国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2014-11-18 12:22

正解は消費税も解散も先送り

中村  仁  元全国紙記者
 安倍首相の解散・総選挙は自民党とって「信を問う」には、最も難しい時期にぶつかりましたね。7-9月期のGDP(国内総生産)速報値が予想外のマイナス成長となりました。成長率の低下はともかく、マイナスはサプライズでしたね。安倍政権とっての正解は、消費増税も解散も先送りなのです。「望外のチャンスがきた」と...▶続きはこちら
2014-11-18 07:07

景気直撃の「GDP大誤算解散」

杉浦 正章  政治評論家
 驚くというより愕然とした2期連続マイナス成長である。景気は失速して坂道を転げ落ちている。その最中にこれといった大義がない解散断行を首相・安倍晋三が今日18日に表明する。これまでの安倍の発言から類推する限り、形勢を一変させる「回天の大義」を記者会見で表明することはできないだろう。おそらく消費増税延期...▶続きはこちら
2014-11-16 12:22

(連載2)消えてしまった解散・総選挙の争点

中村  仁  元全国紙記者
 次に、最大の争点で与野党の対立は消えてしまいました。与党も、主だった野党も増税先送りなのですから、増税を先送りにすることは選挙の争点ではなくなってしまいました。なんのために選挙をやるのでしょうか。政権側は軽減税率(生活必需品の税率を低くする)の導入を示唆しています。野党も軽減税率に賛成ですから、こ...▶続きはこちら
2014-11-15 17:14

(連載1)消えてしまった解散・総選挙の争点

中村  仁  元全国紙記者
 安倍政権が「消費増税の先送り」を最大の争点にしようとしている解散・総選挙をめぐり、不思議なことにその争点が消えかかっています。民主党が急に増税先送りに転換し、主だった政党の多くが先送りで勢ぞろいしてしまったからです。選挙に勝っても負けても、国会では先送り法案が可決されることになるわけです。どのよう...▶続きはこちら
2014-11-14 13:10

(連載2)不評の「何のため解散」

中村  仁  元全国紙記者
 「解散は何のため」というか「何のため解散」、「国民不在の解散」、「消費税断念解散」など、様々な酷評が聞かれます。「消費増税はGDP(経済成長率)の速報(11月17日)、さらに確定値(12月8日)を見て判断する」、「有識者会合(11月17日まで5回)の意見を聞いて決める」を首相、官房長官はそうくりか...▶続きはこちら
2014-11-13 14:48

(連載1)不評の「何のため解散」

中村  仁  元全国紙記者
 安倍首相が外遊先からの遠隔操作でしょうか、衆院解散の流れが突然、浮上し、メディアはあわてふためいて取材合戦に突入し、「12月14日の投開票」の見通しを伝えています。腹心の菅官房長官が国内で裏を仕切っているようで、野党ばかりか、与党の実力者の裏をかく戦術に、多くの国民は何が起きたのか、「???」の心...▶続きはこちら
2014-11-13 07:01

名付ければ「あざとい解散」に他ならない

杉浦 正章  政治評論家
 広辞苑によると「あざとい」とは、やり方があくどいときや思慮が浅いときに使われる。安倍の解散に、このあざといを使った大手紙はまず毎日が社説で「早期解散論 その発想はあざとい」と見出しを取り、「増税に慎重な世論に乗じて選挙にまで利用しようという発想が感じられる。民意を問う大義たり得るか」「今の議論には...▶続きはこちら
2014-11-12 10:49

(連載2)奇怪な外交用語が日中を惑わす

中村  仁  元全国紙記者
 案の定、日中首脳会談前の写真、映像撮影で、習近平主席は安倍首相と目を合わせず、目が合いそうになると、意図的にそらすという動きを何度かしました。国内向けに、日中は和解したのではないというゼスチャーを示したかったのかもしれません。失礼な対応がありありでしたね。せっかくの合意文書が発表されたばかりだとい...▶続きはこちら
2014-11-11 22:36

(連載1)奇怪な外交用語が日中を惑わす

中村  仁  元全国紙記者
 3年ぶりに日中首脳が会談し、日中関係の改善に向け、両国が対話を再開することになりました。こじれきっていた関係の悪化に歯止めがかかることを期待します。ここでいつも頭を離れない問題に触れたいのです。特に日中間となると、飛び交う意味不明瞭、奇怪で特殊な外交用語のことです。首脳会談の直前に公表された合意文...▶続きはこちら
2014-11-11 15:00

尖閣についての正しい立ち位置

津守  滋  東洋英和女学院大学名誉教授
 大騒ぎになっていた日中首脳会談は、11月10日行われた。会談冒頭の映像を見て、日本人であれば、誰もが愉快な気持ちにはならなかったであろう。習主席の態度は、ぶっきらぼうであるというよりも、客を待たせるなどホストとして非礼でもあった。とはいえとにかく会談が実現したことで、日中関係が今後正常化に向けて動...▶続きはこちら
2014-11-10 06:41

日中合意文書は6対4で日本の判定勝ち  

杉浦 正章  政治評論家
  尖閣問題について鄧小平は将来の対立を恐れて棚上げとしたが、日中両国は対立と軍事衝突の危機の現実に直面して、問題を「解決しない解決」とした。つまり「先送り」である。首脳会談では「先送り」することを関係改善の糸口とする選択肢をつかみつつある。その意味で首脳会談に先立って発表された合意文書は、首相・安...▶続きはこちら
2014-11-09 01:13

(連載2)消費増税の異常な難しさ

中村  仁  元全国紙記者
 消費税問題を混乱させているもとは、何度か取り上げてきましたように、「2015年10月に再増税、それを2014年末までに決める」とした、民主党政権下での民自公の3党合意(2012年)の無理からきています。「そんなに短期間で5%も上げるのは無理だ」、「年度途中の来年10月の再増税としたので、2014年...▶続きはこちら
2014-11-08 14:11

(連載1)消費増税の異常な難しさ

中村  仁  元全国紙記者
 消費再増税の賛否について有識者から意見を聞く会合が始まり、一ヶ月後には安倍政権は結論を出しているでしょう。安倍首相は再増税を先送りしたいとの観測がしきりです。ここで考えるべき本質的な問題は、「政局が消費税を決める」という表面的なことではなく、引き上げの異常な難しさがはっきりしてきたことです。日本の...▶続きはこちら
2014-11-08 09:21

(連載2)ロシアに空から包囲されるヨーロッパ

河村  洋  外交評論家
 歴史的に見て、ノルウェーからスコットランドにいたる海空域は大国の係争の場である。両世界大戦ではこの海域でイギリスとドイツが激しくたたかった。冷戦期にはこの海空域がソ連の水上艦隊および潜水艦勢力に対するNATOの防衛線であった。今日ではこの海空域は英露衝突の場である。私はノルウェーからスコットランド...▶続きはこちら
2014-11-07 19:49

(連載1)ロシアに空から包囲されるヨーロッパ

河村  洋  外交評論家
 去る10月29日付けで『ワシントン・ポスト』紙に「ウクライナ危機を契機にロシアとNATOの緊張が高まるにつれて、ロシア空軍はバルト海および黒海方面からだけでなく、ノルウェーおよびスコットランド沖の北大西洋上の空域からもヨーロッパを包囲している」という記事が掲載された。このことはロシアが東西両前線か...▶続きはこちら
2014-11-07 10:11

(連載2)終身大統領への夢

緒方林太郎  前衆議院議員
 私は1998年に、ブルキナ・ファソで行われたアフリカ連合総会の際、同国に行ったことがあります。当時、コンパオレ大統領は比較的若い、新しいアフリカを体現する大統領でした。とても輝いていたのを覚えています。その後、大統領府付きの運転手殺害事件を取材していたノルベール・ゾンゴというジャーナリストが(恐ら...▶続きはこちら
2014-11-06 10:49

(連載1)終身大統領への夢

緒方林太郎  前衆議院議員
 西アフリカのブルキナ・ファソという国が揺れています。少し高齢の方なら「オート・ボルタ(ボルタ川上流)」という国の名前で知っている方もおられると思います。ブルキナ・ファソというのは現地語で「高潔な人」という意味でして、形容詞形は「burkinabe(ブルキナベ)」。よく某主要国大使が「君達はフランス...▶続きはこちら
2014-11-05 10:43

(連載2)日米ガイドライン中間報告「アセット(装備品等)の防護」の問題点

桜井 宏之  軍事問題研究会代表
 ここで問題になるのが、武器等防護の武器使用が、警察権の行使とされている点です。閣議決定の理論的根拠となった安保法制懇報告書(2014年5月15日)では、「個別的自衛権や警察権を我が国独自の考え方で『拡張』して説明することは、国際法違反のおそれがある」(23頁)として、平時における米艦防護の根拠を警...▶続きはこちら
2014-11-05 07:05

政局の「象」を有識者の「群盲」が評する

杉浦 正章  政治評論家
 世に言う有識者なる人々は、政治の専門家であろうか。政局を理解している人なのであろうか。否、紛れもなく素人である。一方で消費再増税は、経済マターであろうか。それとも政局であろうか。紛れもなく政局である。なぜなら過去の首相は竹下登も橋本龍太郎も消費税でつぶれた。その政局の「象」を、言っては悪いが「群盲...▶続きはこちら
2014-11-04 15:11

(連載1)日米ガイドライン中間報告「アセット(装備品等)の防護」の問題点

桜井 宏之  軍事問題研究会代表
 10月8日に公表された「日米ガイドライン」の見直しに関する中間報告では、「日米両政府は、平時から緊急事態までのいかなる段階においても、切れ目のない形で、日本の安全が損なわれることを防ぐための措置をとる」として、その対象の1つに「アセット(装備品等)の防護」が合意されました。中間報告は、集団的自衛権...▶続きはこちら
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