国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2018-06-15 11:36

韓国情勢と背後に見え隠れする権力について

真田 幸光  大学教員
 朝鮮半島情勢の劇的な変化により、多くの韓国の一般人は、昨年、韓国で大統領の弾劾・罷免が起こり、その結果、北朝鮮に近いのではないかと韓国国内の一部では言われていた文氏が結果としては、大統領の座に就いたと言う点を忘れているようにも感じられます。暫くの間は、「北に近い」と言う色を少しも示さずにいた文大統...▶続きはこちら
2018-06-14 10:16

(連載2)移民受け入れ拡大方針

倉西 雅子  政治学者
 第2に、AIやロボットの導入による将来的な雇用の減少予測についても、政府は、頑なに耳を塞いでおります。これらの普及が先行した金融分野では、既に大幅な人員削減が行われています。国内において失業率が上がったとしても(現状でも、国内にはニート状態の人々もいる…)、政府は‘数値目標’を計画通りに達成すべく...▶続きはこちら
2018-06-13 13:52

(連載1)移民受け入れ拡大方針

倉西 雅子  政治学者
 6月6日の日経新聞の朝刊一面には、「外国人就労 拡大を表明」の見出しで、安倍首相が前日5日の経済諮問会議で外国人労働者の受け入れ拡大を表明したと報じています。この記事には「選ばれる国」への課題とする小見出しが付されているのですが、この発想、本末転倒ではないかと思うのです。

 同会議において首...▶続きはこちら
2018-06-12 10:40

(連載2)「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 「帝国の市民」以外にも、ドイツでは極右過激派による事件が増加しています。ドイツ内務省の報告によると、極右による暴力行為は2014年に10,541件でしたが、2015年には13,846件に増加。このうち、外国人を標的にしたものは2,207件(2014年)から4,183件(2015年)に急増しています...▶続きはこちら
2018-06-11 10:35

(連載1)「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 ドイツ内務省は5月22日、「帝国の市民(Reichsburger)」と呼ばれる極右勢力のメンバー450人が保有していた武器を取り上げたことを発表。2016年10月、同国南部のゲオルゲンスグミュントで「帝国の市民」メンバーが警官を射殺して以来、ドイツ政府はこの組織への警戒を強めています。一般的に、ヨ...▶続きはこちら
2018-06-08 10:58

責任論より権力維持が世界の流れ

中村  仁  元全国紙記者
 森友学園問題で財務省が調査結果と関係者の処分を発表しました。戦後では、最大級の文書改ざんで、発端は小さな点みたいな話が国政最大の問題として国を揺るがせてきました。大阪地検の不起訴処分といい、財務省の処分といい、巨大化した点の最後は、また点のような結末です。6月5日の新聞報道をみると、最も追及に熱心...▶続きはこちら
2018-06-07 10:59

(連載2)イラン問題とBREXITについて

真田 幸光  大学教員
 更に、「シリア問題では一歩も譲らない。」との姿勢を示すロシアも、米国に対して、「イラン問題では譲歩すること、やぶさかではない。但し、その見返りとして、シリアと北朝鮮の権益をこれまで通りにロシアのものと認めればではあるが」とアプローチしているとの声も聞かれます。事態は複雑怪奇です。

 一方、B...▶続きはこちら
2018-06-06 12:15

(連載1)イラン問題とBREXITについて

真田 幸光  大学教員
 日本人、日本政府にとって、現在の国際情勢の中で、最も関心の高いイシューは、やはり、「朝鮮半島情勢」ではないかと思います。それは、やはり日本が置かれている、「地理的ポジション」に、その背景があるのかもしれません。もし、そうであるとすると、地理的ポジションからして、欧州勢が関心を持つことは、相対比較を...▶続きはこちら
2018-06-05 10:40

中国による5G日中共有提案に警戒を

倉西 雅子  政治学者
 情報・通信技術が急速に発展した今日、国家は、自国の領土、領海、領空といった排他的な地理的範囲としての領域だけを守備していれば事済む時代ではなくなりました。人々がそれとは気が付かない内に、別の形態での空間支配の魔の手が忍び寄っているかもしれないからです。先日も、日中韓3カ国の情報通信相会合に先立って...▶続きはこちら
2018-06-04 14:15

時間軸

緒方 林太郎  元衆議院議員
 北朝鮮(や中国)の指導者を見ていると、「時間軸が違うな。」と思う事が多々あります。最近、たしか藪中元外務事務次官も似たような事を言っていました。北朝鮮の金正恩委員長は、「現体制が続く限りにおいて」はあと30-40年は現在のポジションに居るでしょう。そうすると、すべての政策をその時間軸で考えているは...▶続きはこちら
2018-06-02 18:39

(連載2)なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したか

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 これに加えて、ナクバは数多くのパレスチナ人が「流浪の民」になった日でもあります。イスラエル建国に反対した周辺諸国は、1948年に軍事介入。第一次中東戦争が始まりました。結果的にこの戦争でイスラエルは支配地域を拡げることに成功しました。独立宣言の段階で57パーセントだったイスラエルの支配地域は、第一...▶続きはこちら
2018-06-01 11:23

(連載1)なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したか

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 5月14日、米国の在イスラエル大使館がエルサレムで開設。これに対して、パレスチナ各地で抗議デモが発生し、イスラエル治安部隊の発砲により、ガザでは59名が死亡しました。これに対して、クウェートが国連安保理の緊急会合の開催を求めるなど、イスラーム諸国から批判が噴出。しかし、米国政府は「死者の増加はパレ...▶続きはこちら
2018-05-31 14:23

官僚に嘘を強いる政治権力の非情

中村  仁  元全国紙記者
 加計学園の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬氏への参考人質疑が行われ、真実を語っていないという批判を受けています。森友学園の関連文書の改ざんでも、財務省の元担当局長が証人喚問で集中砲火を浴びました。官僚は政治権力との関係で正直に証言しにくい立場だけに、叩こうとすれば、いくらでも叩けます。官僚を...▶続きはこちら
2018-05-30 10:28

北朝鮮の戦略について

真田 幸光  大学教員
 「北朝鮮と言う国はしたたかな国である。」と言うのが、私の率直な印象です。北朝鮮軍の大佐と韓国・朝鮮語で会話した経験からすると、彼には軍事以外のたくさんの情報が入っており、「所謂、地政学を学び、世界を俯瞰する力がある。」と感じましたが、その延長線上でコメントを申し上げれば、「北朝鮮のしたたかさの背景...▶続きはこちら
2018-05-28 16:29

中国モデルの「IT革命」は中国限定では

倉西 雅子  政治学者
 5月23日のダイアモンド・オンラインに「中国で「IT革命」が進んでいる3つの理由」と題する興味深い記事が掲載されておりました。この記事を読みますと、他国が‘中国モデル’を採用するのは、大変、難しいように思えます。同記事の分析に依れば、中国をして「IT革命」を躍進させた主たる要因は、(1)割り切り・...▶続きはこちら
2018-05-25 11:01

(連載2)米国によるイラン制裁の限界と危険性

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 これと並行して、UAEは徐々にイエメンの南部諸部族への支援を強化するようになりました。もともとイエメンは、北部をオスマン帝国に、南部を大英帝国に、それぞれ支配されていましたが、双方が1962年に別々の国として独立。冷戦時代は西側に近い北イエメンと、東側に近い南イエメンはしばしば衝突を繰り返し、19...▶続きはこちら
2018-05-24 16:22

(連載1)米国によるイラン制裁の限界と危険性

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 米国トランプ政権は現地時間5月8日、イラン核合意の破棄を発表。イランへの制裁が再開されます。これに対してイランは核合意に残留する方針ですが、国内では穏健派ロウハニ大統領に対する強硬派の批判も高まっており、核開発が加速する懸念が高まっています。ただし、トランプ政権が制裁を再開しても、イラン包囲網が成...▶続きはこちら
2018-05-23 10:23

日中経済関係改善への疑問

倉西 雅子  政治学者
 8年ぶりの李克強首相の公式訪日で実現した日中韓サミットでは、経済分野における日中関係の改善が特に進展した分野として報じられています。マスメディア等では、米中関係の悪化を背景とした中国による対日譲歩として説明していますが、その内容からしますと、逆なのではないかと思うのです。

 第1に挙げられる...▶続きはこちら
2018-05-22 10:41

誰も信じない財政金融政策の目標

中村  仁  元全国紙記者
 国家経済の基本は、しっかりした財政金融政策にあります。そのまた基本である財政健全化計画も、日銀の物価目標も、ほとんど信頼されなくなりました。立案した時から実現はとても無理と見られているのに、政府、日銀は数値目標の改ざんともいうべきことをやってのけてきたのです。森友学園関係の文書改ざんは前代未聞の規...▶続きはこちら
2018-05-21 10:51

朝鮮半島の行方と世界

真田 幸光  大学教員
 韓国と北朝鮮が、4月27日、南北首脳会談を予定通り、行いました。そして、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による「平和宣言」への方向性が示されました。韓国側では、その名とは違い実際は多くの武器を配備されている非武装地帯(DMZ)で、重武装を禁じることを宣言に盛り込む案などが浮上して...▶続きはこちら
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