国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2015-09-25 17:32

中国の軍事パレードは対米交渉目的か?

倉西 雅子  政治学者
 先日、国賓としてアメリカを訪問した中国の習近平主席は、25日にはオバマ大統領との米中首脳会談に臨む予定とのことです。南シナ海での埋め立てやサイバー・セキュリティー問題など、米中間には問題が山積しておりますが、何れも容易に妥協できない問題ばかりです。

 両国間の合意が困難な理由は、アメリカが安...▶続きはこちら
2015-09-24 18:04

ルールを守って国際化

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 強制退去手続き中のパキスタン人の方が、入国管理局で豚肉を食べさせられたということで問題になっています。強制退去になる事由が何であったかということはありますが、ムスリムの方との接点という事であれば100%アウトです。「好き嫌い言わず、食べろよ」といったレベルの話ではありません。我々が想像することが出...▶続きはこちら
2015-09-18 17:54

安保法案反対者は廃案から生じるリスクに応えない

倉西 雅子  政治学者
 先日、参議院特別委員会において、安保関連法案に関する公聴会が開催されました。民主党の推薦によりSEALDsの中心メンバーも招かれたため、図らずも反対デモの主旨説明の場ともなったのです。

 公聴会において、SEALDs代表は、安保関連法案の詳細については殆ど触れておらず、否、法案に対する漠然と...▶続きはこちら
2015-09-16 06:05

安保法案、今夜にも採決で緊迫の攻防

杉浦 正章  政治評論家
 安全保障関連法案をめぐる与野党の攻防は、9月16日夜から緊迫の段階に突入する。与党は同夜中に委員会採決に持ち込む方針であり、野党とのぎりぎりのせめぎ合いが展開される。こうした中で与党は、関連法案施行後の国会の関与を強める方向で「元気」など野党3党と一致した。3党は賛成票を投じることになり、野党は事...▶続きはこちら
2015-09-15 10:31

(連載2)外務委員会での条約審議について

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 後半はカザフスタン投資協定が掛かっていることから、同国について聞きました。ナザルバーエフ大統領はソ連崩壊後に大統領に着任して、24年間ずっと大統領です。類似のケースとして、タジキスタンのラフモン大統領、ウズベキスタンのカリモフ大統領、ベラルーシのルカシェンコ大統領辺りです。しかも、あの国には初代大...▶続きはこちら
2015-09-14 11:15

中国の緩い環境規制は隠れた”競争力”であった

倉西 雅子  政治学者
 中国の首都北京は、深刻なPM2.5問題を抱えており、紫禁城の上空に青空が広がる日はめったにはないそうです。これ以上、大気汚染問題を放置すれば、国民の不満が政権批判に向いかねないとの危機感からか、遂に、中国当局も、規制強化のための法改正を行ったと報じられております。

 WTO加盟以来、中国は急...▶続きはこちら
2015-09-14 10:57

(連載1)外務委員会での条約審議について

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 先日、外務委員会で質問に立ちました。条約審議でして、ウクライナ、カザフスタン、ウルグアイとの投資協定、カタールとの租税協定、ルクセンブルグとの社会保障協定が掛かっていました。多分、今国会外務委員会では最後の質疑になるんじゃないかなと思っています。林欧州局長は外務省入省時の直属の上司でして、ちょっと...▶続きはこちら
2015-09-11 11:03

(連載3)中国外洋艦隊の萌芽

牛島 薫 団体職員
 特にDF‐21を始めとした対艦ミサイルは中国本土(もしくは戦闘機、艦船など)から超高速で外洋展開中の米空母打撃群に有効な攻撃を加えることができるように将来的にはなるだろう。これらのミサイルは今のところ米軍にとってクリティカルな脅威ではないとされるが、ミサイル防衛は防御側に多大なリソースを要求するた...▶続きはこちら
2015-09-10 11:30

(連載2)中国外洋艦隊の萌芽

牛島 薫 団体職員
 故に、当然この2本の線を基準に中国は自国の制海権を拡大したいわけだが、長らく中国にとって第一列島線すら近いようで非常に遠いラインであった。なぜかを理解する上で大事なのは、中国大陸本土からの距離である。人民解放軍にとって、近ければ近いほど地上軍からの支援を手厚く得ることができる艦隊は戦いやすく、遠け...▶続きはこちら
2015-09-10 06:25

橋下徹は「10年雑巾がけ」をして首相を目指せ

杉浦 正章  政治評論家
 大阪の快男児・橋下徹が中央政界への進出に意欲を燃やし始めたかのようにみえる。9月8日のツイッターで「私人のときの出馬するかしないかや、政治家が引退した後の人生について、こんなこといちいち国民に約束する話ではないし、公約でもない」と述べたのだ。発言が飛躍しているから分かりにくいが、簡単に言えば公約の...▶続きはこちら
2015-09-09 22:15

(連載1)中国外洋艦隊の萌芽

牛島 薫 学生
 中国が海洋大国化を志向して外洋海軍の建設を目指してきたことは周知の事実だが、ついに本格的に海軍国としての実力を備え始めている。 
 
 9月3日の「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」を機に中国の軍事力に対する関心が高まっている。国内全国紙も一部を除いて概ね習近平の演説内容に反...▶続きはこちら
2015-09-09 16:31

中国は”証拠隠し”要求よりも自国の尖閣資料の公開を

倉西 雅子  政治学者
 日本国の外務省が、尖閣諸島が日本領であることを証明する資料をホームページで公開したところ、中国外務省は、これを挑発行為と見なして反発を強めております。

 中国外務省の華春瑩副報道局長は、日本国に対して「歴史を直視し、事実を尊重し、中国の領土主権を損なう一切の挑発的行動を停止するよう促す」と述...▶続きはこちら
2015-09-09 12:52

選民思想としての護憲派

山口 利朗  会社員
 「選民思想」という言葉があります。ある特定の集団や民族が、自分たちのことを、ある超越的な存在によって選ばれた特別な存在であると信じ、行動する立場を意味します。この立場に身を置くと、「自分たち」以外の存在は「選ばれなかった存在」となるわけですから、憐みや蔑みの対象にしかならず、対等な対話の相手とはな...▶続きはこちら
2015-09-04 06:27

習は威嚇の前に自分の頭のハエを追え

杉浦 正章  政治評論家
 バブルの崩壊途上で経済が「火の車」だというのに、「偉い偉い。強い強い」と褒めてあげたいような軍事パレードだった。パレードは経済的に追い詰められた中国国家主席・習近平が自らの存在感を誇示し、共産党政権の正統性を強調。口で「覇権は唱えない」と言いながら、ボディランゲージで臆面もなく覇権を唱えるものであ...▶続きはこちら
2015-09-03 12:55

国連の中立性を侵害する藩事務総長

倉西 雅子  政治学者
 本日、中国で開催が予定されている抗日戦勝70周年の記念行事に、国連の藩事務総長も出席するとの報道がありました。連合国の首脳さえ出席を控えている中だけに、驚きと共に懸念も広がっております。

 第二次世界大戦における連合国の戦後構想に基づくとはいうものの、国連は、今では旧枢軸国も参加する普遍的な...▶続きはこちら
2015-09-02 10:33

(連載3)安保法制の論点:国際平和共同対処事態

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 あと、(2)はちょっと対象が漠然としすぎていますね。「当該事態に関連して国際連合加盟国の取組を求める」とは何を意味しているのかがよく分かりません。前文で「a threat to international peace and security」と書いてあれば、何でも引っ掛けることが出来そうです。も...▶続きはこちら
2015-09-01 10:42

(連載2)安保法制の論点:国際平和共同対処事態

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 ここまで前提を述べた上で、法律に基づいて、どんな決議が入るのかということを見ていきたいと思います。基本的に赤嶺政賢議員の質疑で明らかになったものです。まず、次のいずれかの国際連合の総会又は安全保障理事会の決議が存在することが必要です。(1)国際社会の平和及び安全を脅かす事態に対処するための活動を行...▶続きはこちら
2015-09-01 06:04

潘基文「反日」の狙いは次期韓国大統領選だ

杉浦 正章  政治評論家
 特派員として取材した経験から国連を長年ウオッチしてきたが、当たり障りのない小国から選出される国連事務総長は、50年代に事務総長を務めたハマーショルドを除いて、おおむね無能なお飾りであった。ハマーショルドはスエズ戦争などで決定的な役割を果たし、しばしば危険な使命を担うことで、国連の役割を高めようとし...▶続きはこちら
2015-08-31 12:39

(連載1)安保法制の論点:国際平和共同対処事態

緒方林太郎  衆議院議員(民主党)
 国際平和共同対処事態、これは重要影響事態が「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」であるのとの対比でして、「国際社会の平和及び安全に重要な影響を与える事態」です。その時に米軍等の後方支援が出来るようになるようにするものです。いわゆる恒久法と言われるものです。

 この法律は、我が国の防...▶続きはこちら
2015-08-29 18:46

カレルギーと欧州統合

池尾 愛子  早稲田大学教授
 最近、リヒャルト・クーデンホーフ-カレルギー(1894‐1972)に関わる新聞記事を目にした。私も彼について調べた事があるので少し書き留めておきたい。彼の父が駐日オーストリア-ハンガリー公国代理公使で、そしておそらく母が日本人であることから日本ではしばしば言及され、彼に言及する人が政治家・政治学者...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 101
  • 102
  • 103
  • 104
  • 105
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:4897本
グローバル・フォーラム