米国にはOWS運動と同じような主張を掲げて戦っている非営利団体が多数存在します。その一つである『People For the American Way』 (PFAW)は現在、米国最高裁の判事クレアランス・トーマスについて、「20年間、妻の収入を故意に公表していなかった」との理由で、1978年に制定された政府倫理法令の違反に関する調査を求め、全国に請願書を集める運動を展開しています。トーマス氏の妻、バージニア・トーマスは弁護士で、ティーパーティ運動のリーダーでもあり、政治活動家として知られています。2000年代、ヘリテイジ・ファンデーションで勤務していた時代の収入も含めて、所得の報告を怠っていた事実が発覚しています。