国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2008-07-15 08:17

「竹島」記述はあまりにタイミングが悪い

杉浦正章  政治評論家
 中学校社会科の新学習指導要領の解説書に「竹島」が盛り込まれたことに韓国政府が強く反発、日韓関係に暗雲が垂れ込め始めた。問題は韓国政府が大使召還以上の対日強硬策に出るかどうかだが、李明博(イ・ミョンバク)大統領は恐らく、当面推移を見守りドラスチックな問題に発展させないとみられる。しかし今後日韓関係に...▶続きはこちら
2008-07-14 12:32

中国・吉林大学での講義:中国の変化を期待して

伊藤英成  元衆議院議員
 先月、客員教授を仰せつかっている中国・吉林大学東北アジア研究院で恒例の年一回の講義をした。例年だと日本の政治情勢や日中関係が中心であるが、今回は最近中国におこった幾つかの出来事について多くの時間を割き、諸外国の受止め方も紹介しながら私の意見を述べることにした。言及したテーマは、(1)冷凍餃子問題、...▶続きはこちら
2008-07-12 09:53

(連載)ムードに流されなかった地球温暖化対策(2)

木下博生  全国中小企業情報促進センター参与
 温室効果ガスの削減目標問題に消極的な立場を取り続けたのは、アメリカであった。中国やインドなどの発展途上国が参加しないスキームは意味がない、との立場だったと伝えられているが、私は、それだけではないと思う。ブッシュ大統領は、サミット前の6月下旬、エネルギー安全保障に関する演説を行った。その中で同大統領...▶続きはこちら
2008-07-11 21:25

(連載)ムードに流されなかった地球温暖化対策(1)

木下博生  全国中小企業情報促進センター参与
 私は、4月5日の本稿への投稿「ムードに流される地球温暖化対策の危険」の中で、「地球温暖化対策はムードに流されるべきでない」と述べた。去る7月7日から9日まで開かれた北海道洞爺湖サミットでは、地球温暖化が一つのテーマとして取り上げられたが、2050年までに温室効果ガスの排出量を50%削減するという目...▶続きはこちら
2008-07-11 17:32

サミットで取り残された原油価格高騰問題

細野豪志  衆議院議員
 洞爺湖サミットが終了しました。わが国で開かれるサミットは8年に1回。前回の沖縄サミットは、9.11テロ事件の前年の2000年でした。さて、今回のサミットは、本格的なテロの脅威に見舞われる中で、無事に日程を終了しました。警察庁をはじめ、警備関係者の努力には敬意を表したいと思います。各国首脳(夫妻)は...▶続きはこちら
2008-07-11 11:36

洞爺湖サミットを取材して思うこと

伊奈久喜  新聞記者
 嶌信彦さんのようにすべての主要国首脳会議(サミット)を現場から取材した経験があるわけではないが、数えてみたら洞爺湖サミットを含め、9回のサミットを現場に近いところで見てきたことに気づいた。数点、感想を述べる。

 第一に、自己否定のような言い方になるが、サミット報道は、相当に操作された情報に基...▶続きはこちら
2008-07-10 08:09

サミット後の内閣改造は必至

杉浦正章  政治評論家
 サミットのうたげが終わったが、首相・福田康夫の政治基盤が盤石となり、政権が浮揚し、政局運営に展望が開けるかというと、それはない。内政の泥沼に福田がはまった構図は、そのままだからだ。うたげの華やかさが、首相にカンフル剤として作用して、政局運営は若干強気に転ずるかもしれない。それが内閣改造、解散・総選...▶続きはこちら
2008-07-10 01:13

サミット警備の成功を讃える

小笠原高雪  山梨学院大学教授
 洞爺湖サミットは混乱なく終了したが、厳重な警備をめぐって「不満」の声も出ているようである。たしかに、サミット期間中は、東京都内の地下鉄駅のジュースの販売機までもが停止され、私も暑いさなかに多少の不便を味わった。しかし、ここで忘れてはならないことは、2005年の英国のグレンイーグルズ・サミットの際、...▶続きはこちら
2008-07-09 20:20

消費税率引上げは、2009年度から実施すべき

愛知和男  衆議院議員
 消費税の引き上げに関する福田総理大臣の発言が揺れていて、いろいろ波紋を呼んでいる。私は福田総理が「決断の時」と言った当初の発言通り、2009年度から実施すべきであると考えている。2-3年先に先延ばしするようなことにならないように願っている。消費税の引き上げは景気に悪影響を及ぼすだろうし、選挙には大...▶続きはこちら
2008-07-08 22:21

平等な世界実現と長期的気候変動対策の両立

小端拓郎  地球環境戦略研究機関研究員
  洞爺湖G8サミットもようやく終わり、日本は議長国としてのその責務を果たした。次期枠組みを決めるコペンハーゲンCOP15まで残すところ1年半弱となったが、気候変動交渉に大きな進展は見られない。気候変動交渉において大きな足がかりとなっているのは、途上国参加にある。温暖化ガス排出を世界規模で減らさなけ...▶続きはこちら
2008-07-08 09:54

(連載)国際経済学会世界大会からの報告(3)

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 関連して、米カリフォルニア大学バークレイ校のオブストフェルド氏(日本銀行金融研究所顧問)も「金融政策と国際(外貨)準備」をテーマにして講演し、金融経済データを提示した上で、現下の国際金融のグローバル不均衡が史上前例のないものである、との危機感を示したことに触れておこう。彼の講演を聴いていると、戦後...▶続きはこちら
2008-07-08 08:13

過激発言つづくのは、「加藤の変」か?

杉浦正章  政治評論家」
 ここに来て自民党元幹事長・加藤紘一の元首相・小泉純一郎と前首相・安倍晋三に対する批判発言がボルテージを上げている。加藤と言えば、自民党きっての論客で、バランスのとれた見方をする数少ない政治家の一人だが、その舌鋒の“切れ”がよすぎるのである。明らかに理論構築した上で、歯に衣を着せずに攻撃を展開してい...▶続きはこちら
2008-07-07 09:32

(連載)国際経済学会世界大会からの報告(2)

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 第3に、今大会の底流にはIMFの活動に問題があるとの共通認識があり、国際金融アーキテクチャの調整の方向についての提案もなされた。合意はなかったが、3案を拾うことができた。まず、コロンビア大学のスティグリッツ氏(IEA次期会長に選出)は、チェンマイ・イニシアティブを拡張し、IMFの特別引出権(SDR...▶続きはこちら
2008-07-06 07:18

(連載)国際経済学会世界大会からの報告(1)

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 国際経済学会(International Economic Association、IEA)の第15回世界大会が6月25-29日に、米コロンビア大学のカルヴォIEA会長とトルコ経済学会のウイグル会長の共同組織の下、イスタンブールで開催された。全体テーマは「グローバル化の挑戦」で、国際金融に関するセ...▶続きはこちら
2008-07-05 09:48

(連載)日本の「徳」と拉致問題(2)

山内昌之  東京大学教授
 アメリカの一学者は、世界史的に見て二十世紀の「画期的なできごと」として、日本が初めてヨーロッパのアジア支配を斥けた一九〇四年の日露戦争と、五三年の朝鮮戦争の終結による朝鮮半島の南北分断というアジアの出来事を挙げている。二十一世紀においても中国とインドの成長と脅威が、共に感じられるアジアの存在感は世...▶続きはこちら
2008-07-04 20:09

(連載)日本の「徳」と拉致問題(1)

山内昌之  東京大学教授
 アメリカによる北朝鮮のテロ支援国家指定の解除のニュースを聞いて、拉致家族の人びとはいたたまれない気がしたことだろう。まことに同情に堪えない。アメリカ最重要の政策が北朝鮮の核兵器の開発と拡散の阻止にあることを知るにしても、日本人こぞって自らを襲った悲劇と受けとめている拉致被害者問題が、アメリカ中心の...▶続きはこちら
2008-07-04 15:48

(連載)米国と北朝鮮の手打ちに翻弄される日本(2)

石川純一  フリージャーナリスト
 福田康夫首相は6月25日夜、ブッシュ大統領と電話で約20分間会談し、米国が26日にも北朝鮮のテロ支援国家指定解除の手続きに入ることを前提に、拉致問題に関して日米両国が緊密に協力していくことを確認している。しかし、このプロセスが動き出せば、拉致問題は結局のところ日朝固有の問題として取り残されていくの...▶続きはこちら
2008-07-04 08:28

内閣改造で割れるメディアの判断

杉浦正章  政治評論家
 あいまいな傾向のある政治家の発言が何を意味するのかの判断は、政治記者の能力が問われるところがある。見出しを付けるデスクも腕の見せ所である。元首相・小泉純一郎が内閣改造に関して「難しい」と述べたことに関して、メディアの判断が、肯定的に受け取る見方と否定的に取る見方に割れた。どっちが正しいかは首相・福...▶続きはこちら
2008-07-03 17:35

(連載)米国と北朝鮮の手打ちに翻弄される日本

石川純一  フリージャーナリスト
 俗物極まりない凡庸な政治家が、自分のポストの任期がまもなく切れるのを控え、何とか後世に語り継いでもらえるものはないかと腐心し、これまた俗物極まりない稀代の独裁者が、自分の命が残り少ないことを考え、何とか自らの王朝を守ろうと頭をひねった結果が、互いに結び付いた。北朝鮮の核をめぐり、ブッシュ米政権と金...▶続きはこちら
2008-07-02 20:56

若者が海外にチャレンジできる環境を整えよう

福嶋 輝彦  桜美林大学教授
 ここでは、大学に教員として籍を置く人間として、この数ヵ月痛感していることをご披露したい。筆者の教える「桜美林大学国際学部」の学生の典型的ステレオ・タイプは、神奈川県の中堅県立高校出身の英語好きの女子学生といったところであろうか。したがって、海外留学への意欲は極めて高く、在学中に1年間留学の本学海外...▶続きはこちら
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