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2008-08-22 19:12
EUの欧州近隣政策の限界を示したグルジア問題
小久保康之
静岡県立大学教授
北京オリンピックと並行して、グルジア問題が急浮上した。グルジア問題は、EUが必死になって封印してきた少数民族問題というパンドラの箱を開けると同時に、新たな米露対立を招き、21世紀の大きな国際問題に発展することが懸念される。
そもそも冷戦時代の旧東側地域は、少数民族問題を力で封印してきた。冷...
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2008-08-21 18:25
北京五輪で「中華民族百年の夢」は実現するのか?
増田雅之
防衛省防衛研究所教官
第29回夏季オリンピック(北京五輪)は政治的色彩を強く帯びたものとして記憶されることになりそうである。開幕に至るプロセスでは、2008年3月14日に発生したチベット「暴動」を契機として、世界各地でチベットの人権状況を問題視する国際世論が広がり、聖火リレーは中国への抗議活動の場となった。また、中国国...
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2008-08-21 07:59
首相に「給油」テーマの解散ができるか
杉浦正章
世評論家
自民党幹部から、新テロ対策特別措置法改正案をテーマに解散すべきだという発言が出始めた。総選挙のテーマは、後期高齢者医療制度をはじめ自民党に不利なものだけが山積しているが、首相・福田康夫が国民世論が割れる「給油」をテーマに解散した場合、20日に全国紙の多くが社説でその必要を強調したように、意外とプラ...
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2008-08-20 20:14
米国民の76%は軌道変更を望む
石川純一
フリージャーナリスト
「米国は間違った軌道にはまり込んでいる」―米CNNが2008年7月28日から3日間にかけて行った世論調査によると、回答を寄せた米国民の76%がこのように考えているという。「正しい軌道上を走っている」と回答した者は24%にすぎなかった。この11月に迫った米大統領選の本選では、有権者は「間違った軌道」...
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2008-08-19 12:22
(連載)野球とアメリカ(2)
岩國哲人
衆議院議員
1990年当時は、日米貿易不均衡を縮小するための日米構造改革協議が進行中で、アメリカ側の重点的要求には木材輸入があった。その協議が始まった頃、私はメリルリンチのNY本社の副社長としてアメリカ側に立っていた。日米関係を考慮して、そして均一質の大量の集成材が日本では調達できないことも考えて、出雲市と鹿...
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2008-08-19 07:56
注目される古賀誠の後期高齢者医療制度「凍結」論
杉浦正章
政治評論家
総選挙に勝つには「政策の大転換しかない」(山崎拓・自民党前副総裁)と言う声が、自民党内にほうはいとして起こっている。夏休みで選挙区に帰った議員らがあまりの自民党不人気に愕然としているのだ。しかし、その大転換ができるだろうか。景気対策でばらまき型補正予算を組んでも効果は限定的とみる。ただ一つあるのが...
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2008-08-18 19:12
(連載)野球とアメリカ(1)
岩國哲人
衆議院議員
今日は夏の高校野球の決勝戦。日本全国の高校球児たちの夢の頂点に立つチームが栄冠に輝く日がやってきた。私にも野球につながる多くの思い出がある。1945年8月、日本は戦争に敗れ、学校の教科書も教育方針も、すべてが変わった。アメリカの社会を知るためにアメリカの映画を、アメリカを好きになるために新聞では毎...
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2008-08-15 12:23
(連載)世界は新冷戦期に逆戻りするのか(2)
伊藤 憲一
グローバル・フォーラム執行世話人
ところで、欧州連合(EU)の対応だが、議長国フランスを代表して調停に当たったサルコジ大統領の果たした役割は、6項目合意を取り付けたことであったが、この合意については、「ロシアのグルジア侵攻を止めるのではなく、むしろそれを許容した」として、否定的に評価する声が強い。ロシアの要求に従って「追加的安全保...
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2008-08-14 12:08
(連載)世界は新冷戦期に逆戻りするのか(1)
伊藤 憲一
グローバル・フォーラム執行世話人
「ロシアのやっていることは、本質的に1990年のイラクのクウェート侵攻と大差なく、これを放置すれば21世紀世界の新秩序は一挙に暗転するだろう」との8月13日付けの岡田章一氏の本欄への投稿に、まったく同感である。それにしても、ようやくいろいろのことが見えてきたようだ。日本の新聞では日本経済新聞が「米...
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2008-08-13 01:06
グルジア情勢は対岸の火災ではない
岡田 章一
元会社員
グルジア情勢が重大化しつつあるようだ。日本の新聞は例によって「ああでもない、こうでもない」と床屋政談の域を出ない井戸端会議レベルの報道に終始しているが、欧米の新聞に目を通すと、事態の受け止め方はもっとずっと深刻だ。そこで共通しているのは、ロシアのグルジア侵攻は21世紀の世界秩序に対する根本的な挑戦...
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2008-08-10 12:03
北京五輪で中国はどう変わるのか
伊奈久喜
新聞記者
8月8日夜、友人たちとお酒を飲みながら北京五輪の開会式をテレビで見た。選手団入場に先立つ、あの長いパフォーマンスにみな疲れた。紙、活字、羅針盤の発明など中国の歴史に対する誇りをマスゲームのような集団主義で表現した点が、いかにも中国らしい。選手団入場の国順がアルファベット順ではなく、中国語国名の最初...
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2008-08-08 08:33
外交にこそ必要な「国民の目線」
杉浦正章
政治評論家
「あなた方だって、オフレコと言われれば守るでしょうが」と開き直ることでもないだろうが、外相・高村正彦が、中国国内のギョーザ事件を公表しない理由について「中国側の要請であった」ことと、政治家では福田康夫と高村に限定した情報管理であったことを認めた。犯罪行為の隠ぺいと異なり、事は国家間の外交上の約束事...
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2008-08-07 19:54
文明史的選択を迫られているイスラム世界
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
これは「・・・の陰謀だ」というたぐいの話をよく耳にする。「・・・」は何でもよい。ユダヤというのもよくあるし、米国でも、北朝鮮でもかまわない。要するに、「そうではない」ということが証明できない、というのが共通している訳で、その点では、「ピンク色の鯨が存在している」というのと軌を一にする。まことしやか...
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2008-08-06 03:05
朝鮮半島関与に求められる確かな現実感覚
小笠原高雪
山梨学院大学教授
2年ほど前の冬、私は本務校の学生有志を連れて韓国を旅行した。旅行の眼目の一つは、板門店の訪問だったが、そのとき朝鮮国連軍への参加国の国旗を並べ、それら諸国への謝意を述べた掲示の前で、学生の一人が発した言葉は、いまも耳の中に残っている。その学生は、全くの無邪気さから、周囲も憚らぬ大きな声で、こう言っ...
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2008-08-05 19:44
「民族の誇り」を拉致されて長期放置する長期政権
岩國哲人
衆議院議員
北東アジアにおける日本の外交に、戦略らしいものはあるのか。6か国協議の核、拉致をめぐって、怒りがふつふつとこみあげてくるのは、私だけではないだろう。かつて、米国のイラク攻撃に備えての外交方針を質問され、川口外相が「今は何も言わないのが日本の国益」と答えて、失笑を買ったことがある。世界はしかし、自ら...
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2008-08-05 08:14
麻生「民主党ナチス」発言の虚実
杉浦正章
政治評論家
ドイツの作家トーマスマンは名作「マリオと魔術師」のなかで、大衆催眠術の危険を指摘している。催眠術師チポルッラとその被験者の状態を描写したものだが、ナチス・ドイツとヒトラーの台頭を予感した小説とされている。果たして自民党幹事長・麻生太郎の「ナチス発言」が、いまの民主党にマッチするだろうか。麻生発言は...
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2008-08-04 00:33
携帯電話亡国論
古屋 力
会社員
いよいよこの世の中おかしくなってきている。この7月に実施された2891人から聞いたアンケート結果によると、1日3時間以上も携帯を利用している人が全体の4割以上もいるらしい。このこと自体が驚異である。私は、はなから最先端技術嫌い、電磁波嫌いなので、携帯自体も最低限使っているが、せいぜい会社の帰りに、...
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2008-08-01 11:37
アジアの海と陸の経済圏とその将来
西川恵
ジャーナリスト
最近、フィリピンのミンダナオ島とタイ北部の大メコン圏地域(GMS)に行く機会があり、アジアの海と陸という対照的な2つの地域の将来性に思いをめぐらせた。
頭文字をとって、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンの4カ国をBIMPという。この4カ国は無数の島伝いにつながっており、島々が連...
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2008-08-01 02:39
「テロとの戦い」完遂を公言したオバマ米大統領候補
石川純一
フリージャーナリスト
忙中閑あり、米大統領選。が、その中で、勢いに乗るオバマ上院議員。民主党大統領候補に確定しているこの黒人政治家の外交政策が、少しずつ体を成してきたようだ。同議員は15日、ワシントンで外交・国家安全保障の重要政策で演説。イラク戦争を「責任ある形」で可能な限り早急に終結させ、国際テロ組織アルカイダ、アフ...
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2008-07-31 20:27
自国領土を放棄して恥じない自民党政府を断ず
岡田 章一
元会社員
昨7月30日付けの日本経済新聞の報ずるところによると、日本政府はロシア政府の進めているシベリア鉄道9300キロの全面的近代化計画(所要資金69兆円)に積極的に協力することとなり、政府系金融機関である国際協力銀行の融資に加え、貿易保険の適用も決定したという。国民の税金を投入する決定である。言うまでも...
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