国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2020-07-30 19:44

ヨルダン西岸地域のいま

真田 幸光 大学教員
 中東情勢は、未だに複雑であります。昨年、私がイスラエルを訪問した際、現場の市民達は、共存に向けて努力しているように見えましたが、政治はそうは簡単、単純ではないようです。こうした中、パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は、「イスラエルが占領下に置くヨルダン川西岸の一部併合に踏み切った場合には、国際社会...▶続きはこちら
2020-07-30 12:43

(連載2)沖ノ鳥島近海での中国の調査について

緒方 林太郎 元衆議院議員
 ただし、このような事実があるにもかかわらず、中国は日本の同意を取り付けずに調査をしています。これは日本として全く受け入れられないのですが、この中国による日本近海での海洋調査については日本外交の「隠された事実」があります。知っている人は非常に少ないです(理由は後述)。何故、私が知っているかというと担...▶続きはこちら
2020-07-29 21:38

(連載1)沖ノ鳥島近海での中国の調査について

緒方 林太郎 元衆議院議員
 中国が沖ノ鳥島を基点とする排他的経済水域において海洋調査をしている事が問題になっています。中国は沖ノ鳥島を、国連海洋法条約第121条3における「岩」だと主張しています。法文は以下のようなものです。  
  
【国連海洋法条約】 
第百二十一条 島の制度 
1 島とは、自然に形成された陸地で...▶続きはこちら
2020-07-28 17:05

敵基地攻撃能力は「自主防衛力の強化」に名称変更せよ

加藤 成一 元弁護士
 政府・自民党や、一部野党、マスコミ等において、「敵基地攻撃能力」保有の是非が活発に論議されている。こうした論議は、近年における中国の覇権主義的な軍備拡張や、深刻な「尖閣諸島問題」、さらに、核を放棄しない北朝鮮など、緊迫する北東アジアの安全保障環境の変化を考えると、日本の安全保障への国民的関心の喚起...▶続きはこちら
2020-07-27 21:52

最近の習近平の地方視察の動向等

松本 修 国際問題評論家(元防衛省情報本部分析官)
1 はじめに 
 7月26日、中国の長江(揚子江)では第3号洪水発生警報が発令され、国家洪水対策部門はⅡ級緊急態勢の継続を決定した。同態勢の維持は既に15日目であり、その被害も6月の入梅以降江西省、安徽省、湖北省など27の地方で約4,500万人が被災し、家屋35,000棟が崩壊、直接的な経済損失額...▶続きはこちら
2020-07-23 09:57

(連載2)宇宙開発と基礎研究

船田 元 GFJ政治家世話人/衆議院議員
 残念なことに、宇宙開発の分野では、我が国は、アメリカやヨーロッパ、そして中国から明らかに遅れをとっている。そのような現状にあって、「アルテミス計画」や「月軌道プラットフォームゲートウェイ」においてNASAと協力し合うことは、日本の国益にとって相応しいことだろう。 
  
 しかしこのような実用...▶続きはこちら
2020-07-22 23:36

(連載1)宇宙開発と基礎研究

船田 元 GFJ政治家世話人/衆議院議員
 今からちょうど51年前のいまごろ、1969年7月20日にアポロ11号のアームストロング船長が、人類として初めて月面に降り立った。アメリカ航空宇宙局(NASA)の「アポロ計画」はその後17号までを月に送り込み、1972年以降は途絶えてしまった。しかしNASAは最近新たに「アルテミス計画」をスタートさ...▶続きはこちら
2020-07-22 00:41

(連載2)虚偽を解明する「ファクト・チェック」を推進せよ

中村 仁 元全国紙記者
 16日の新聞には、森友学園事件を巡る財務省の公文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局職員の妻が起こした損害賠償訴訟(1億1200万円)の記事が載っていました。「夫の自死の真相を知りたい」と迫る妻に対し、国と佐川氏(当時の財務省理財局長)は争う姿勢を見せたと、あります。新聞は両者の言い分を並べています...▶続きはこちら
2020-07-21 16:24

(連載1)虚偽を解明する「ファクト・チェック」を推進せよ

中村 仁 元全国紙記者
 「何が本当か」「どちらが正しいのか」。メディアが流すニュースに接していると、こうした判断がつきかねるケースが増えています。メディアは情報を急いで流していればいい時代から、情報の評価を伴うニュースの伝達が不可欠な時代に変わりました。米国では、SNSで投稿への監視機能を強化する姿勢に転換を始めています...▶続きはこちら
2020-07-20 17:13

中国の水害対策をめぐる動向等

松本 修 国際問題評論家(元防衛省情報本部分析官)
1 はじめに 
 中国共産党は7月17日、「最高意思決定機関」である中央政治局常務委員会会議を開催した。同会議は5月19日以来ほぼ2か月振りに開催されたものであり、主要議題は6月末以降深刻化している水害対策であった。水害対策としては 
既に6月28日、7月12日と習近平党総書記の重要指示が出てい...▶続きはこちら
2020-07-18 23:28

コロナ・モラトリアムと大統領選

大井 幸子 国際金融アナリスト
 米国では新型コロナウイルスの感染者が320万人を超える中、あくまで経済活動を続けていこうとしている。一般市民は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との長期戦に備え、どんな気持ちで日常を送っているのだろうか。コロナショックで失業が急増する中、米国国民は割と手厚い補償を受けている。4月半ばから...▶続きはこちら
2020-07-17 16:52

(連載3)イージス・アショア撤回の意義

長島 昭久 衆議院議員
 「河野決断」第三の意義は、今回のAA撤回が日米同盟のさらなる進化につながる契機になり得るということです。たしかに、日本政府による突然のAA配備計画撤回はワシントンに大きな波紋を広げ、シンクタンク関係者の間で懸念の声が上がったことは事実です。ただし、米政府の反応は終始冷静です。たとえば、国防総省でア...▶続きはこちら
2020-07-16 22:03

(連載2)イージス・アショア撤回の意義

長島 昭久 衆議院議員
 ならば、その効用と正当性につき、国内的にも対外的にも説得力ある説明が必要です。最大の効用は、抑止力の強化です。抑止には、①報復により耐え難い損害を与えることで相手に攻撃を思いとどまらせる「懲罰的抑止」と、②相手の攻撃的行動を物理的に阻止する能力によって攻撃そのものを無力化する「拒否的抑止」があると...▶続きはこちら
2020-07-15 17:52

(連載1)イージス・アショア撤回の意義

長島 昭久 衆議院議員
 去る6月15日、河野太郎防衛大臣がイージス・アショア(以下AA)配備計画の停止を発表し、官民を問わず安全保障に関わる人々の間に衝撃が走りました。計画の停止は、その後河野大臣から国家安全保障会議に報告され、「事実上の中止」となりました。 
  
 河野防衛大臣が発表したAA断念の理由「迎撃ミサイ...▶続きはこちら
2020-07-13 20:24

「コロナ禍」での東京オリンピック開催の論理

渡邊 啓貴 GFJ有識者世話人/帝京大学教授
 都知事選で論点となったのが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策とオリンピック開催の是非をめぐる議論であった。とくに後者は是々非々論となったが、小池知事再選で開催のためにベストを尽くすという方針が継続された。筆者はそれに正面から反対するものではないが、何かしっくりいかないものがある...▶続きはこちら
2020-07-10 23:09

(連載2)ドイツの憂鬱

岡本 裕明 海外事業経営者
 ドイツ銀行、フォルクスワーゲンそして今回のワイヤーカードそれぞれにみられる共通点は巧みなごかましであります。調べてもなかなか本当のことが分からないぐらい仕組まれてしまっていることが特徴です。ドイツはまじめである一方、狡猾なところがあるということでしょうか?本来であればドイツは欧州大陸の経済の機関車...▶続きはこちら
2020-07-09 22:41

(連載1)ドイツの憂鬱

岡本 裕明 海外事業経営者
 ドイツが苦しんでいます。経済が堅調だったのは2017年末まででその後、GDPはゼロ付近をさまよっていました。今年の1-3月に及んでマイナス2.2%となり、2009年以来の下落幅となりました。また、1-3月はコロナによる経済封鎖期間が2週間ほどだったのにこれだけのマイナス幅となっており、4-6月は「...▶続きはこちら
2020-07-09 21:42

「国家安全法」は香港へのプロレタリア独裁の強制

加藤 成一 元弁護士
 1997年の英国による中国への香港返還から23年目の記念日である7月1日に中国全人代の常務委員会が可決した「国家安全維持法」が施行された。同法は香港における反政府活動を取り締まるため、国家分裂、政府転覆、テロ活動、外国勢力との結託の四種類の活動を犯罪行為と定め、最高で終身刑を課し、香港の永住者・非...▶続きはこちら
2020-07-07 17:40

(連載2)小池知事の圧勝と淀む中央政界

中村 仁 元全国紙記者
 都知事の大差の続投が決まり、では、自民党の次期総裁、次期首相はだれになるのか。石破、岸田、河野、小泉氏らの名が挙がっても、エース級が不在だから、麻生副総理の可能性さえささやかれる。地方政界では小池、吉村(大阪)、鈴木(北海道)らと、存在感を持つ知事が現れているのに、中央政界は人材不足としかいいよう...▶続きはこちら
2020-07-06 20:20

(連載1)小池知事の圧勝と淀む中央政界

中村 仁 元全国紙記者
 東京都知事選で現職の小池百合子氏が圧勝しました。コロナ危機対策が現職に有利に働いたほか、自民・公明党が実質的に支援しましたから、勝って当然でした。女性票の60%程度を獲得し、女性政治家にかける期待も大きかったようです。小池氏は選挙前に、小池氏を批判する暴露的な本「女帝/小池百合子」が出版され、学歴...▶続きはこちら
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