国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2012-12-03 11:39

中国封じ込めと新たな日米関係への取組み

大井 幸子  SAIL代表
 泥の中に根を張り咲き誇る蓮の花、アウンサンスーチーさんはその大輪のよう。美しいアウンサンスーチーさんの肩を優しく抱き抱えるオバマ大統領の写真が、11月19日の各新聞のトップを飾った。その翌20日にある研究会でケント・カルダー氏にお会いした。カルダー氏は、私の母校ジョンズホプキンズ大学高等国際関係大...▶続きはこちら
2012-11-30 09:59

(連載)「未来」の登場で流れは変わった(2)

尾形 宣夫  ジャーナリスト
 選挙はしょせん政党の業のぶつかり合いだし、戦いなのだからきれいごとではすまない。勝てば官軍なのである。 3・11、すなわち「フクシマ」の現状はどうなっているのかを思い出してほしい。首相の野田は恥ずかしげもなく「事故収束宣言」をしたし、国民生活への甚大な影響を理由に「大飯原発再稼働」を高らかに宣言し...▶続きはこちら
2012-11-30 06:33

第3極は、小沢と石原の“乗っ取り”状態となった

杉浦 正章  政治評論家
 既成政党批判だけで中央政界に食い込もうとする大阪と滋賀のポピュリズム政党は、論争に深入りすればするほど馬脚が現れる、という現象を呈するに到っている。日本未来の党は代表・嘉田由紀子の必死の「小沢色」打ち消し発言にもかかわらず、政策も、人事構成も、「小沢一郎支配」そのものの様相を呈している。一方日本維...▶続きはこちら
2012-11-29 19:44

(連載)「未来」の登場で流れは変わった(1)

尾形 宣夫  ジャーナリスト
 総選挙が、がぜん面白くなってきた。率直に言うと、「卒原発」を前面に出した「日本未来の党」の登場で、これまであいまいになっていた原発問題を各党とも無視できなくなったからである。マニフェスト知らずの民主党が性懲りもなく中身のない〝マニフェスト〟なるものを出し、自民党は早々と政権が転がり込んできたような...▶続きはこちら
2012-11-28 07:04

3極3分裂で共食い共倒れの構図

杉浦 正章  政治評論家
 「日本未来の党」を煎じ詰めれば、船が難破して溺れかかっている小沢チルドレンを、1自治体の長が救命ボートを出して助けるという図式であろう。これが有権者に理解されるかということだ。それも「脱原発」一本に絞って、浮動票を狙うという究極のポピュリズムだ。そこには経済も外交も安保もない。折から第3極は、みん...▶続きはこちら
2012-11-26 09:59

(連載)米の世界最大産油国化で世界はどうなるか(2)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 現代の国際政治は、単純に経済力や軍事力が大きい方が立場上強いとは限りません。「相手との関係が遮断された時に被るダメージや損失」を、国際政治学では「脆弱性」と呼びます。脆弱性が高いのは、関係が切れた時により困る方、ということです。言い換えれば、相手との関係性が壊れた時に、よりダメージの小さい方が、相...▶続きはこちら
2012-11-25 14:25

(連載)米の世界最大産油国化で世界はどうなるか(1)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 国際エネルギー機関(IEA)は11月12日に発表した最新の報告書において、「シェールガス、シェールオイルの生産により、2017年までに米国がサウジアラビアを抜いて、世界最大の産油国になる」との予測を示しました。頁岩(shale)と呼ばれる泥岩の地層に含まれる油分を抽出して生産されるシェールガス、シ...▶続きはこちら
2012-11-23 02:06

(連載)オバマ政権は対イラク政策を再考せよ(2)

河村 洋  外交評論家
 アメリカとイラク双方にとって、アル・カイダによるイラクでの根拠地形成を阻止することが国益にかなう。オバマ氏のイラク関与への消極姿勢は何とも不可解であり、アフガニスタンがテロリストの根拠地となっていたことに、アメリカが注意を払わなかったことが9・11テロの発生につながった、という教訓を忘れ去ったので...▶続きはこちら
2012-11-22 12:55

(連載)オバマ政権は対イラク政策を再考せよ(1)

河村 洋  外交評論家
 今年のアメリカ大統領選挙では、外交政策は主要争点とはならず、オバマ氏とロムニー氏の間ではイラクとアフガニスタンはほとんど議論の対象にならなかった。しかしイラク情勢はイランとシリアに直接影響を及ぼす。またリビアでのベンガジ米大使攻撃に鑑み、アル・カイダの復活を注視する必要がある。問題はこうした安全保...▶続きはこちら
2012-11-22 06:48

核武装の“石原軍事政権”は戦後最大の悪夢だ

杉浦 正章  政治評論家
 昔、山田洋次監督、ハナ肇主演の映画に「馬鹿が戦車(タンク)でやってくる」があった。村中から嫌われた主人公が隠してあった戦車を走らせて、村人たちを恐怖のどん底にたたき込むというのが筋だが、1962年のキューバ危機直後であっただけに、説得力があった。その映画そっくりの状況が生まれつつある。憲法破棄、核...▶続きはこちら
2012-11-20 09:49

日本は、新しい時代のIT・金融・情報戦争に備えよ

大井 幸子  SAIL代表
 2012年11月、G2(米中)にオバマ大統領と習近平というリーダーシップが確立した。次の10年、G2に挟まれた日本は、どのような戦略を持って生き延びていかなければならないか?日本の死活問題である。21世紀の最初の10年は、米国覇権主義とグローバル化の時期だった。また、米国は、世界同時多発テロの直後...▶続きはこちら
2012-11-19 10:11

予想以上に深刻か、プーチン大統領の健康問題

飯島 一孝  ジャーナリスト
 プーチン大統領の健康問題は、わが国では野田佳彦首相の12月訪露延期との関連で報道されたが、ロシア側が日本の内政問題との絡みを示唆したこともあって軽視されがちだ。ところが、予想以上に深刻ではないかとの見方がロシア紙に掲載された。政治家の健康問題はどこの国でも隠したがるが、とりわけ独裁主義的国家では極...▶続きはこちら
2012-11-19 06:55

石原、橋下の「野合の合流」は“双頭の蛇”を生んだ 

杉浦 正章  政治評論家
 石原慎太郎の言う「双頭の鷲」は、無敵を意味するローマ皇帝の紋章であり、神聖ローマ帝国からオーストリア帝国へと受け継がれた。ナチス・ドイツもそれにならい、ヒトラーは軍服や建築物の随所に双頭ではないが、鷲の意匠を施した。大阪市長・橋下徹も、石原も、全体主義的な危うい政治手法を志向しているが、その政策は...▶続きはこちら
2012-11-18 00:07

(連載)シリア国民連合の設立:内外の架橋は成るか(2)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 一方で、議長がクルド人であるにも関わらず、国民評議会にはシリア国内のクルド人勢力とほとんど結び付きがありません。シリア国内でクルド人の権利回復と民主化を求めているクルド民主党(Kurdish Democratic Party of Syria)からは、やはり少数民族としてのクルド人の権利を制約して...▶続きはこちら
2012-11-17 02:46

(連載)シリア国民連合の設立:内外の架橋は成るか(1)

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 11月11日、カタールの首都ドーハで、シリアの反体制派が結集した「シリア国民連合」の設立が合意され、穏健派のイスラーム聖職者アフマド・モアズ・アル・ハディブ(Ahmad Mouaz al-Khatib)が代表に選出されました。これはシリア情勢において、どんな意味をもつのでしょうか。これまで、アサド...▶続きはこちら
2012-11-14 10:07

(連載)米兵に怒り狂い、中国人には沈黙する日本人(2)

酒井 信彦  日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
 ところで外国人による日本人に対する暴行事件は、別に沖縄だけで起きているわけではない。中国では9月の虐日国家テロで、日本人が暴行を受けたが、それは完全に治まってはいないようだ。比較的最近の例では、10月26日の夜、上海に隣接する江蘇省太倉市の飲食店で、二人の日本人が二人の「中国人」から暴行を受けて、...▶続きはこちら
2012-11-14 07:03

民主党内は、まるで“政権亡者”の悪あがき

杉浦 正章  政治評論家
 解散反対の理由で、幹事長・輿石東が「幹事長室に陳情が来なくなる」と強調したのには驚いた。政権党の幹事長の職というのは、“おいしい”ポジションとは聞いていたが、そんなに離れがたい“特典”があるものであったのか。輿石の扇動で噴出した民主党内の解散反対論は、一言で言えば“政権亡者”の露呈だ。反対論は、ひ...▶続きはこちら
2012-11-13 15:29

(連載)米兵に怒り狂い、中国人には沈黙する日本人(1)

酒井 信彦  日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
 沖縄でまたアメリカ兵による暴力事件が発生したと、マスコミは大騒ぎをしている。事件というのは11月2日の未明に、沖縄県読谷村の古堅というところで、アメリカ兵が飲み屋で酒を飲んで暴れ、同じ建物の三階の民家に侵入して、寝ていた子供の顔を殴り、テレビを蹴って壊したというものである。アメリカ兵はその後逃げよ...▶続きはこちら
2012-11-12 16:23

政治が守るべきもの:大学不認可騒動で

石崎 俊雄  龍谷大学教授
 田中文部科学大臣が「新設大学3校を一旦不認可にする」と発言した後、わずか5日後に前言を翻し、「認可する」との発言を行った。この一連の騒動で振り回された方も多くおられたことと思う。前科のある田中大臣のこの行動に多くの国民は「またか!」という思いを抱いたに違いない。田中真紀子氏を大臣に就けることでこの...▶続きはこちら
2012-11-09 06:53

ようやく「年内解散」に“気付いた”マスコミ

杉浦 正章  政治評論家
 繰り返し「政局観」に欠ける報道を続けて来たマスコミも、遅まきながら「年内解散」に“気付いた”ようだ。それも慎重なNHKが11月8日朝から「首相、年内視野に解散時期を探る」と年内解散に踏み切ってから、にわかに追随し始めた。だらしのない「赤信号みんなで渡れば怖くない」の政治記事だ。政局を判断する能力の...▶続きはこちら
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