国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2019-11-25 20:54

(連載1)防波堤論に見る韓国外交の破綻

倉西 雅子 政治学者
 韓国の文在寅大統領は、GSOMIAの失効を直前に破棄の延期を決定しました。一先ず同協定の枠組が維持された日本国内のメディアでは安堵感が広がると共に、これを機に、安全保障分野における日米間の協力体制を再構築すべきとの主張も見受けられます。しかしながら、文大統領の韓国防波堤論からしますと、こうした楽観...▶続きはこちら
2019-11-22 13:03

(連載2)官僚の疲弊を招く国会質問

中村 仁 元全国紙記者
 通産官僚から参院議員に転進し、現在は慶大教授の松井孝治は、「官僚の劣化を考える」(日経新聞・経済教室、8/6)のシリーズで、同様の指摘をしています。霞が関(官僚)の国会対応事務の変化についてこう書いています。「近年の野党対応の急増は官僚の徒労感を加速させている。官僚答弁は急速に減少し、国会論戦は対...▶続きはこちら
2019-11-21 19:29

(連載2)破綻国家続出の世界情勢と市民社会の未来

大井 幸子 国際金融アナリスト
 NATO加盟国であるトルコが攻撃を受ければ、他の加盟国も戦闘に参加し、シリア情勢はさらに混迷を深める可能性もある。しかも、今以上にシリア難民が欧州の都市に押し寄せれば、NATO加盟国の国内政治が急速に極右化するだろう。古き良きヨーロッパ市民社会は断崖から転げ落ちる寸前なのだ。 
  
 このま...▶続きはこちら
2019-11-21 18:36

(連載1)官僚の疲弊を招く国会質問

中村 仁 元全国紙記者
 国会議員が質問通告を行うと官僚が答弁のために深夜残業等をして準備しているという霞が関の労働のあり方が問題になっており、問題の質問通告を行った野党議員とネットメディアの主宰者が応酬を繰り広げ騒ぎとなりました。事情がのみこめない人には、「対立の原因は、国会質問の通告の遅れのようだ。なぜそんな大問題にな...▶続きはこちら
2019-11-20 17:01

(連載1)破綻国家続出の世界情勢と市民社会の未来

大井 幸子 国際金融アナリスト
 10月以降、シリア、トルコ、カシミール地方、中東、ウクライナ、香港、北朝鮮など、世界で同時多発的に不穏な動きが起こっている。10月2日に北朝鮮が潜水艦から弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域に達した。10月7日には突然、米軍がシリアにおけるISとの戦闘を終了したし、シリア北東部から撤退を始め...▶続きはこちら
2019-11-18 17:22

曲阜訪問を振り返る

池尾 愛子 早稲田大学教授
 2018年10月28日の本e論壇に「国際二宮尊徳思想学会曲阜大会に参加して」と題して投稿したように、孔子の生誕地曲阜(山東省)では、文化大革命の折、建造物や城壁・門が壊され、石碑は割られ、儒教(およびその研究者)は迫害された。そして、儒教の書を燃やすように命令が出されたのに対して、人々はその一部を...▶続きはこちら
2019-11-16 11:11

デジタル人民元の潜在的な問題

多田 浩一 企業経営者
 中国は、デジタル人民元の導入に向けて技術開発を進めています。中国では、人民元をデジタル化する研究が5年前から続いています。中国政府の狙いは中国の通貨人民元の国際化を進めドル覇権に挑戦することにあるというのは、有力な話です。デジタル通貨の強みは世界中で電子マネーのように使え、現金と同じように通用し、...▶続きはこちら
2019-11-15 12:28

黄昏の英国にあって色褪せない強み

真田 幸光 大学教員
 私は、常日頃から「良いか悪いか」、「正しいか正しくないか」は別にして「現行の世界秩序は英米の秩序からなる」と考えています。即ち「言語は英語」、「通貨はポンドから米ドル」、「法律は英米法」、「ものづくり基準はISO等」、「会計基準は英米会計基準」、そして「世界の標準時 グリニッジ天文台の標準時」等を...▶続きはこちら
2019-11-14 23:37

(連載2)WTOでしか出来ないことがある

緒方 林太郎 元衆議院議員
 日本はコメとの関係で「例外なき関税化反対」を最後まで言い続け、最後までこれで突っ込んで例外措置を勝ち取った。勝ち取ったはずだが、よく気が付いてみると大損をする内容であり、WTO協定が発効して4年で「やっぱり関税化します」と方向転換している。当時の雰囲気からして「例外なき関税化」回避が至上命題だった...▶続きはこちら
2019-11-13 01:23

(連載1)WTOでしか出来ないことがある

緒方 林太郎 元衆議院議員
 さて、前回GATTについて詳らかにしたのは、今日の国際貿易の諸事を理解する大きな助けになるからだ。今回の流れでWTOの歴史と重要性についてお話する。発足後6回のラウンドを経て、GATTの果たした役割が大きいことは明らかだったが、一方でGATTのルールでは対応できない事柄も増え、充分とは言えない状況...▶続きはこちら
2019-11-12 18:25

韓国不買運動と香港民主化運動の共通点

岡本 裕明 海外事業経営者
 韓国の日本製品不買運動も香港の民主化運動も予想以上に長期戦になっていますが、この「粘り」はどこから来るのでしょうか?両運動に共通しているのは、若者主導、そしてSNSの活用であります。また、情報化が進む中、その運動の成果の「見える化」が進んでいることがあるのでしょう。韓国と香港の若者には共通する悩み...▶続きはこちら
2019-11-08 17:12

(連載2)「クルド人を裏切った」アメリカをどう考えるか

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 当然にクルド人は、アルカイダと同じ道を行くだろう。クルド人はアメリカに期待していただけに、かえって恨みが大きくなるはずである。その恨みをどのように表現するのか。まさに、テロという形でアメリカに対抗しようとするのではないか。アメリカ政府はそれでよいのかもしれない。イラクもアルカイダもそうやって大義を...▶続きはこちら
2019-11-07 15:05

(連載1)「クルド人を裏切った」アメリカをどう考えるか

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 クルド人自治区の問題に関しては、アメリカ人やイギリス人が、なぜクルド人を保護するのかということはあまり知られていない。一つ端的な例を上げれば察しが付いてくるはずだ。例えば、「ミサイルによってIS幹部が死亡」とか「幹部○○人死亡」というような発表が政府から出され、皆さんはその詳細な数字や死亡した人間...▶続きはこちら
2019-11-06 14:39

(連載2)「任命責任を問う」とはなにか

中村 仁 元全国紙記者
 毎日新聞の社説は「虚しく響く任命責任」という見出しで、「第二次安倍政権以降、閣僚の辞任は9人目。首相はそのたびに任命責任は私にあると、謝罪を繰り返してきた」と、強調しています。では、新聞が考える「任命責任を問う」とは何なのか全く示されていない。それに触れない社説こそ、虚しく響くのです。 
  
...▶続きはこちら
2019-11-05 19:23

(連載1)「任命責任を問う」とはなにか

中村 仁 元全国紙記者
 菅原経産相が地元事務所による贈答品の提供、秘書の香典持参などで、公職選挙法違反の疑惑を問われ、辞任しました。メロン、カニ、香典などの提供で閣僚ポストを棒に振るなんて、ばかばかしい。この程度の人物がなぜ閣僚になれたのか、有権者はあきれています。安倍首相は「任命責任は私にあり、国民に深くお詫びする」と...▶続きはこちら
2019-11-05 12:47

『国富論』研究のために

池尾 愛子 早稲田大学教授
 「アダム・スミス『国富論』は、日本の経済学の基礎ではない」との主張と、日本語母語話者によるスミス研究とは矛盾しない。本e論壇「『国富論』と和訳の問題」と題して、2019年7月29日に書いたように、『国富論』に頻出する「industry」が「生産的労働」と和訳されていることがある。加えて同書には「p...▶続きはこちら
2019-11-01 14:19

(連載2)GATTを振り返る

緒方 林太郎 元衆議院議員
 ハバナ憲章を読み直してみると、失業、賃金、雇用にまで踏み込んでいたり、各国の一次産業保護の視点が読み取れたりして、追求しようとした崇高な理念と見識の高さには目を見張るものがある。ITO憲章が死に体になると、残るのは「暫定的適用」でしかないGATTだけである。これはただの関税と貿易に関する協定であり...▶続きはこちら
2019-10-31 21:45

(連載1)GATTを振り返る

緒方 林太郎 元衆議院議員
 よく新聞等を読んでいると、「GATT」、「WTO」という言葉が出て来る。大半の方には「なんだ、そりゃ?」という気になるだろう。TPPや日欧EPAなど数多くの貿易や経済連携についてのニュースを見聞きするだろうが、GATTやWTOについて知っていることはそれらを深く理解する上で助けになるだろう。 
...▶続きはこちら
2019-10-29 17:46

(連載2)韓国「黒字倒産」のリスク

真田 幸光 大学教員
 また、そもそも韓国が持っている潤沢にあるから大丈夫であるとされる「外貨準備高」は突然の韓国からの米ドル資金引き上げの際に、すぐに現金化して、米ドル資金不足をカバーできるような資産で構成されているのかについても疑問が残っています。ここで、緊急事態が発生した際に、相互に資金を融通するという、国家間の、...▶続きはこちら
2019-10-29 09:57

ヴィカリーの累進課税研究

池尾 愛子 早稲田大学教授
 2018年夏の第18回世界経済史会議(米ボストン)の折、招待講演者の一人トマ・ピケティ氏(フランス)と話す機会があった。彼の講演「格差の拡大と政治的対立構造の変化」を聴いて、質疑応答の途中で退席して、レセプション会場に向かい、会場となっている美術館で鑑賞した後、遅れてレセプションにやって来た氏と目...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 46
  • 47
  • 48
  • 49
  • 50
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:4886本
グローバル・フォーラム