以上のように、現状は明らかにオバマ氏の公約や声明に相反している。このことを更に裏付けたメディアは、『MSNBC』ニュースである。3月30日、"Disaster on the Horizon" の著者で、30年来のベテランでもある石油・ガス会社の社長、ボブ・キャブナー氏は、『MSNBC』のニュース・キャスター、レイチョー・マドーとの対談で、意外な事実を明らかにした。キャブナー氏によると、オバマ政権は先月、沖合いでの原油掘削作業を許可し、先月末にはシェル石油会社にルイジアナ沿岸での掘削を許可した。シェル社は、油田での掘削作業に、メキシコ湾 のBP原油流出事故で有名になったトランスオーシャンを雇用している。しかも「トランスオーシャンの掘削船は、ディープウォーター・ホリゾンの爆発で、米国歴史上最悪の原油流出事故の原因となった同じブローアウト・プリベンター(特殊大型バルブ)を使っている」という。