国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2008-05-12 08:34

誤算に次ぐ誤算、末期的症状の自民党

杉浦正章  政治評論家
 自民党に末期的意識の混濁があるように気がしてならない。後期高齢者医療制度問題で首相以下方向性を把握できず、国民の神経を逆なでする発言を繰り返す。発言が全部裏目に出て、自民党支持基盤が結党以来の地殻変動を起こしているのに気づかない。誤算に次ぐ誤算、“落城”というのはこういうものかも知れない。普段は気...▶続きはこちら
2008-05-09 14:15

日中首脳会談はミャンマーのサイクロン被災支援を取り上げよ

福嶋 輝彦  桜美林大学教授
 5月7日福田康夫首相と胡錦濤首席との間で、日中首脳会談が行われた。本サイトでも指摘されているように、「戦略的互恵関係」が再確認された点を評価する向きもあるが、一方ではほとんど見るべき成果はなかったという厳しい見方も出てきている。そこで、せっかくの首脳会談、対中外交で何か日本がポイントを稼ぐ余地はな...▶続きはこちら
2008-05-09 11:10

ぎこちない日中関係の構造要因

伊奈久喜  新聞記者
 胡錦濤主席の訪日による日中首脳会談は、驚きのない結果に終わった。立場によって様々な論評が可能だろう。ガス田、毒ギョウザなど当面の懸案に注目すれば、大きな進展は無かった。一方、いわゆる第四の文書が、中長期の日中関係を考えた時には意味を持ってくる、と肯定的に評価する立場もある。日中首脳会談の歴史を見る...▶続きはこちら
2008-05-08 23:05

日中の「戦略的互恵関係」の再確認に思う

小笠原高雪  山梨学院大学教授
 中国の胡錦濤国家主席が来日し、福田首相と首脳会談を行なった。詳細な分析は今後に譲るとして、とりあえずの評価としては、双方が互いの関係を過大評価も過小評価もせず、「戦略的互恵関係」の枠組のなかで諸々の懸案に地道に取り組む姿勢を再確認した、ということができるように思われる。チベット問題が顕在化した直後...▶続きはこちら
2008-05-08 22:20

「安心」「安全」「安価」「安定」の農業を

岩國哲人  衆議院議員
 農家は農政に「不信」、後継者は「不足」、外国は日本の開放姿勢に「不満」、そして消費者は外国の食物の質など諸々の「不安」を持っている。農業を取りまく「不信」「不足」「不満」「不安」の声の中で、国会でも、農村地域を抱える地方都市の議会でも、農業再生の為の真剣な議論が交わされている。これからの農業はどう...▶続きはこちら
2008-05-08 08:47

日中首脳会談の政権浮揚効果は微少

杉浦正章  政治評論家
 「各論置き去りの総論成功」でプラス・マイナス・ゼロというのが、5月7日の日中首脳会談の評価だろう。首相・福田康夫は、就任以来始めていってよいほど首相としての存在感を示したが、20%前後の危険水域を低迷している国民の支持率好転につながるものではなかろう。政権浮揚効果は微少だ。従って福田が窮地にある政...▶続きはこちら
2008-05-05 19:38

画一的歳出削減は、政治の役割放棄である

青木勇人  大学院生
 湯下博之氏の4月24、25日付け投稿「ODA削減は日本のためにならない」に同感である。わが国の財政事情がきわめて厳しいのは事実であり、中長期的に見て財政再建が重要な政策課題であることは否定できないが、だからと言って歳出削減を杓子定規に当てはめることは、百害あって一利なしである。ただでさえ国際的地位...▶続きはこちら
2008-05-03 11:22

もはや信用できない日本の官僚たち

岡田 章一  元会社員、現在年金生活者
 杉浦正章氏の本欄に対する投稿は、胸のすくような直球ばかりで、いつも楽しみにして読ませてもらっている。この4月30日付けの投稿「官僚任せで自滅する自民党」も、ずばり問題の本質を突いている。国民の血税を自分たちのポケットマネーと勘違いして、背任行為を繰り返している霞ヶ関官僚を監督し、指導するのではなく...▶続きはこちら
2008-04-30 08:00

官僚任せで自滅する自民党

杉浦正章  政治評論家
 とにかく“敵失”だけで選挙に勝つのだから、民主党は楽な政党だ。敵は、自分で落とし穴を掘って、自分で落ちてくれる。この調子では、幸運の女神は、小沢一郎にほほ笑み続けるに違いない。2度あることは3度ある。総選挙でも期待していいのではないか。参院選挙も、山口補選も、戦後史上まれに見る失政が招いた結果であ...▶続きはこちら
2008-04-29 00:34

成長経済学の発展と技術進歩

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 4月24日から27日まで、アメリカのデューク大学において国際会議「ロバート・ソローと成長経済学の発展」が開催された。参加者は、「新古典派成長モデル」と呼ばれる安定成長を表現するシンプルなモデルを最初に提示したソロー氏本人を含む経済学者、元国際機関エコノミスト、経済史家、方法論家、経済学史家等であり...▶続きはこちら
2008-04-28 19:52

「日本・東アジア対話:東アジアにおける環境・エネルギー協力の展望」開催のご案

渡辺繭  日本国際フォーラム主任研究員
 この度、グローバル・フォーラムは、東アジア共同体評議会、シンガポール国立大学東アジア研究所との共催により、また国際アジア共同体学会の協力を得て、2008年6月10日(火)に「日本・東アジア対話:東アジアにおける環境・エネルギー協力の展望」を下記要領で開催することになりましたので、ご案内申し上げます...▶続きはこちら
2008-04-28 10:21

(連載)オストリッチ症候群の日本(2)

古屋力  会社員
 世界から発信されてくる信号を正確に受信し、かつその意味を適確に認識し、それに対して、迅速果敢に行動できる素質と仕組みが、日本人にはないのであろうか。その時と同じことが、今また起ころうとしている。そして依然として「オストリッチ症候群」の呪縛から解放されていない。今の「地球環境問題」、「気候変動問題」...▶続きはこちら
2008-04-27 20:19

(連載)オストリッチ症候群の日本(1)

古屋力  会社員
 日本は、依然として「オストリッチ症候群」に陥っているのであろうか。「オストリッチ」とは「駝鳥」のことで、その習性は危険に接すると砂に頭を突っ込んで、周囲の状況を見まいとするらしい。しかも驚くことに、本人はそれで自分の身を守れると楽観しているらしい。もちろん、筆者は駝鳥に直接インタビューした訳ではな...▶続きはこちら
2008-04-26 14:07

聖火リレーと「新しいオーストラリア」の行方

佐島直子  専修大学教授
 2カ月前、首相の謝罪に涙する先住民で埋め尽くされた首都が、4月24日、真っ赤に染まった。この異様な光景は、長く「白豪主義」の圧制に呻吟してきた先住民の目に、果たしてどのように映ったのだろうか?オーストラリア全国から、中国人留学生がキャンベラに召集され、中国の「国威」を発揚し、「聖火」を「守った」。...▶続きはこちら
2008-04-25 22:37

(連載)ODA削減は日本のためにならない(2)

湯下博之  杏林大学客員教授
 国際社会では、国内社会とは異なり、政府もなければ警察もないので、国家間の力関係ややりとり、更にはイメージなどによって物事が決まったり、処理されることになり易い。国の存在感や影響力、発言力、その国が行う国際貢献への評価により、その国の主張が通り易くなったり、利益や安全が図られたりする面が多い。そして...▶続きはこちら
2008-04-24 22:53

(連載)ODA削減は日本のためにならない(1)

湯下博之  杏林大学客員教授
 経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)の4月4日の発表によると、2007年の日本の政府開発援助(ODA)実績(暫定値、名目ベース)は、対前年比33.1%減少の76億9100万ドル、国別順位ではドイツ、フランスに抜かれ、3位から前年の米、英に次ぐ5位に下がったことが報ぜられた。国の経...▶続きはこちら
2008-04-24 10:11

(連載)虎の教え(2)

岩國哲人  衆議院議員
 『動物たちのビジネス・ゼミナール』の原題は、“The Way of the Tiger”(虎の教え)だが、虎以外の動物も数多く登場するので、『動物たちのビジネス・ゼミナール』としたものである。ノブナガという名のニホンザルも登場して、カイゼン(改善)という日本の概念を持ち込んだことで、動物園社会に新...▶続きはこちら
2008-04-24 08:16

朝日新聞社説の「変節」

杉浦正章  政治評論家
 新聞社の社説は過去の社説と一貫性を維持するものとばかり思っていたが、4月24日の朝日新聞の社説「道路暫定税率:再可決に説得力はあるか」は、過去の社説と大きく矛盾し、整合性に欠けている。3月の時点で暫定税率を維持すべきだと主張してきた同社の社説が、「再可決という強引な方法で暫定税率を復活させることに...▶続きはこちら
2008-04-23 11:52

(連載)虎の教え(1)

岩國哲人  衆議院議員
 20世紀末に『動物たちのビジネス・ゼミナール』という本が徳間書店から出版され、私がその翻訳を監修した。原作者のランス・H・K・セクレタンはカナダの経済人。小さい頃は国際的な子役俳優で活躍したという多彩な経歴を持っている。英国、米国でも学び、マンパワー・リミテッド社の再建を引き受けた時には、10年間...▶続きはこちら
2008-04-22 10:09

日本は北極圏外交に取り組め

河合正男  白鴎大学客員教授・元大使
 5月26日から3日間、グリーンランドにおいて北極海沿岸5カ国の外相級会議が開かれるそうだ。近年、地球温暖化の影響で北極海の氷が急速に解けている。早ければ2013年の夏には北極海の海氷は消滅するとも予測されている。その為に、将来の北極圏での海底資源開発や航路を巡って、各国の利権争いが起こっている。ロ...▶続きはこちら
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