国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2015-06-10 06:40

安倍、中露分断と北方領土前進を狙う

杉浦 正章  政治評論家
  仏ランブイエ城で開かれた1975年の第1回先進国首脳会議で三木武夫に同行取材して以来、サミットと日本外交を注視してきたが、今回の独エルマウ・サミットほど日本の首相がイニシアチブをとった例を知らない。地球儀を俯瞰する安倍外交の成果でもあろう。逆に、普段は会議をリードするオバマの影が薄れた。早くもレ...▶続きはこちら
2015-06-09 16:43

(連載1)「違憲」の憲法学者と再度、安保論争を

中村  仁  元全国紙記者
 ただでさえ理解しにくい安保法制論議が、さらにわけが分らなくなりました。衆院憲法審査会で憲法学者3人がそろって、安倍政権のやろうしていることは「憲法違反」だと言いました。その中に与党が推薦した学者が含まれ、「そんなはずではなかった」と、与党はあわてふためています。G7サミット(首脳会議)直前に基本中...▶続きはこちら
2015-06-09 12:33

(連載1)安保法制違憲論は太平楽

芹沢  健  会社員
 英国の作家イアン・フレミングの人気スパイ小説を映画化したいわゆる『007』シリーズでは、第1作目『ドクター・ノオ』(1962年)に始まり、直近の第23作目『スカイフォール』(2012年)まで、約半世紀にわたり、実に23もの作品が公開されている。1960年代に一時期興隆をみせたスパイ映画ジャンルはそ...▶続きはこちら
2015-06-08 10:50

シップ・リサイクル条約と安保法制

緒方林太郎  衆議院議員
 先月、外務委員会で質問しました。条約審議ではありませんでしたので、この機会に課題として抱えていた話を外相等に質問しました。自画自賛なのでしょうが、とても有意義だったと思います。冒頭5分くらい、外務省が国会対応が悪いということを指摘しています。外務省の中に居て、その後政治の世界に入ってきた者として、...▶続きはこちら
2015-06-04 06:53

三大「反安倍爺さん」が踏ん張り過ぎ

杉浦 正章  政治評論家
 かつて尊敬していた卒寿の後藤田正晴を「反戦で張りのある声生身魂(いきみたま)」と俳句に詠んだ。朝日俳壇に投稿すると、金子兜太が1席をくれた。生身魂は敬うべき年長者を意味し、旧盆には故人の霊ばかりではなく、生身魂にも食物を供えてもてなした。後藤田の「反戦」は実体験に基づいた反戦であり、そこいらの全学...▶続きはこちら
2015-06-03 10:31

(連載2)南シナ海―無力感にとらわれるな

津守  滋  東洋英和女学院大学名誉教授
 中国がかたくなな態度を変えることが先決条件であるが、さてどうすればよいか。話し合いをするといっても、その間にも埋め立てを続行すると話し合いにならない。中国が埋め立て行為をストップしない場合、それを強制させるのに武力行使が必要になるとの主張が大声になると、中国がこのチキンレースより降りる場合にしか、...▶続きはこちら
2015-06-02 11:02

(連載1)南シナ海―無力感にとらわれるな

津守  滋  東洋英和女学院大学名誉教授
 このところ南シナ海をめぐり、緊張が著しく高まっている。言うまでもなく原因は、中国の傍若無人の埋め立てである。5月末にシンガポールで開かれた「シャングリラ・ダイアローグ」で、中国の副総参謀長は、岩礁埋め立てについて「中国の主権内の問題」とし、その目的を「軍事防衛の必要を満たすため」と公言した。抗議・...▶続きはこちら
2015-06-02 10:32

(連載2)知財TPP交渉の落とし穴

芹沢  健  会社員
 次に著作権について。ここでも特許と同様「先進国VS途上国」という構図がみられる。すなわち、日米のようなコンテンツ大国は著作権の強化を主張するが、他方、アジアの途上国は海賊版DVDの氾濫からもわかるように著作権保護の意識はおおむね低い。この分野におけるTPP交渉で、米国は「著作権保護期間の大幅延長」...▶続きはこちら
2015-06-01 13:36

(連載1)知財TPP交渉の落とし穴

芹沢  健  会社員
 4月29日、安倍首相が米国の上下両院合同会議にて演説を行ったが、その際「TPPによる日米関係強化」について言及したことは注目に値する。たしかにTPPへの日本の参加やそれを通じた日米関係の強化は重要である。しかしながら、個別分野に目を向ければ、話しはそう簡単ではない。

 現在、21の分野で個...▶続きはこちら
2015-05-31 21:24

自由な研究交流に向けて

池尾 愛子  早稲田大学教授
 中国の情報が欲しい。そんな声が最近出席したセミナーでアメリカ人スピーカーから聞かれた。「ヨーロッパの人たちも中国の情報を必要としている」と間接的に聞いている。日中関係はといえば、昨年秋あたりから改善してきていることは周知の事実であるが、「まだ改善途上なのか」という感想を持つことも事実である。関係改...▶続きはこちら
2015-05-29 23:04

なぜあえて「進歩主義」か

浅野 慎司  団体役員
 先日、私はこの欄に「『真の進歩主義』の復権を求めて」と題する一文を寄せましたが、それを見た私の知人が次のようなコメントをくれました。「21世紀に『進歩主義』という言葉を復権させたい、という趣旨はわからなくもない。たしかに世界は着々と前に進んでいるし、日本がその先頭に立つことも重要だ。しかし、やはり...▶続きはこちら
2015-05-29 07:12

南沙の緊迫を尻目に“空想的安保論争”の時か

杉浦 正章  政治評論家
 一国平和主義の神学論争を仕掛けている野党に、紳士的である筆者ですら「本当に早くしろよ」とヤジりたい。口から生まれたような民主党の辻元清美が「機雷掃海を実施すれば、日本はテロに巻き込まれる」などという浅薄な“空想的安保論争”を繰り返している内に、中国は南沙諸島をどんどん埋め立てている。もう滑走路が完...▶続きはこちら
2015-05-27 10:54

(連載2)上海株はバブル同然

田村 秀男  ジャーナリスト
 中国の場合、利下げのプロセスで、人民元の対ドル・レートを小刻みに切り上げる操作を3月下旬から続けている。人民銀行が自身の設定するレートで外貨を全面的に買い上げる「管理変動相場制」をとっているからこそ可能な操作なのだが、元高は中国企業の国際競争力を削ぎ、景気を冷やす。北京は一方で暖め、他方で冷水をか...▶続きはこちら
2015-05-27 10:51

(連載2)イスラム主義と復古主義

緒方林太郎  衆議院議員
 そこで想像される「イスラム」の姿は、各人が置かれた状況に影響を受け、かつ想像の範疇でのみ再現されるということなので、本当にそれが預言者ムハンマドの時代を的確に再現しているかどうかというと怪しいと私は思います。そもそもムハンマドの時代は、様々な社会ルールもなく、正にトマス・ホッブズが人間の自然状態を...▶続きはこちら
2015-05-26 21:35

「真の進歩主義」の復権を求めて

浅野 慎司  団体役員
 冷戦期、わが国の論壇はイデオロギー論争で盛り上がっておりました。冷戦が、自由主義・市場経済を奉じる米国と、共産主義・計画経済を奉じるソ連との間で戦われたのとパラレルなかたちで、論壇では、米国寄りの「保守派(あるいは保守主義)」とソ連寄りの「進歩派(あるいは進歩主義)」に分かれて激しい言論バトルが繰...▶続きはこちら
2015-05-26 17:48

(連載1)上海株はバブル同然

田村 秀男  ジャーナリスト
 上海株価は昨年秋から急激な勢いで上昇を続けているが、バブルも同然で危なっかしい。世界の株式市場は日経平均を含め、堅調な米国景気の回復と米国株に牽引されているのだが、「上海株」が最大の不安要因だ。

 中国の政策金利と上海株価の動向で、金利を下げるたびに上海株価は上昇気流に乗っている。5月初旬に...▶続きはこちら
2015-05-26 13:11

(連載1)イスラム主義と復古主義

緒方林太郎  衆議院議員
 最近、アフリカ、イスラム、そして最近の日本について改めて考えてみたのですが、最終的に行き着いた非常に簡単な原理が「追憶は純化される」でした。少し説明していきたいと思います。

 アメリカで1992年前後に「Arrested Development」というグループが大ヒットを飛ばしました。グラミ...▶続きはこちら
2015-05-26 06:41

朴槿恵は世界一寂しい女性か

杉浦 正章  政治評論家
 文学的表現をすれば、世界一寂しい女が無聊を託っているというところであろうか。オバマは集団的自衛権の安倍と肝胆相照らす。頼みの綱の習近平もだんだん離れて、日本に近づいてゆく。国民は日本旅行が大好き。韓国大統領・朴槿恵が周りを見渡せば、反日をけしかけて、自己保全を図る輩(やから)ばかり目立つ。ついつい...▶続きはこちら
2015-05-22 11:36

集団的自衛権の議論の「隠れた主役」

緒方林太郎  衆議院議員
 集団的自衛権の議論で隔靴掻痒の感があるのは、邦人救出の米艦防護とホルムズの機雷掃海の2例しか挙がってきていないからです。このテーマには「隠れた主役」がいます。それが台湾有事、朝鮮半島有事です。ただ、いずれもそれを想定した議論を提起してしまうと、その議論自体が国際問題になるということだと思います。ま...▶続きはこちら
2015-05-20 11:32

(連載2)橋下代表の政界引退は無責任

中村  仁  元全国紙記者
 ですから「政界のトップを狙えないなら、もう政界に用はない。さよなら」と、なったのですかね。「まれに見る異能の持ち主」、「大阪でこそ生まれた風雲児」、「民放テレビのバラエティー番組が生んだ新人類型政治家」など、様々な評があります。反面、「ヒットラー型の危険人物」、「強引、乱暴、暴走、無神経」という悪...▶続きはこちら
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