国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2016-03-04 21:52

ソロス氏におびえ、内に向かって吠える北京

田村 秀男  ジャーナリスト
 北京による著名為替投機家、ジョージ・ソロス氏への非難が止まらない。発端はこうだ。1月21日、スイスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席したソロス氏がテレビでのインタビューで「中国のハードランディングは不可避だ。実際に目にしていることだ」と言い、人民元や香港ドルの暴落を見越した空売りを...▶続きはこちら
2016-03-04 21:50

中国による合成麻薬原料輸出問題

倉西 雅子  政治学者
 メキシコでは、政府と巨大犯罪組織化した麻薬密売グループとの間で麻薬戦争が闘われており、多くの一般市民も犠牲になっております。信じ難いことですが、その背景には、中国ルートの合成麻薬原料の供給があるというのです。

 麻薬密売組織が一大勢力に肥大化した原因は、合成麻薬が大量に製造され、闇のルート...▶続きはこちら
2016-03-03 19:11

世界の軍事力について

真田 幸光  大学教員
 世界に於いて権威のある「英国際戦略研究所」は、世界171か国・地域の軍事力を分析した「ミリタリー・バランス2016年版」を発表しました。今回はその内容を引用させて戴きます。これによると、「中国本土やロシアによる高度な軍事技術の開発、配備によって、軍事技術による西側の優位が徐々に失われ、世界の軍事バ...▶続きはこちら
2016-03-01 10:28

(連載2)アメリカ大統領選挙は「刺激」がキーワード

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 日本でも小泉旋風がありました。国民の多くは小泉首相の郵政民営化を支持したのではありません。刺客を立ててまで郵政民営化に反対する人を蹴落とし、話題を作った手法とともに、大きなメディアカバーで一気に支持を増やしたのです。小泉首相を批判する記事も多かったのも確かです。しかしこれさえ浮動票にはプラスに働き...▶続きはこちら
2016-02-29 14:21

(連載1)アメリカ大統領選挙は「刺激」がキーワード

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 アメリカ大統領選は意外な展開をしています。共和党は問題発言を連発するトランプ氏が第3戦となるサウスカロライナ州でも勝利。連勝で2勝1敗としています。こうしたイレギュラーな候補者は選挙前までは支持率が高くても、予備選が始まれば、本命に近い2~3名の候補者に絞られてくるものです。と思っていたら、トラン...▶続きはこちら
2016-02-26 16:08

アメリカンドリームと“1%問題”

倉西 雅子  政治学者
 今年のアメリカ大統領選挙は殊の外波乱含みであり、共和党のトランプ氏優勢のみならず、民主党でも、本命とされたクリントン候補が、早、失速を見せています。ニューハンプシャー州の予備選挙では、バーニー・サンダース氏に大差を付けられて敗北しました。

 若年層からの支持を得て1位となったサンダース氏は、...▶続きはこちら
2016-02-25 17:21

欧州財政危機について

真田 幸光  大学教員
 様々な世界的混沌が深まる中、相対的に見ると、国際金融社会のギリシャ問題を発端とする欧州財政危機に対しての関心は、最近は薄まっていると思われます。しかし、このギリシャ問題を背景とした、欧州財政危機のリスクは未だに潜在的に存在しており、これが、「統一通貨・ユーロ」に対する不信感を生み、更に、欧州経済そ...▶続きはこちら
2016-02-25 10:53

(連載2)北欧も苦悩する移民・難民問題

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 歴史的に振り返れば、1960年代~70年代はヨーロッパ以外からの難民・移民は少なかったのです。難民は「民主主義」を母国で実践する代償としてやってきた人で、珍しく、ちょっとかっこいいという感じがあったといいます。北欧の若者にはアフリカからやってきた黒人などは「ブラック イズ ビューティフル」の感覚だ...▶続きはこちら
2016-02-24 14:39

(連載1)北欧も苦悩する移民・難民問題

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドなどは福祉と人権の国。環境や女性の社会進出にも積極的で、いわば世界の優等生です。幸福度指数などでも北欧諸国はたいてい上位にランクイン。日本では夢物語のような政策が実現しています。私は、スウェーデンに6年間住んだことがあります。そして日本に帰ってから...▶続きはこちら
2016-02-22 14:26

北朝鮮体制崩壊で難民は大量発生するのか?

倉西 雅子  政治学者
 北朝鮮が核・ミサイル開発によって国際社会の平和と安全を脅かしている現状は、誰もが否定し得ない事実です。にも拘らず、国連常任理事国でありながら、中国やロシアといった国境を接する諸国は、大量の難民流入を怖れてか、北朝鮮に対する制裁強化には二の足を踏んでおります。

 制裁強化に消極的である理由には...▶続きはこちら
2016-02-19 10:44

防衛生産・技術行政に変化あり

佐藤 正久  参議院議員(自由民主党)
 近年、日本の防衛生産・技術行政は新たな動きを見せている。武器輸出三原則の見直し、防衛生産・技術基盤戦略の策定、そして、昨年10月の防衛装備庁の発足はその典型だ。特に「技術的優位」の確保や「取得改革」の推進、「国際装備協力」の推進や「防衛生産・技術基盤」の強化を方針に掲げる装備庁の発足は装備行政にお...▶続きはこちら
2016-02-18 16:40

“万国の労働者よ、中国共産党のために働け”になる?

倉西 雅子  政治学者
 政府発表を信じるとすれば、かろうじて6%台の経済成長率を維持したとはいえ、減速感が漂う中国経済。上海証券市場の株価も不安定な動きを見せている昨今、習近平主席は、危機脱出の道を海外企業の大型買収に見出そうとしているようです。しかしながら、果たして、中国企業を、“普通の企業”と見なしてもよいのでしょう...▶続きはこちら
2016-02-17 10:50

(連載2)北東アジア情勢について

真田 幸光  大学教員
 しかし、如何でしょうか? 台湾経済の対中依存度は、例えば、対中輸出比率が約25%、これは台湾のGDPの15%を超えており、中国本土経済の減速が続く中、今後、更にその成長が鈍化すれば主要産業において利益率の低下にさらされ、鴻海精密工業なども大きくダメージを受けることとなりましよう。

 特に台湾...▶続きはこちら
2016-02-16 16:15

(連載1)北東アジア情勢について

真田 幸光  大学教員
 私は、世界の中で、「言った者勝ち、やった者勝ち的言動」を繰り返す中国本土政府に対する不信感を持っている者の一人であります。中国人の多くの私の友人たちは、一人一人立派であると感じますが、何故、国家となると、こうも去勢を張り、事実上の、「覇権主義的言動」を繰り返すのか、隣国の庶民として心配もしています...▶続きはこちら
2016-02-15 15:42

対米外交こそ強化を

倉西 雅子  政治学者
 日米同盟が締結されて以来、アメリカは、日本国にとりまして、厚い信頼を寄せる友好国であり、日米関係は盤石であると信じられてきました。同盟強化を目指して、自衛隊と米軍との協力関係も深化してきたのです。しかしながら、先日、偶然に明るみに出た尖閣諸島国有化の経緯からしますと、日本国政府が、最も手薄な状態と...▶続きはこちら
2016-02-12 11:19

日本のEEZを守るために

佐藤 正久  参議院議員(自由民主党)
 1990年代、日中両国は、国連海洋法条約を批准し、東シナ海上にEEZを設定。これを受け、日中は漁業協定を締結し、操業規制や取締りのあり方を規定した。しかし、ここにはいくつかの大きな問題がある。その典型が、取締りのあり方。実は、北緯27度以南に位置する尖閣諸島周辺海域のEEZ内は、漁業に関する取締り...▶続きはこちら
2016-02-10 14:15

国際社会は中国に対して国際法順守要求を

倉西 雅子  政治学者
 アメリカ海軍は、南シナ海のパラセル諸島でも「航海の自由作戦」を展開し、中国の一方的領有権主張を牽制しました。“トリトン島をめぐる過度な権利主張は、国際法と相いれない”として。

 トリトン島については、ベトナムと台湾も領有権を主張しており、国際法上において中国の領有権は認められておりません。こ...▶続きはこちら
2016-02-10 00:17

進歩主義者(プログレシブ)と市場の失敗

池尾 愛子  早稲田大学教授
 市場が経済活動の相互調整の機能を見事に果たしてくれ、政府は経済過程に介入しない方がよい、つまり自由放任でよいのならば、経済学は大学での教育科目にも研究対象にもならなかったであろう。2015年末に出版された『市場の失敗と経済学』(Market Failures in Context, edited ...▶続きはこちら
2016-02-09 10:54

(連載2)ドイツが抱える三重苦:メルケル首相に向かい風

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 フォルクスワーゲンの排ガス規制逃れはドイツの産業界や政界を揺るがしています。まだ決定的な打撃にはなっていませんが、今年は大幅な売上の減少とリコールにかかる費用の負担、賠償金などがかかると予想されます。フォルクスワーゲンはドイツ最大の自動車メーカーです。ドイツの屋台骨を支えてきた優良企業です。雇用も...▶続きはこちら
2016-02-08 11:11

(連載1)ドイツが抱える三重苦:メルケル首相に向かい風

児玉 克哉  社会貢献推進機構理事長
 ドイツはヨーロッパの優等生。経済においても外交においてもヨーロッパのリーダーとして活躍してきました。その中心にいるのがメルケル首相です。2015年秋にフォーブス誌が発表した「世界で最も影響力のある人物ランキング」でロシアのプーチン大統領に次いで2位にランクされています。つまり、世界で最も影響力のあ...▶続きはこちら
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