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2007-01-01 02:56
ミャンマーの暗いトンネル
林田裕章
日本国際フォーラム参与・主任研究員
「ミャンマー民主化の現状と課題」と題する田島高志氏の12月16日、18日付けの連載投稿を興味深く読ませていただいた。ご指摘の通り、ミャンマーは国土面積も広く、人口も5000万人を超え、かつ天然資源にも恵まれている。その国がもう長い間、政治的な閉塞状況に置かれている。1997年にアセアンに加盟はした...
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2006-12-31 07:03
連載投稿(3)中東諸国とFTAを結べ
太田 健一
大学生
ところで、中国問題より更に深刻で、我々日本人だけでなく、全世界を脅かす悪の枢軸国が日本の目と鼻の先に有る事を忘れてはならない。北朝鮮である。もう言うまでもないが、北朝鮮は日本人以外にも世界各国から、判っているだけでも8カ国から、何の罪もない人々を拉致し、苦しめている。最後には死んでいく被害者も数多...
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2006-12-30 10:01
連載投稿(2)対中包囲網を形成せよ
太田 健一
大学生
日本は、日米同盟を基本にして、台湾、シンガポール、インド、モンゴル、ネパールなどのアジア諸国とオーストラリアを含んだ巨大包囲網を作り、中国を封じ込めるべきである。それが、日本にとって、最低限の出費で、尚かつ同盟国の支持を得て、リスクを分担できる方法である。この戦略を実現し、成功するには2年以内のタ...
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2006-12-29 00:51
留学生奨励は双方向で
湯下 博之
杏林大学客員教授
世界、そして特に日本を含むアジア地域が大きく動いて行く中で、日本がその流れに取り残されたり、孤立したりすることなく、流れの中心にいて、流れを主導することは、21世紀の日本にとって、国の運命を決するほどの大切な課題である。日本がこの課題を成功裏にこなすためには、政治的にも経済的にもそれなりの力を持っ...
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2006-12-28 06:06
連載投稿(1)アジアのなかの日本
太田健一
大学生
「今世紀はアジアの時代だ」と言う言葉をよく聞くが、大半それは中国を意味している。そのことを我々日本人は知っているであろうか?最早世界の多くは関心対象を日本から中国に切り換えているのが、残念ながら真実である。日本はこのまま世界の注視から外され、この国の威厳を失い続けて良いのだろうか?我々国民が考えな...
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2006-12-27 12:02
イラク復興支援の国際的枠組みづくりの重要性
村田 晃嗣
同志社大学法学部教授
米中間選挙の敗北を受けて、ブッシュ政権は一層内向きにならざるをえない。外交問題といえば、イラク一色の観がある。案の定、再会された六者協議も成果を挙げなかった。イラク問題については、すでにベーカー元国務長官らが「イラク研究グループ」の報告書を提出している。イランやシリアとの外交交渉を模索するその内容...
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2006-12-26 23:31
元慰安婦の「償い事業」と「アジア女性基金」
西川 恵
ジャーナリスト
元慰安婦の「償い事業」に取り組んできた「アジア女性基金」(村山富市理事長)が2007年3月末で解散する。この12年間、韓国、フィリピン、オランダ、台湾の元慰安婦の女性計364人に「償い金」を支給し、医療・福祉支援を行ってきた。「償い金」は国民の募金(5億6500万円)から、医療・福祉支援は政府拠出...
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2006-12-25 09:50
防衛庁の省昇格に思う
佐島 直子
専修大学経済学部助教授
2006年12月15日、防衛庁の省移行と国際平和協力活動の本来任務化を内容とする防衛庁設置法の一部改正が、大多数の賛成で成立、2007年1月9日に、「防衛庁」は「防衛省」へ移行する。緊張の高まる北東アジアにあって、様々に役割を拡張する自衛隊は、より主体的で、迅速な組織体への移行をめざしているように...
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2006-12-25 06:36
イラク戦争の教訓について考える
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
米国の中間選挙における共和党の敗北や、ベーカー元国務長官とハミルトン元下院議員を共同議長とする「イラク研究グループ」による報告書の発表を受けて、米国の今後のイラク政策のあり方に注目が集まっている。79項目にものぼるイラク研究グループの報告書は、イランやシリアなどとの対話を行い、外交的な圧力をイラク...
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2006-12-20 11:12
「水」と「平和」の結びつき
高橋 一生
国際基督教大学教授
「水と紛争」というテーマがこの10年脚光をあびている。筆者もその議論に参加してきた。しかし、実態を検証すればするほど「水」と「紛争」との関係はあまり密ではなく、逆に「水」と「平和」の親和性が高いことがわかってきた。「平和」という語を使うことの気恥ずかしさはあるが、現実に、「水」と「平和」という結び...
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2006-12-18 19:11
東アジア・エネルギー・環境協力の展望-期待と不安
諸澤 宏
大学院生
当政策掲示板「議論百出」に10月3日付けで投稿された池尾愛子氏の「東アジア・エネルギー・環境協力の可能性」を拝見しました。それに触発されて、私の感じたことを2つほど述べさせていただきます。
第一に、いかにして東アジア地域におけるエネルギー獲得競争を解決するかです。1990年代末以降から頻発...
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2006-12-18 09:54
連載投稿(2)ミャンマーを訪問して思う
田島 高志
東洋英和女学院大学大学院客員教授
先月久しぶりにミャンマーを訪ね、関係閣僚、経済人、知識人などと意見交換を行なって来た。当方より、国民会議が始まって既に十数年も過ぎており、民主化への道程が長過ぎると述べ、今後の見通しを尋ねたのに対し、ようやく少数民族との協議も整い、国民会議の審議は12月末に終了する、来年は、その審議結果に基づき憲...
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2006-12-16 14:26
連載投稿(1)ミャンマー民主化の現状と課題
田島 高志
東洋英和女学院大学大学院客員教授
ミャンマーは長年の親日国であり、第2次大戦末期にはミャンマー人は敗走する日本兵を英国軍から匿ってくれたり、そっと食料をくれたりした。国民の大多数は敬虔な仏教徒であり、その性格は日本人が既に失ったしとやかさと遠慮深さを今でも持っている。その軍隊はエリート集団であり、真面目であり、強い愛国心を持ってい...
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2006-12-14 18:33
注目すべきASEAN憲章修正の動き
小笠原高雪
山梨学院大学教授
12月9日から予定されていた一連のASEAN関連会議(ASEAN首脳会議、東アジア・サミットなど)の延期は日本でも大きく報道された。東アジア・サミットには安部首相も出席する予定であったし、日本はASEAN+3に豪印などを加えた16カ国経済連携を提案する予定であったのだから、突然の延期が失望を招いた...
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2006-12-11 06:02
問われるロシアの異質性とサミットの意味
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
旧ソ連諜報機関のKGB及びその後継組織であるFSB出身のリトビネンコ元中佐の不審死事件が注目を集めている。ロシアをめぐっては最近同様の事件が相次いで発生しており、10月にはジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏が暗殺されている。いずれもプーチン政権に批判的であった人物が殺害されたこれらの事件に...
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2006-12-08 18:06
国内派に退場迫る防衛庁の省昇格
伊奈 久喜
新聞記者
防衛庁の省昇格法案が衆院を通過し、今国会での成立が確実となった。経済企画庁、環境庁、国土庁……かつては大臣庁がたくさんあった。防衛庁だけがただひとつ大臣庁で残っていたのはいびつであり、省昇格は極めて自然である。昇格とひき換えというわけではないが、国際協力任務が本来任務になった。これは特に国内派の多...
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2006-12-06 12:58
アジア通貨単位(ACU)とヨーロッパ通貨単位(ECU)
池尾 愛子
早稲田大学教授
11月6-9日に中国・天津の南開大学日本研究院において、「東アジア地域統合の進展及び地域協力」というテーマで開催された国際シンポジウムに参加した。例年9月に開催されている同院のシンポジウムが11月の開催に延びたのは偶然であったが、10月8日に日中首脳会談が北京で実現したことを受けて、かなり刺激的で...
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2006-12-04 17:59
日本は不法行為に対する抑止力を整備し、宣伝せよ
吉田 歩
団体職員
田島高志氏は9月17日付けの投稿「連載投稿(2)世界に日本の真の姿を発信せよ」の中で、「現代は、イメージで人々が判断し、行動する傾向の強い時代である。国際社会、国際世論も同じである」と述べておられますが、私も同感です。現代の国家戦略では、テレビや映画などの映像媒体を積極的に利用して、心理戦を戦うこ...
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2006-12-01 19:39
劇映画の効用
湯下 博之
杏林大学客員教授・元大使
政策掲示板「議論百出」の11月3日付投稿の中で、私は、日本人が外国のことを知る上で、メディアによる報道や映像が身のまわりに届けられることが大切である、ということを述べた。今回は、その続きとして、映画についての私の体験を述べて、ご参考に供するとともに、ご一考をわずらわしたい。1991年から94年にか...
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2006-11-29 22:05
「グローバル・パートナー」提案を歓迎す
佐島 直子
専修大学経済学部助教授
米国務省のバーンズ次官は、11月21日、翌週ラトビアの首都リガで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、日本、韓国、オーストラリア、スウェーデン及びフィンランドの五ヶ国を「グローバル・パートナー」として新たな協力国グループを組織し、共同訓練などの活用を強化する提案を行うことを明らかにした...
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