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2012-12-19 06:55
敗軍の真紀子に「兵」は語れぬ
杉浦 正章
政治評論家
史記に「敗軍の将、兵を語らず」とある。戦に負けたものは、兵法について意見をの述べる資格はないのだ。ところがこの内閣の落選閣僚たちは、抜けしゃあしゃあと兵を語る。その先頭に立ったのが文科相・田中真紀子だ。批判の矛先を野田の解散決断に向けた。日本には古来惻隠の情という言葉がある。負け戦の敵の大将を人間...
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2012-12-17 12:18
ロシアの新外交方針が示す優先国・地域とは
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシア外務省が作成した3期目のプーチン政権の外交方針が明らかになった。流動的な国際情勢が続く中で、ロシアは旧ソ連諸国との関係を最優先し、次いで欧州、米国、中国、インドの順に優先地域・国を列挙している。日本は名指ししておらず、重要なパートナーとはみなされていないようだ。14日付けのロシア紙『コメルサ...
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2012-12-16 22:32
外交円卓懇談会「日中対話:日中関係の見通し」に参加して思うこと
池尾 愛子
早稲田大学教授
12月14日(金)に、季志業中国現代国際関係研究院(CICIR)常務副院長ほか3名のCICIR訪日代表団の一行を迎えて、日本国際フォーラム、グローバル・フォーラム、東アジア共同体評議会の3団体共催による第87回「外交円卓懇談会」が緊急開催され、「日中対話:日中関係の見通し」についての意見交換が行わ...
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2012-12-16 19:53
(連載)エジプト革命は終わらず:国民投票をめぐる混乱(3)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
昨年吹き荒れた「反ムバラク」の主張は、体制の中核にいた「彼ら」と、そこから疎外された「我々」という、同質化と差異化の結合した見方に基づいていました。しかし、その憎悪の対象であったムバラクがいなくなったとき、反ムバラク勢力は同質性を失いました。もっぱら「敵」との差異化によってのみ同質性を保っていた勢...
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2012-12-15 09:55
(連載)エジプト革命は終わらず:国民投票をめぐる混乱(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
今年6月の大統領選挙の時点では、大学生らのリベラル派やマイノリティであるキリスト教徒などは、旧政権支持者とイスラーム勢力のいずれとも距離を置いていたため、新政権支持者とそれ以外の市民が対立することはありませんでした。それが決定的になったのは、憲法起草委員会でした。新憲法案を作成した憲法起草委員会は...
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2012-12-14 11:31
(連載)エジプト革命は終わらず:国民投票をめぐる混乱(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
12月15日、エジプトで新憲法の草案を承認するか否かを問う、国民投票が実施されます。しかし、国民投票を前にエジプトでは、モルシ大統領の政権運営と、新憲法案をめぐって国論が二分しています。4日には、モルシ大統領と憲法草案に抗議する人々が大統領府を取り囲み、警官隊と衝突しました。首都カイロだけでなく、...
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2012-12-14 06:42
さらば民主政権、10年は復権不要だ
杉浦 正章
政治評論家
まさに鉄槌が下されるというのは、このことを言うのだろう。総選挙で民主党は壊滅的な打撃を受け、政権の座を離れる。3年3か月にわたる政権は、戦後史上まれに見る政治混乱を作り出し、内政・外交にわたる国家的損失は測りがたいものがある。そこには経験不足では済まされない、国民を欺く“欺瞞の政治”があった。慚愧...
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2012-12-12 10:10
総選挙終盤へ、これで国民の信を得られるのか
尾形 宣夫
ジャーナリスト
衆院選は終盤に入る。12党が入り乱れる今回の選挙ほど焦点が定まらない国政選挙はなかった。マニフェストそっちのけで罵り合い、悪口の言い合いである。有権者にとっては争点はおおありなのだが、政党にとってはまるで「争点なき」選挙戦のようだ。既存の政党に対する有権者の離反は、現状に対応できなくなった政治と行...
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2012-12-11 07:11
安倍は「集団的自衛権」確立に長期戦で取り組め
杉浦 正章
政治評論家
選挙終盤戦にいたって自民党が公約に掲げる集団的自衛権の行使をめぐる論議が活発化している。選挙後の政権の枠組みにも絡む問題だ。推進論は自民、日本維新の会の両党。反対は公明党。民主党は首相・野田佳彦個人が賛成だ。自民党総裁・安倍晋三は推進論の急先鋒だ。しかし、当面は自公路線を継続するしかあるまい。強行...
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2012-12-10 14:35
メドベージェフ露首相、来春にも辞任の予測!
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアのメドベージェフ首相が来春にも辞任し、後任にはロゴージン副首相が就任するとの予測が出ている。プーチン政権内の権力闘争の結果、リベラル派が排除され、保守派が勢いを増すという見立てだ。一方、プーチン大統領はギリギリまで首相を温存するとの見方もあり、先行きは不透明だ。ロシア紙『イズベスチヤ』による...
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2012-12-08 15:32
(連載)北朝鮮のミサイル実験が意味するもの(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
今年4月のミサイル発射実験に対しては、朝鮮半島の核バランスが崩れることを嫌う中国も自重を促す立場をみせました。しかし、北朝鮮がこれを無視して実験を強行したため、その後の国連安保理での北朝鮮非難決議に中国も賛成した経緯があります。ここから金正恩体制の、中国との関係改善を目指し、さらに経済改革を進めよ...
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2012-12-07 10:36
(連載)北朝鮮のミサイル実験が意味するもの(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
12月1日、北朝鮮は今月10日から22日の間に、北西部・東倉里(トンチャンリ)の発射場から、観測衛星「光明星3号」を運搬ロケット「銀河3号」で打ち上げると発表しました。いうまでもなく、これは「ロケット発射実験」の名目による、弾道ミサイル発射実験に他ならないわけですが、いずれにせよ北朝鮮は今年4月に...
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2012-12-06 06:53
橋下の“ウエブ選挙”継続が許されるのか
杉浦 正章
政治評論家
自民党単独過半数と維新の伸び悩みが報じられる中で、焦っているのだろうか。日本維新の会代表代行・橋下徹の短文投稿サイト・ツイッターの更新が総選挙公示以降も止まらない。公選法違反の疑いを官房長官・藤村修が指摘しても“確信犯”のごとく続行している。カネのある自民党や民主党が「テレビでばんばん宣伝している...
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2012-12-04 09:58
プーチン大統領の支持率、昨年暮れ並みに低下!
飯島 一孝
ジャーナリスト
プーチン大統領の支持率が、議会選不正抗議運動が燃え上がった昨年暮れのレベルまで下がっていることが、ロシアの有力世論調査機関の調べで明らかになった。この背景には、汚職が蔓延し、国防相の解任などに発展していることがあるとみられ、プーチン政権への不信感が一気に強まる可能性もある。11月30日付けのロシア...
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2012-12-03 11:39
中国封じ込めと新たな日米関係への取組み
大井 幸子
SAIL代表
泥の中に根を張り咲き誇る蓮の花、アウンサンスーチーさんはその大輪のよう。美しいアウンサンスーチーさんの肩を優しく抱き抱えるオバマ大統領の写真が、11月19日の各新聞のトップを飾った。その翌20日にある研究会でケント・カルダー氏にお会いした。カルダー氏は、私の母校ジョンズホプキンズ大学高等国際関係大...
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2012-11-30 09:59
(連載)「未来」の登場で流れは変わった(2)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
選挙はしょせん政党の業のぶつかり合いだし、戦いなのだからきれいごとではすまない。勝てば官軍なのである。 3・11、すなわち「フクシマ」の現状はどうなっているのかを思い出してほしい。首相の野田は恥ずかしげもなく「事故収束宣言」をしたし、国民生活への甚大な影響を理由に「大飯原発再稼働」を高らかに宣言し...
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2012-11-30 06:33
第3極は、小沢と石原の“乗っ取り”状態となった
杉浦 正章
政治評論家
既成政党批判だけで中央政界に食い込もうとする大阪と滋賀のポピュリズム政党は、論争に深入りすればするほど馬脚が現れる、という現象を呈するに到っている。日本未来の党は代表・嘉田由紀子の必死の「小沢色」打ち消し発言にもかかわらず、政策も、人事構成も、「小沢一郎支配」そのものの様相を呈している。一方日本維...
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2012-11-29 19:44
(連載)「未来」の登場で流れは変わった(1)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
総選挙が、がぜん面白くなってきた。率直に言うと、「卒原発」を前面に出した「日本未来の党」の登場で、これまであいまいになっていた原発問題を各党とも無視できなくなったからである。マニフェスト知らずの民主党が性懲りもなく中身のない〝マニフェスト〟なるものを出し、自民党は早々と政権が転がり込んできたような...
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2012-11-28 07:04
3極3分裂で共食い共倒れの構図
杉浦 正章
政治評論家
「日本未来の党」を煎じ詰めれば、船が難破して溺れかかっている小沢チルドレンを、1自治体の長が救命ボートを出して助けるという図式であろう。これが有権者に理解されるかということだ。それも「脱原発」一本に絞って、浮動票を狙うという究極のポピュリズムだ。そこには経済も外交も安保もない。折から第3極は、みん...
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2012-11-26 09:59
(連載)米の世界最大産油国化で世界はどうなるか(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
現代の国際政治は、単純に経済力や軍事力が大きい方が立場上強いとは限りません。「相手との関係が遮断された時に被るダメージや損失」を、国際政治学では「脆弱性」と呼びます。脆弱性が高いのは、関係が切れた時により困る方、ということです。言い換えれば、相手との関係性が壊れた時に、よりダメージの小さい方が、相...
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