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2015-06-02 10:32
(連載2)知財TPP交渉の落とし穴
芹沢 健
会社員
次に著作権について。ここでも特許と同様「先進国VS途上国」という構図がみられる。すなわち、日米のようなコンテンツ大国は著作権の強化を主張するが、他方、アジアの途上国は海賊版DVDの氾濫からもわかるように著作権保護の意識はおおむね低い。この分野におけるTPP交渉で、米国は「著作権保護期間の大幅延長」...
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2015-06-01 13:36
(連載1)知財TPP交渉の落とし穴
芹沢 健
会社員
4月29日、安倍首相が米国の上下両院合同会議にて演説を行ったが、その際「TPPによる日米関係強化」について言及したことは注目に値する。たしかにTPPへの日本の参加やそれを通じた日米関係の強化は重要である。しかしながら、個別分野に目を向ければ、話しはそう簡単ではない。
現在、21の分野で個...
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2015-05-31 21:24
自由な研究交流に向けて
池尾 愛子
早稲田大学教授
中国の情報が欲しい。そんな声が最近出席したセミナーでアメリカ人スピーカーから聞かれた。「ヨーロッパの人たちも中国の情報を必要としている」と間接的に聞いている。日中関係はといえば、昨年秋あたりから改善してきていることは周知の事実であるが、「まだ改善途上なのか」という感想を持つことも事実である。関係改...
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2015-05-29 23:04
なぜあえて「進歩主義」か
浅野 慎司
団体役員
先日、私はこの欄に「『真の進歩主義』の復権を求めて」と題する一文を寄せましたが、それを見た私の知人が次のようなコメントをくれました。「21世紀に『進歩主義』という言葉を復権させたい、という趣旨はわからなくもない。たしかに世界は着々と前に進んでいるし、日本がその先頭に立つことも重要だ。しかし、やはり...
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2015-05-29 07:12
南沙の緊迫を尻目に“空想的安保論争”の時か
杉浦 正章
政治評論家
一国平和主義の神学論争を仕掛けている野党に、紳士的である筆者ですら「本当に早くしろよ」とヤジりたい。口から生まれたような民主党の辻元清美が「機雷掃海を実施すれば、日本はテロに巻き込まれる」などという浅薄な“空想的安保論争”を繰り返している内に、中国は南沙諸島をどんどん埋め立てている。もう滑走路が完...
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2015-05-27 10:54
(連載2)上海株はバブル同然
田村 秀男
ジャーナリスト
中国の場合、利下げのプロセスで、人民元の対ドル・レートを小刻みに切り上げる操作を3月下旬から続けている。人民銀行が自身の設定するレートで外貨を全面的に買い上げる「管理変動相場制」をとっているからこそ可能な操作なのだが、元高は中国企業の国際競争力を削ぎ、景気を冷やす。北京は一方で暖め、他方で冷水をか...
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2015-05-27 10:51
(連載2)イスラム主義と復古主義
緒方林太郎
衆議院議員
そこで想像される「イスラム」の姿は、各人が置かれた状況に影響を受け、かつ想像の範疇でのみ再現されるということなので、本当にそれが預言者ムハンマドの時代を的確に再現しているかどうかというと怪しいと私は思います。そもそもムハンマドの時代は、様々な社会ルールもなく、正にトマス・ホッブズが人間の自然状態を...
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2015-05-26 21:35
「真の進歩主義」の復権を求めて
浅野 慎司
団体役員
冷戦期、わが国の論壇はイデオロギー論争で盛り上がっておりました。冷戦が、自由主義・市場経済を奉じる米国と、共産主義・計画経済を奉じるソ連との間で戦われたのとパラレルなかたちで、論壇では、米国寄りの「保守派(あるいは保守主義)」とソ連寄りの「進歩派(あるいは進歩主義)」に分かれて激しい言論バトルが繰...
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2015-05-26 17:48
(連載1)上海株はバブル同然
田村 秀男
ジャーナリスト
上海株価は昨年秋から急激な勢いで上昇を続けているが、バブルも同然で危なっかしい。世界の株式市場は日経平均を含め、堅調な米国景気の回復と米国株に牽引されているのだが、「上海株」が最大の不安要因だ。
中国の政策金利と上海株価の動向で、金利を下げるたびに上海株価は上昇気流に乗っている。5月初旬に...
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2015-05-26 13:11
(連載1)イスラム主義と復古主義
緒方林太郎
衆議院議員
最近、アフリカ、イスラム、そして最近の日本について改めて考えてみたのですが、最終的に行き着いた非常に簡単な原理が「追憶は純化される」でした。少し説明していきたいと思います。
アメリカで1992年前後に「Arrested Development」というグループが大ヒットを飛ばしました。グラミ...
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2015-05-26 06:41
朴槿恵は世界一寂しい女性か
杉浦 正章
政治評論家
文学的表現をすれば、世界一寂しい女が無聊を託っているというところであろうか。オバマは集団的自衛権の安倍と肝胆相照らす。頼みの綱の習近平もだんだん離れて、日本に近づいてゆく。国民は日本旅行が大好き。韓国大統領・朴槿恵が周りを見渡せば、反日をけしかけて、自己保全を図る輩(やから)ばかり目立つ。ついつい...
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2015-05-22 11:36
集団的自衛権の議論の「隠れた主役」
緒方林太郎
衆議院議員
集団的自衛権の議論で隔靴掻痒の感があるのは、邦人救出の米艦防護とホルムズの機雷掃海の2例しか挙がってきていないからです。このテーマには「隠れた主役」がいます。それが台湾有事、朝鮮半島有事です。ただ、いずれもそれを想定した議論を提起してしまうと、その議論自体が国際問題になるということだと思います。ま...
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2015-05-20 11:32
(連載2)橋下代表の政界引退は無責任
中村 仁
元全国紙記者
ですから「政界のトップを狙えないなら、もう政界に用はない。さよなら」と、なったのですかね。「まれに見る異能の持ち主」、「大阪でこそ生まれた風雲児」、「民放テレビのバラエティー番組が生んだ新人類型政治家」など、様々な評があります。反面、「ヒットラー型の危険人物」、「強引、乱暴、暴走、無神経」という悪...
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2015-05-20 06:19
「松野維新」分裂含みでスタート
杉浦 正章
政治評論家
いやはや、江田憲司が「代表を辞める」と言い出したら、慰留もせずに、すぐ後任選びの手続きに入ってしまうのは、祖父・松野鶴平並みかと思ったものだ。江田に近い議員は「一度は慰留するかと思った」とぼやいている。鶴平は権謀術数に長けていたから「ズル平」といわれたものだ。「党首討論が5月20日に控えているから...
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2015-05-19 12:28
(連載1)橋下代表の政界引退は無責任
中村 仁
元全国紙記者
大阪を都に改革する構想が住民投票で否決され、主役の橋下代表は政界からの引退を表明しました。引退というほど、政界にいた期間は長くないので、政界から離脱という表現が適切と思います。あるいは政治にはもう興味がないという選択をしたということでしょうか。
橋下氏本人のいわば個人政党でしたから、維新...
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2015-05-14 06:28
橋下との協力体制への思い入れが強い官邸
杉浦 正章
政治評論家
女性というものはつくづく現実的な物の見方をするものだと思う。5月17日の大阪都構想をめぐる住民投票でも、自民党筋によると「区役所が遠くなる」という反対論が1番効いているそうだ。確かに市内の24行政区が5特別区に再編されるのだから「遠くなる」わけだ。産経の調査では、男性が賛否拮抗しているのに対して、...
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2015-05-13 11:39
(連載3)アフリカへの思い
緒方林太郎
衆議院議員
ただですね、簡単に「2期10年で交替」してくれない大統領もいます。10年くらいになってくると、どうしても一族を中心とする利権の構造が出来上がっていきます。これが難しいのです。セネガルでワッド前大統領の息子のカリム・ワッドの不正蓄財が現在大問題になっていることが典型的な例です。
あえて一つ提...
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2015-05-12 10:57
(連載2)「いずも」の実像
牛島 薫
大学生
その点、ヘリコプターしか運用できず制空権を確保できない「いずも」は「ミニッツ」等とは異なる性格を持った艦艇であることが分かる。政府が「いずも」について「『攻撃型』空母ではない」と表現する理由はそこにある。空母かどうかと聞かれれば答えかねるが、真珠湾攻撃を行った「赤城」や北爆を繰り返した「コーラル・...
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2015-05-12 10:42
(連載2)アフリカへの思い
緒方林太郎
衆議院議員
そして、今のヤイ大統領となり、同じく手堅くそろそろ2期10年。冷戦崩壊後、ここまで25年、クーデター無しです。西アフリカでこの25年、長期独裁とならず、選挙がきちんと行われ、その結果としてクーデターが無かったのはセネガル、ガーナ、ベナンくらいです(東や南に行けば他にもタンザニア等がありますが、私が...
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2015-05-11 19:41
(連載1)「いずも」の実像
牛島 薫
団体職員
4月11日(土)、3月下旬に就役したヘリコプター搭載護衛艦「いずも」の特別公開が横須賀基地で行われた。約9,000人の見学枠に対して4万人分もの申し込み葉書が届いたほどの人気ぶりだった。このいずもは22「DD」H、すなわち「駆逐艦」を称する護衛艦である。ところが、某有力紙から「空母だ」と指摘され、...
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