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2022-01-12 12:05
(連載2)世界的な実需原則の提言
真田 幸光
大学教員
そこで、世界の人々の誰もが生きていく為に必要なモノやサービスに対しては、“絶対に投機性の資金を背景とした投資をしてはならず、実需で売買すべき”というのが真田の「世界的な実需原則の提言」です。ここでいう「世界の人々の誰もが生きていく為に必要なモノやサービス」とは、即ち、水、穀物などの主要な食糧、鉄鉱石やマグネシウム、ボーキサイト、リンなどといった主要な原材料、そして化石エネルギーなどの主要なエネルギー、更に、物流サービスのことです。これらに関しては、世界規模で詳細なルールとその監視組織を構築し、更には違反した際に適用する厳格な罰則規定を作り、私たちが生きていく為に必要なモノやサービスの価格が投機によって高騰しないような仕組みを作っていくべきということです。これらを根本的に行わないと、世界の多くの一般庶民が悪いインフレによって死ぬか、国によっては、その前に大きな暴動が起き社会混乱が発生する可能性があると私は考えています。
私は、岸田政権には是非、世界に対して、是非この「実需原則」を訴えて戴きたいと思っています。そして、こうして日本が世界平和を願って提言すれば、世界の日本に対する意識は、より「尊敬の念」に変わってくると思います。
尚、こうした仕組み作りに関しては、私の認識するところ、ドイツは一定の理解を示し、また、資源大国であり、本当は投機であっても資源価格高騰をむしろ喜ぶのではないかと思われたロシアでさえも一定の理解を示してくれています。
そして、実需原則に関しては、日本はかつて、為替に関する実需原則というものを持っていましたが、こうした仕組みを一つのベースにして、新たなルールと仕組み作り、罰則作りをしてはどうかと考えています。即ち、世界が真にやる気になれば、机上の空論ではないと言うことであります。如何でしょうか。(おわり)
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(連載1)世界的な実需原則の提言
真田 幸光 2022-01-11 23:21
(連載2)世界的な実需原則の提言
真田 幸光 2022-01-12 12:05
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