターとして出演していた憲法学者の木村草太首都大学東京准教授が、集団的自衛権をアイドルグループAKB48の恋愛禁止令に例えて、こう解説していた。
「いくら法律上は恋愛してよくても、恋愛禁止を掲げるグループにいる限りはそのルールを守ら...
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2015-06-25 14:21
日本の若者たちを誘う“お気軽反戦デモ”の罠
倉西 雅子
政治学者
一部メディアでは、安保法案の国会審議を機に、政治に無関心であった日本の若者たちが“反戦デモ”に参加するようになったと報じております。この反戦デモ、あまりに無責任でお気軽なのですが、得てして、こうした軽さにこそ罠が潜んでいるものです。
京都市内での学生デモの写真では、“SEALDS KANS...
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2015-06-25 06:26
過去二人しかいない「無投票再選」
杉浦 正章
政治評論家
9月の自民党総裁選では総裁・安倍晋三の無投票再選となりそうである。自民党総裁選の歴史をひもとけば、総裁や副総裁の「裁定」による「無投票新総裁選出」や、現職総裁の前任者の任期満了による「無投票再選」は結構ある。しかし、首相本人の“実力”で無投票再選に持ち込んだ例は、中曽根康弘と小泉純一郎しかない。いず...
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