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2014-07-02 13:47
「集団的自衛権」の解釈改憲について
岩國 哲人
元衆議院議員
安倍政権は、自衛隊の海外での武力行使を可能とするために、憲法解釈の変更で「集団的自衛権」の行使を認めようとしています。私はまず、この「集団的自衛権」という規定自体が中途半端だと思いますし、その上に憲法解釈の変更で乗り切ることには反対です。「集団的」というと、日本と多数の正しい人たちのように聞こえま...
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2014-07-02 06:11
一国平和主義の“風評戦”に逐一反論する
杉浦 正章
政治評論家
集団的自衛権の限定行使の閣議決定に伴い、朝日などリベラル系新聞が先頭に立って“風評戦” を展開している。秘密保護法の際にも同様だった。「戦前の特別高等警察のように飲み屋で秘密情報を話しただけでしょっ引かれる」と朝日は流布したが、いまだに「しょっ引かれた」例は皆無だ。今回も逐一反論しておかないと、こ...
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2014-06-30 12:38
プーチン露大統領の今秋訪日は大丈夫か?
飯島 一孝
ジャーナリスト
ウクライナ紛争は依然として解決のめどが立たず、今秋に予定されているプーチン大統領の訪日に暗雲が垂れこめている。ロシア外交関係者は「(大統領の訪日は)テーブルの上に残っている」としながらも、「一番大事なことは準備のプロセスが止まっていることだ」と語り、岸田文雄外相の訪露準備が再開しないことに不安感を...
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2014-06-29 09:45
(連載2)セクハラヤジ、品性に欠ける政治
中村 仁
元全国紙記者
品位に欠けるヤジの禁止・自粛を意味する規則は、国会についても、都道府県の議会についても、すでにあります。議会の議長に大きな権限があります。議事がストップし、抜き差しならない混乱に陥らない限り、議長、委員長は「お静かに、お静かに」、「静粛に願います」と、多少は大声をはりあげる程度の対応にとどめていま...
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2014-06-28 23:18
(連載1)セクハラヤジ、品性に欠ける政治
中村 仁
元全国紙記者
女性都議に対するセクハラヤジは、波紋を広げており、ヤジの自粛ないし禁止、根深い男性の女性蔑視の是正、日本社会の構造のゆがみの改革など、一斉に課題が噴出しています。女性都議については、後ろめたい過去があるようなことを週刊誌などが報じています。わたしには確認しようがないし、かりにそうだったとしても、そ...
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2014-06-27 05:11
“バブル危機”で対日姿勢変更迫られる習近平
杉浦 正章
政治評論家
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる11月に、不動産バブルが崩壊して金融危機に陥ったらどうなるか。これを考えたら恐らく中国国家主席・習近平は、夜も眠れないのではなかろうか。APEC首脳会議は習近平が主宰する初めての大国際会議である。中国政府はオリンピック基準で北京市を整備するよう...
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2014-06-23 13:43
再考・パブリック・ディプロマシー
千野 境子
ジャーナリスト
内外メディアの報道によれば、米国大学教授会(AAUP)が中国の「孔子学院」を誘致した米国の大学に対して、設置の是非をあらためて検討するよう求めている。講師の選定や授業内容に中国政府の意向が反映し、「学問の自由」が侵害されているというのが理由だ。同様の動きはカナダでも起きているという。そんなこと最初...
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2014-06-23 11:12
ユーロ問題に解決策はあるのか-再考
池尾 愛子
早稲田大学教授
2013年8月14日に本欄で「ユーロ問題に解決策はあるか」と題して、私はアリ・エルアグラ氏(Ali M. El-Agraa、福岡大学名誉教授)の『欧州連合:経済学と諸政策』(ケンブリッジ大学出版会、第9版、2011年)での議論を紹介した。その時より分かりやすく書けば、現行のユーロ圏は、各国通貨を利...
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2014-06-23 01:18
(連載3)フェアプレイから遠いサッカー、子供は何を学んでしまうだろう
中村 仁
元全国紙記者
この判定に抗議が相次ぎました。「簡単に押し倒される選手ではない」、「他の審判ならPKの判定はなかった」、「審判の助けを借りて、ブラジルは勝った」。ひどい抗議は、試合に負けたクロアチアの監督が「こんなことでは、今大会は1000回ものペナルティー・キックが行われるぞ」とわめいていたことです。ルール違反...
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2014-06-22 01:54
(連載2)フェアプレイから遠いサッカー、子供は何を学んでしまうだろう
中村 仁
元全国紙記者
他のスポーツの例をあげましょう。今年の大相撲5月場所の千秋楽で、横綱日馬富士が大関稀勢の里の髷をつかみ、倒した取り組みでは、「頭髪を故意につかむことは違反が決まり」として、反則負けにしました。せっているうちに、うっかり手を髷に入れてしまったのでは、という同情論もあることはありました。故意、偶然、う...
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2014-06-22 01:49
(連載3)ワールドカップから見えてきたコートジボアールの光と影
緒方 林太郎
前衆議院議員
一番メモリアルだったのは、2006年に初めてコートジボアールがワールドカップ出場を決めた海外での試合のことです。当時、政府軍(バボ大統領)とその親衛隊、反乱軍(北部)、国内に展開するフランス軍やPKOとの関係が常に混乱していて、和平への動きが自陣に都合が悪くなると、政府軍と親衛隊が騒ぎ始めて常に散...
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2014-06-21 11:40
(連載1)フェアプレイから遠いサッカー、子供は何を学んでしまうだろう
中村 仁
元全国紙記者
ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本は上位のギリシャ戦で善戦し、来週のコロンビア戦 にもし勝てれば、決勝進出もないではない位置にいます。普段はサッカーに興味を持たないわたしもW杯となると、特に日本戦はテレビの前に座ります。以前からの「サッカーはルール無視を奨励しており、子供の教育に悪い」とい...
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2014-06-21 00:58
(連載2)ワールドカップから見えてきたコートジボアールの光と影
緒方 林太郎
前衆議院議員
ウワタラは1993年に首相職を退任した後、古巣のIMFに副専務理事で戻ります。元々が国際金融のエキスパートでして、相当に能力が高いことを伺わせます。逆にこれは「ワシントン在住」ということになります。しかも、ウワタラは巷間父親がブルキナ・ファソ出身と言われていました。つまり、上記の選挙法はベディエが...
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2014-06-20 10:28
(連載1)ワールドカップから見えてきたコートジボアールの光と影
緒方 林太郎
前衆議院議員
サッカー・ワールド・カップで、途端にコートジボアールという国に注目が集まりました。一昔前は、日本でも「象牙海岸」と呼んでいたのですが、数年前から「(フランス語の)Cote d\'Ivoireが正式名称であり、翻訳しないように、英訳のIvory Coastもダメだ。」とコートジボアールが言い始めてか...
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2014-06-20 06:06
中韓、歴史認識で対日共闘再構築の公算
杉浦 正章
政治評論家
よほど「河野談話」の検証結果が気になるらしい。発表される6月20日に合わせて、竹島沖の日本領海内で韓国軍が海上射撃訓練である。日本政府の抗議など「無視した」(韓国政府関係者)上での異例の訓練だ。折から中国国家主席・習近平の訪韓が7月3日と決まった。アジアにおいて孤立化をひしひしと感じている習と韓国...
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2014-06-17 05:43
やはり公明にとっての政権は“蜜の味”
杉浦 正章
政治評論家
一見自公が真っ正面からぶつかっていたように見える関ヶ原の戦いは、集団的自衛権の行使容認の政府・自民党サイドの完勝が見えてきたようだ。限定容認の是非での大勝負はついて、あとは文言調整の“掃討作戦”が展開されているのが実態だ。それにしてもあれだけ神経質に吠えまくっていた公明党代表・山口那津男がここに来...
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2014-06-15 10:24
(連載2)景気判断 虫の目か鳥の目か
中村 仁
元全国紙記者
あまりこと細かなデータを追うより、日本も米国もゼロ金利、EUはマイナス金利と、主要国の金利があまりにも低い水準に張り付いている異常な状態をどう考えるかが大切でしょう。鳥の目で上空から経済、景気の様子を探ることが必要です。日本が2%の物価引き上げに成功するか否か、米国の景気回復が本物か否かよりも、主...
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2014-06-14 17:37
(連載1)景気判断 虫の目か鳥の目か
中村 仁
元全国紙記者
黒田日銀総裁は6月13日の金融政策決定会合後の記者会見で、「消費増税の影響を乗り越え、夏以降は、景気は回復に向かう」と述べ、2%の物価上昇率目標の達成に自信をみせたと、新聞は伝えています。外野席では、デフレ脱却は成功すると安倍政権の応援団が言えば、金融政策だけで経済再建はできないとの批判が一方でく...
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2014-06-12 11:18
(連載2)G7サミットの黄昏
中村 仁
元全国紙記者
世界経済については「成長と雇用の下支えは優先事項である。強固で持続可能かつ均衡ある成長を支えるため、さらなる取り組みを行う」と、宣言文はうたっています。実際はどうでしょうか。6月6日の朝刊1面には、サミットの記事と並んで「欧州がマイナス金利ー欧州中央銀行が初の措置」が報道されています。民間銀行が中...
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2014-06-11 22:52
(連載1)G7サミットの黄昏
中村 仁
元全国紙記者
ブリュッセルで6月上旬、開かれた主要7か国(G7)首脳会議は迫力に欠け、かつて世界経済、政治をリードした面影が感じられませんでした。ロシアの復帰は当分なく、中国はソッポを向き続けるでしょう。宣言文をまとめることより、国際的枠組みの再構築が重要な課題であるにもかかわらず、他国に対する非難に熱中しまし...
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