それと比較すると、今回のファビウス外相の強硬姿勢、どういう経緯なのか興味深いです。イランと裏取引をしている節はありません。イランの国内では、ファビウス外相を批判する報道一色です。Facebookのファビウス外相ページでは、イランからの「Shame on You, Fabius.(恥を知れ、ファビウス)」的な書き込みが満載です(ペルシャ語で書かれているものが多いので、よく分からないものも多いですが)。結構、ガチンコなのではないかと思わせます。そうやって見ていくと、アラク重水炉の開発進展(とプルトニウム抽出)、ウラン濃縮、いずれも堅いポジションを貫くフランスとイランの一致点は見出し難そうです。11月20日に再開される協議は難航するだろうなと思います。(おわり)