国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2018-06-22 18:06

(連載1)やはり、日本にも「ネウボラ」が必要だ

長島 昭久  衆議院議員/元防衛副大臣
 またしても、悲劇が起こってしまった。東京都目黒区で、親から虐待を受けた5歳の結愛(ゆあ)ちゃんが尊い命を奪われた。「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」覚えたてのひらがなで綴った結愛ちゃんの痛切な言葉に、胸を締め付けられた。この小さな命を、なぜ救えなかったのか?誰しもが思ったことだろう。
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2018-06-20 12:05

(連載2)海洋帝国・英国の存在感と中国の思惑

鈴木 美勝  専門誌『外交』前編集長/ジャーナリスト
 米国の国家戦略にとって、英国との同盟関係はこの上なく重要で、「特別の関係」にある。だが、同盟関係は永遠ではない。国際政治の大変動期には、既成秩序の枠組みには歪みが生じ、国家関係は大きく揺らぐ。2012年、習近平が中国共産党のナンバー1になって以後、海軍力を強引に外洋化させる巨大国家中国の動きによっ...▶続きはこちら
2018-06-19 13:36

(連載1)海洋帝国・英国の存在感と中国の思惑

鈴木 美勝  専門誌『外交』前編集長/ジャーナリスト
 人は太古から海に漕ぎ出し、やがて海を交易の道とし、あるいは海を舞台に覇権拡張の戦いを繰り広げてきた。15世紀、大航海時代の幕が開かれると、ポルトガル、スペイン、オランダ、続いて英国、米国、二つの海洋帝国が世界秩序構築の主役となった。そして21世紀、トランプ米政権の登場。「パックス・アメリカーナ時代...▶続きはこちら
2018-06-18 11:19

日本国では民主主義が機能していない?

倉西 雅子  政治学者
 「五つ星運動」や「同盟」等の政党が躍進したイタリアをはじめとした欧米諸国では、移民反対を掲げる政党の台頭が著しく、従来の左右対立の構図が一変しております。これらの政党については、日本のマスコミは、必ずと言ってよい程、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党とする説明を付しており、民主主義を危険に晒す存在と...▶続きはこちら
2018-06-15 11:36

韓国情勢と背後に見え隠れする権力について

真田 幸光  大学教員
 朝鮮半島情勢の劇的な変化により、多くの韓国の一般人は、昨年、韓国で大統領の弾劾・罷免が起こり、その結果、北朝鮮に近いのではないかと韓国国内の一部では言われていた文氏が結果としては、大統領の座に就いたと言う点を忘れているようにも感じられます。暫くの間は、「北に近い」と言う色を少しも示さずにいた文大統...▶続きはこちら
2018-06-14 10:16

(連載2)移民受け入れ拡大方針

倉西 雅子  政治学者
 第2に、AIやロボットの導入による将来的な雇用の減少予測についても、政府は、頑なに耳を塞いでおります。これらの普及が先行した金融分野では、既に大幅な人員削減が行われています。国内において失業率が上がったとしても(現状でも、国内にはニート状態の人々もいる…)、政府は‘数値目標’を計画通りに達成すべく...▶続きはこちら
2018-06-13 13:52

(連載1)移民受け入れ拡大方針

倉西 雅子  政治学者
 6月6日の日経新聞の朝刊一面には、「外国人就労 拡大を表明」の見出しで、安倍首相が前日5日の経済諮問会議で外国人労働者の受け入れ拡大を表明したと報じています。この記事には「選ばれる国」への課題とする小見出しが付されているのですが、この発想、本末転倒ではないかと思うのです。

 同会議において首...▶続きはこちら
2018-06-12 10:40

(連載2)「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 「帝国の市民」以外にも、ドイツでは極右過激派による事件が増加しています。ドイツ内務省の報告によると、極右による暴力行為は2014年に10,541件でしたが、2015年には13,846件に増加。このうち、外国人を標的にしたものは2,207件(2014年)から4,183件(2015年)に急増しています...▶続きはこちら
2018-06-11 10:35

(連載1)「歴史のリセット」を夢想するドイツ新右翼

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 ドイツ内務省は5月22日、「帝国の市民(Reichsburger)」と呼ばれる極右勢力のメンバー450人が保有していた武器を取り上げたことを発表。2016年10月、同国南部のゲオルゲンスグミュントで「帝国の市民」メンバーが警官を射殺して以来、ドイツ政府はこの組織への警戒を強めています。一般的に、ヨ...▶続きはこちら
2018-06-08 10:58

責任論より権力維持が世界の流れ

中村  仁  元全国紙記者
 森友学園問題で財務省が調査結果と関係者の処分を発表しました。戦後では、最大級の文書改ざんで、発端は小さな点みたいな話が国政最大の問題として国を揺るがせてきました。大阪地検の不起訴処分といい、財務省の処分といい、巨大化した点の最後は、また点のような結末です。6月5日の新聞報道をみると、最も追及に熱心...▶続きはこちら
2018-06-07 10:59

(連載2)イラン問題とBREXITについて

真田 幸光  大学教員
 更に、「シリア問題では一歩も譲らない。」との姿勢を示すロシアも、米国に対して、「イラン問題では譲歩すること、やぶさかではない。但し、その見返りとして、シリアと北朝鮮の権益をこれまで通りにロシアのものと認めればではあるが」とアプローチしているとの声も聞かれます。事態は複雑怪奇です。

 一方、B...▶続きはこちら
2018-06-06 12:15

(連載1)イラン問題とBREXITについて

真田 幸光  大学教員
 日本人、日本政府にとって、現在の国際情勢の中で、最も関心の高いイシューは、やはり、「朝鮮半島情勢」ではないかと思います。それは、やはり日本が置かれている、「地理的ポジション」に、その背景があるのかもしれません。もし、そうであるとすると、地理的ポジションからして、欧州勢が関心を持つことは、相対比較を...▶続きはこちら
2018-06-05 10:40

中国による5G日中共有提案に警戒を

倉西 雅子  政治学者
 情報・通信技術が急速に発展した今日、国家は、自国の領土、領海、領空といった排他的な地理的範囲としての領域だけを守備していれば事済む時代ではなくなりました。人々がそれとは気が付かない内に、別の形態での空間支配の魔の手が忍び寄っているかもしれないからです。先日も、日中韓3カ国の情報通信相会合に先立って...▶続きはこちら
2018-06-04 14:15

時間軸

緒方 林太郎  元衆議院議員
 北朝鮮(や中国)の指導者を見ていると、「時間軸が違うな。」と思う事が多々あります。最近、たしか藪中元外務事務次官も似たような事を言っていました。北朝鮮の金正恩委員長は、「現体制が続く限りにおいて」はあと30-40年は現在のポジションに居るでしょう。そうすると、すべての政策をその時間軸で考えているは...▶続きはこちら
2018-06-02 18:39

(連載2)なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したか

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 これに加えて、ナクバは数多くのパレスチナ人が「流浪の民」になった日でもあります。イスラエル建国に反対した周辺諸国は、1948年に軍事介入。第一次中東戦争が始まりました。結果的にこの戦争でイスラエルは支配地域を拡げることに成功しました。独立宣言の段階で57パーセントだったイスラエルの支配地域は、第一...▶続きはこちら
2018-06-01 11:23

(連載1)なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したか

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 5月14日、米国の在イスラエル大使館がエルサレムで開設。これに対して、パレスチナ各地で抗議デモが発生し、イスラエル治安部隊の発砲により、ガザでは59名が死亡しました。これに対して、クウェートが国連安保理の緊急会合の開催を求めるなど、イスラーム諸国から批判が噴出。しかし、米国政府は「死者の増加はパレ...▶続きはこちら
2018-05-31 14:23

官僚に嘘を強いる政治権力の非情

中村  仁  元全国紙記者
 加計学園の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬氏への参考人質疑が行われ、真実を語っていないという批判を受けています。森友学園の関連文書の改ざんでも、財務省の元担当局長が証人喚問で集中砲火を浴びました。官僚は政治権力との関係で正直に証言しにくい立場だけに、叩こうとすれば、いくらでも叩けます。官僚を...▶続きはこちら
2018-05-30 10:28

北朝鮮の戦略について

真田 幸光  大学教員
 「北朝鮮と言う国はしたたかな国である。」と言うのが、私の率直な印象です。北朝鮮軍の大佐と韓国・朝鮮語で会話した経験からすると、彼には軍事以外のたくさんの情報が入っており、「所謂、地政学を学び、世界を俯瞰する力がある。」と感じましたが、その延長線上でコメントを申し上げれば、「北朝鮮のしたたかさの背景...▶続きはこちら
2018-05-28 16:29

中国モデルの「IT革命」は中国限定では

倉西 雅子  政治学者
 5月23日のダイアモンド・オンラインに「中国で「IT革命」が進んでいる3つの理由」と題する興味深い記事が掲載されておりました。この記事を読みますと、他国が‘中国モデル’を採用するのは、大変、難しいように思えます。同記事の分析に依れば、中国をして「IT革命」を躍進させた主たる要因は、(1)割り切り・...▶続きはこちら
2018-05-25 11:01

(連載2)米国によるイラン制裁の限界と危険性

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 これと並行して、UAEは徐々にイエメンの南部諸部族への支援を強化するようになりました。もともとイエメンは、北部をオスマン帝国に、南部を大英帝国に、それぞれ支配されていましたが、双方が1962年に別々の国として独立。冷戦時代は西側に近い北イエメンと、東側に近い南イエメンはしばしば衝突を繰り返し、19...▶続きはこちら
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