昨年3月、茨城県で日本初のウィンド・パワーが7基建設され、約7000世帯の電力を賄っているという。3月29日付けの『World Wind Energy Association』 の情報によると、洋上のウィンド・パワーは、風の変化、騒音などの観点から、陸上に設置したものより機能的であるらしい。3月11日の大地震や津波で回転原動機が破壊されることもなく、点検後フル稼働している。今後、洋上の風力発電施設を各地で増やすことが予定されている。グローバル風力協議会(GWEC)は2009年、日本では、風力発電の需要は過去10年で急速に伸びたが、「極端な天候、安定した法的システムの欠如、送電網基盤の問題、および不景気」などが原因で、近年ウィンド・パワーの開発が沈滞していたことを指摘した。(つづく)