国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2020-01-24 14:49

中国経済減速、見方を変えればむしろ良い

中村 仁 元全国紙記者
 中国経済の減速を懸念する声が圧倒的に多いようです。共産党独裁の習近平政権にとっては、国民の不満が高まるので、懸念するのは当然でしょう。中国は巨大市場ですから、世界経済への影響も大きく、日本を含め諸外国も懸念しています。私はその逆で、懸念はせず、中国経済の減速を歓迎します。中国経済が減速すると、対中...▶続きはこちら
2020-01-23 16:57

インドの「魂を巡る闘争」

真田 幸光 大学教員
 インドのモディ首相が打ち出した国籍法改正案が、インド各地で国民の怒りを買い、激しい抗議運動を引き起こしています。これにより、安倍首相のインド訪問も事実上、見送られました。それほど、インパクトのある動きであったとも言えます。 
  
 さて、インド国内の中心は、ご高承の通り、「ヒンドゥー教徒約8...▶続きはこちら
2020-01-23 15:47

(連載2)非核保有国こそNPT体制の議論を

倉西 雅子 政治学者
 NPT体制における核の傘の提供とは、率直に述べれば、その本質においては、近代における軍事大国の保護国化を想起させます。主権平等を原則とする今日の国民国家体系の原則とは相いれない性格を有しているといえましょう。保護する側と保護される側との間の権利と義務との非対称性は、両者の間に上下関係を構成します。...▶続きはこちら
2020-01-22 19:17

(連載1)非核保有国こそNPT体制の議論を

倉西 雅子 政治学者
 核兵器禁止条約が採択されたことにより、核保有論は‘絶対悪’と見なされがちですが、筆者は、次善の策として全世界の諸国による核武装の可能性を認めています。全諸国核武装論は、核=絶対悪の固定概念を排して素直に国際社会を見つめれば、論理的で合理的であり、かつ、倫理的にも許される範囲にあるのではないかと思う...▶続きはこちら
2020-01-20 18:20

「権腐十年」と長期政権

船田 元 GFJ政治家世話人
 昔から、権力者が自ら戒める言葉に「権腐十年」というのがある。「権不十年」と言う場合もある。もちろん権力にいること十年経てば、必ず腐敗する訳ではない。しかし権力の座にあって緊張感なく、自ら戒めることなく過ごしてしまえば、腐敗の道に迷い込むになる。逆に為政者が常に自己を戒めていれば、十年経とうが何十年...▶続きはこちら
2020-01-17 21:16

「ドルの覇権」の現在地と2020年の通貨戦争

大井 幸子 国際金融アナリスト
 2019年は5月と8月に調整局面があったものの、株式相場は大きく上昇した。株式に加えて、債券と金(ゴールド)も上昇し、ありえない相場状況である。9月半ばにはレポ市場で短期金利が急騰し、マーケットはヒヤリとしたが、ブルームバーグ記事(12月26日付)によれば、FRBは年をまたぐ資金繰りのために260...▶続きはこちら
2020-01-16 16:19

(連載2)2020年、世界展望

岡本 裕明 海外事業経営者
 「改」を当てはめたのは、国家の立ち位置が少しずつ変わり始める時代の幕開けだと考えていることもあります。第二次世界大戦後に生まれたブーマー世代は現役から退く年代となり、いよいよ次の世代がリーダーシップをとります。国家の指導部にも若手が増えてくる中、世代交代を如実に感じることになるとみています。保守と...▶続きはこちら
2020-01-16 14:32

J.N.ケインズの経済学研究法

池尾 愛子 早稲田大学教授
 英ケンブリッジ大学のジョン・ネヴィル・ケインズ氏は『経済学の領域と方法』(1891年初版、1917年第4版)において、イギリス、ドイツ語圏、フランス、アメリカでの新しい研究動向を踏まえて、経済学の範囲と方法(数学利用、「経済人」の仮説を含む)を論じた。著者の豊富な読書量、明晰な思考、明快な文章、説...▶続きはこちら
2020-01-15 14:30

(連載1)2020年、世界展望

岡本 裕明 海外事業経営者
 昨年に2019年は「補」の時代になると申し上げました。米中通商戦争や英国のEU離脱、難民問題、北朝鮮問題など様々な問題を解決し、補正をしていく年になると予想しました。概ね、その方向にあったと思います。では2020年はどんな風が吹くのでしょうか?私はあえて「改」を当ててみたいと思います。 
  
...▶続きはこちら
2020-01-14 14:16

出生数80万人台時代の子ども達の未来保障

長島 昭久 衆議院議員
 今年は庚子(かのえね)。「庚」は一つの波が引いて新たな波が起こることを意味し、「子」は十二支の始まり。すなわち、新しい時代の始まりを告げる年ということになります。さて、昨年末に外交、内政をめぐり実現した二つの出来事は、政府与党の政策実現力を改めて内外に示しました。同時に、政府与党の一員として、その...▶続きはこちら
2020-01-10 14:37

(連載2)予算案の偽装で財政危機の危機感が後退

中村 仁 元全国紙記者
 偽装4。国債発行額は32兆6千億円で、10年連続で減っています。日銀によるゼロ金利政策で国債の利子負担が減り、国債発行額も減ってきました。いつまでゼロやマイナス金利が続くのか、政府日銀は何も言いません。しかしこのようなファイナンスにもかかわらず、来年度についてみると、年度内の補正予算で経済対策(事...▶続きはこちら
2020-01-09 13:20

(連載1)予算案の偽装で財政危機の危機感が後退

中村 仁 元全国紙記者
 またまた過去最大です。103兆円という巨額の来年度予算案が決まりました。主要国の中で最悪の財政状態をいつまで続けるつもりなのかと、多くの識者、メディアの大半が懸念しています。それなのに国民に危機感が高まらないのは、予算案に多くの偽装がなされ、危機が隠されているからです。史上最長、4選もあり得る安倍...▶続きはこちら
2020-01-09 00:03

比較生産費説再考

池尾 愛子 早稲田大学教授
 イギリスのD.リカード(1772―1823)は2国間で2種の生産物を産して貿易するケースを想定し、労働生産性を比較して相対的に優位(比較優位)にある生産物の生産を増やして輸出し、相対的に劣位(比較劣位)にある生産物の生産を減らして輸入すれば、世界全体の生産物の量は確実に増加するので、貿易による社会...▶続きはこちら
2020-01-07 12:33

変化したイスラエルの安全保障政策と中東危機

久保 有志 公務員
 さる1月2日、イスラエル国防軍は、同国が2019年の間にシリアにおける54箇所の目標を攻撃したと発表した。イスラエルは近年、隣国のシリアやレバノンのヒズボラに対し、イランの軍事拠点化を防ぐという目的で限定的な空爆作戦を実施してきていたが、これら諸国への軍事介入については明言しない立場をとっていた。...▶続きはこちら
2020-01-06 09:19

ヒルシュマイヤーの渋沢栄一研究

池尾 愛子 早稲田大学教授
 ヨハネス・ヒルシュマイヤーの論文集『工業化と企業家精神』(2014)の解説によれば、彼は1921年に中央ヨーロッパで生れた。終戦後、ボンの聖アウグスティン大神学校で哲学士の学位をとり、1951年まで神学科に在学していた。英語を1年間学んだ後、1952年、彼は宣教師として日本に到着した。彼は日本語を...▶続きはこちら
2020-01-01 00:00

新年明けましておめでとうございます

伊藤 憲一 グローバル・フォーラム代表世話人
新年明けましておめでとうございます。   
 
グローバル・フォーラム、公益財団法人日本国際フォーラム、東アジア共同体評議会が連携し、特定非営利活動法人世界開発協力機構の後援によるe-論壇「議論百出」「百花斉放」「百家争鳴」の全国および全世界の投稿者および愛読者の皆様に新年のご挨拶を申し上げます...▶続きはこちら
2019-12-26 10:50

中曽根元首相を追悼して

船田 元 GFJ政治家世話人
 去る11月29日、中曽根元総理が101歳の天寿を全うされた。私は中曽根内閣において、当時の総務庁政務次官を経験しており、常に親しみを持って謦咳に触れていたため、殊の外寂寥の感を禁じ得ない。 
  
 中曽根先生は戦後、新憲法下で最初の衆議院選挙で当選し、青年代議士として颯爽と議政壇上に登場した...▶続きはこちら
2019-12-26 10:36

弾劾すべき政治的品位の欠落

中村 仁 元全国紙記者
 トランプ大統領は悪びれることなく、品位に欠ける言動を繰り返し、国内を分断し、同盟関係に亀裂を与え、国際機関・協定を弱体化させています。トランプ氏は民主主義の退潮に拍車をかけています。英国は欧州連合(EU)からの離脱に向かっており、価値観を共有してきた民主主義国が、ばらばらになろうとしています。トラ...▶続きはこちら
2019-12-24 21:16

日本国政府のRCEPインド支援が意味するもの

倉西 雅子 政治学者
 インドが対中貿易赤字を理由として離脱を示唆したRCEPについて、日本政府はインドを引き留めるために躍起になっております。対印の具体的な支援策としては、インドの競争力を増すために、デジタル分野での協力、並びに、農業や漁業における生産性向上に努める方針が示されました。デジタル分野での協力については、イ...▶続きはこちら
2019-12-23 20:52

中村医師をイデオロギー論争に利用する愚

篠田 英朗 東京外国語大学大学院教授
 アフガニスタンで亡くなられた中村哲医師は、あらゆる方面の人々から尊敬されていた偉人と言ってもいい人物だ。政治的立場も超えて尊敬されていたことが中村医師のすごさだ。小川和久氏は、テロ特措法をめぐる国会審議の際に、国会で参考人として、中村医師が自分とは反対の立場から意見を述べたとき、「中村さんの穏やか...▶続きはこちら
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