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2013-02-11 00:07
(連載)イスラエルの対シリア軍事作戦が意味するもの(3)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
もともと、アサド大統領は父ハーフェズからその地位を引き継いだものの、父親と異なり、軍や情報機関などへの影響力は限定的でした。2000年代初頭の政治犯の釈放やインターネットの解禁といった「ダマスカスの春」と呼ばれた一連の自由化政策は、英国に留学経験もあるアサド自身によって進められたものの、軍幹部らの...
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2013-02-10 18:26
日本の政権交代のインパクト
池尾 愛子
早稲田大学教授
日中関係や中国情勢は、ヨーロッパでも関心がもたれているようである。日中関係が極めて緊迫した状況にあることは忘れてはいけないし、ましてや知らないふりをして国際交流を企画しようとしないでほしい。私自身、研究仲間の一人に質問を受けて、2月7日時点での情報を基にして、次のような主旨の回答をしたことを紹介し...
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2013-02-10 16:34
(連載)イスラエルの対シリア軍事作戦が意味するもの(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
このような背景のもと、イスラエルはついに二大敵対国の一方、シリアへの軍事作戦を行ったのです。イスラエルの軍事行動が、今後も継続的に行われるか否かは予断を許しません。しかし、周辺地域の混乱が続き、緊張が高まる状況は、イスラエルをしてより一層の軍事行動に向かわせる可能性は大きいといえるでしょう。一方で...
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2013-02-09 23:10
(連載)イスラエルの対シリア軍事作戦が意味するもの(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
国際政治は時にビリヤードボールに例えられます。様々な角度から強弱様々な力が働いて、狙ったところに必ずしも行き着かない、という意味です。イスラエルによるシリアでの軍事活動は、これを思い起こさせました。1月30日、シリアの首都ダマスカス近郊で、地対空ミサイルなどが保管されていた軍事施設が空爆を受けまし...
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2013-02-07 06:59
慎太郎の「どこまでやるの」が始まる
杉浦 正章
政治評論家
江戸時代の戯れ歌に「家康に過ぎたるものの二つあり、唐のかしらに本多平八」がある。唐のかしらとは、中国より渡来してきた「ヤク」の角を配した兜のことだそうだ。これを現代に当てはめると、さしずめ「日の本に過ぎたるものの二つあり、活断層に石原慎太郎」か。もちろんこの場合の「過ぎたる」は、家康の「良すぎる」...
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2013-02-05 10:02
(連載)マリ、アルジェリア情勢を読み解く(2)
緒方 林太郎
前衆議院議員
三つ目はトゥアレグ族の存在です。国を持たない民、トゥアレグ族はモーリタニアからリビアくらいまでを、砂漠の民として移動しており、すべての関係国で少数民族独立武装運動のようなことをやっています。マリでも、アルジェリアでもトゥアレグ族対策というのは非常に機微なところがあって難しいのです。こういうイスラム...
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2013-02-04 09:56
(連載)マリ、アルジェリア情勢を読み解く(1)
緒方 林太郎
前衆議院議員
マリのクーデター、そして、その後、イスラム勢力AQMI(Al-Qaida au Maghreb Islamique)によるマリ北部地域の制圧、フランス軍の空爆、アルジェリアへの波及と、非常に西アフリカ情勢が大荒れです。かつて、セネガル大使館勤務時にマリ担当として幾度となく首都バマコを始めとして出張...
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2013-02-04 06:49
石破派旗揚げで“ポスト安倍”がジワリ
杉浦 正章
政治評論家
さしずめ<無派閥という名で派閥出来上がり> といったところか。37人の石破派が自民党に誕生した。我慢ができなくなったのだ。というのも権力者は、古来政界でも企業でもナンバー2を叩くのが常識だが、首相・安倍晋三もその例外ではない。幹事長・石破茂 を「恐るべし」と思うからこそ、遠ざける。党役員も腹心らで...
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2013-02-01 16:51
中国の環境対策と政治的意思
池尾 愛子
早稲田大学教授
1月24日のグローバル・フォーラム等共催の『日中対話』のセッション1「日中環境・エネルギー協力の新たな展望」に参加して、気づいたこと、思い至ったことを今少し書き留めておきたい。『対話』終了後からウェブサイトに公表されている「会議資料」によってもわかるように、専門用語がかなり飛び交っていた。「PM2...
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2013-02-01 09:40
(連載)ミャンマーの民主化・少数民族問題と日本(3)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
このような環境のもと、日本企業のミャンマー進出が活発化しています。貿易・投資の増加が、日本企業への経済チャンスとなるだけでなく、ミャンマーの経済成長にも寄与すること、さらに両国間の関係を強化することはいうまでもありません。また、東南アジア一帯で広がる、中国のプレゼンスとこれに対する警戒感の間隙をぬ...
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2013-01-31 09:58
(連載)ミャンマーの民主化・少数民族問題と日本(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
これら一連のプロセスは、なぜ急に進展したのでしょうか? その大きな要因として、ミャンマーの置かれた国際的な立場があげられます。リーマンショックを皮切りにした金融危機の影響で、ミャンマーでは2007年9月に燃料費高騰などに抗議するデモが発生しました。このとき、通常は政治問題に関与しない仏教僧までも...
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2013-01-30 12:27
(連載)ミャンマーの民主化・少数民族問題と日本(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
この2年ほど、日本企業によるミャンマーへの進出が目立ちます。1988年の軍事クーデタ以来、西側先進国とは疎遠であるものの、人件費が中国の5分の1、人口6000万人の市場規模、そして天然ガスやルビーなどの天然資源が豊富であるなど、ミャンマーには経済的な魅力が溢れています。東南アジア最後のフロンティア...
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2013-01-30 07:02
野党、三つどもえの揺さぶり合戦
杉浦 正章
政治評論家
大げんかはしたが、やはり野党連携の焦点は日本維新の会とみんなの党であろう。この2党が脳しんとうを起こして息も絶え絶えの民主党を食いちぎれるかどうかだ。しかし、維新、みんな、民主それぞれに分裂要因を抱えており、内情は混沌の極みだ。自民党は「当分様子を見て、チャンスが来たら手を入れてゆく」(党幹部)と...
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2013-01-26 10:55
(連載)「日中対話」に参加して(2)
池尾 愛子
早稲田大学教授
若者たちは上の情報から、少なくとも「中国が尖閣諸島を国有化してほしくなかったのは、本当のようだ」とは推論することができるが、しかし「それはなぜだ」という疑問が残るとしたようだ。それで、「中国が尖閣諸島を日本に国有化してほしくないのはなぜか」という問いを、私にぶつけてきたのである。
そこで私...
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2013-01-26 10:52
(連載)フランス軍の介入でマリ情勢は好転するか(3)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
こうして実現した軍事介入ですが、これがマリ動乱を治める契機になり得るのでしょうか。少なくとも、短期的には、北部を実効支配しているMNLAやアンサル・ディーンを掃討し、諸都市を解放することはできるかもしれません。フランス軍の誇るミラージュ戦闘機が投入されていることからも、正面からの軍事衝突で、MNL...
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2013-01-25 18:44
(連載)「日中対話」に参加して(1)
池尾 愛子
早稲田大学教授
私も、1月24日のグローバル・フォーラム等共催の『日中対話:未来志向の日中関係の構築に向けて』に参加した。報告者たちは事前に何度か会合を開かれるなどよく準備をされていて、本欄に要約するのが困難なほどの内容が盛りこまれていたので、報告書は両セッションを通してぜひ読んでいただきたい。コメント・質問が1...
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2013-01-25 14:31
グローバル・フォーラムの「日中対話」に出席して
堀江 正彦
外務省地球環境問題担当大使
1月24日に、グローバル・フォーラム、北京師範大学環境学院、世界資源研究所、浙江大学公共管理学院、日本国際フォーラムの共催により、「日中対話:未来志向の日中関係の構築に向けて」が都内で開催され、私もそれに参加した。
以下に、その感想を述べる。
1.こうしたフォーラムの提言が政治レベ...
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2013-01-25 10:23
(連載)フランス軍の介入でマリ情勢は好転するか(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
第二に、これに関連して、中国やロシアの立場があります。シリアの場合、外部の介入を拒絶する政府と、中国やロシアは以前から経済的・軍事的に深い関係があります。そのため、西側先進国による干渉を嫌う中ロは、「内政不干渉」の原則を盾に、国連安保理において武力介入に反対したのです。しかし、マリの場合は、もとも...
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2013-01-25 06:24
小沢は「油尽きて火の消ゆるごとし」
杉浦 正章
政治評論家
<とんぼつり今日はどこまで行ったやら>は加賀千代女の句とされているが、シークレットサービスも付かなくなった小沢一郎も、深く潜って、行方が分からんのだ。時々水面上に顔を出して、鯨のように潮吹きして、また潜る。結構自由な生活を楽しんでいるかも知れないが、数少ない潮吹きで現れた姿を分析すれば、まだまだ枯...
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2013-01-24 00:32
(連載)フランス軍の介入でマリ情勢は好転するか(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
1月12日、フランスのオランド大統領は、マリのディオンクンダ・トラオレ暫定大統領との合意に基づき、同国の北部を支配するトゥアレグ人の武装組織であるアザワド民族解放運動(MNLA)と、イスラーム過激派アンサル・ディーンに対する攻撃のため、フランス軍を投入したことを発表しました。13日には、フランス軍...
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