国連食糧農業機関(FAO)が先月末、家畜、特に牛が世界一の環境破壊者になったという調査報告を発表した(Livestock's long shadow,06.11.29 http://www.virtualcentre.org/en/library/key_pub/longshad/A0701E00.pdf)。この調査報告は、家畜、特に牛部門の環境破壊者としての急速な成長が、気候変動、森林、野生動物にとっての最大の脅威となっており、さらに酸性雨から外来種の導入、砂漠化から海洋におけるデッドゾーンの創出、河川や飲料水の汚染から珊瑚礁破壊など、現在最も深刻な環境問題の最大の元凶の一つになっていると言う。