しかし、18世紀の英国生まれの革命家トーマス・ペインはその有名な著作『The Age of Reason』の中で、「18世紀の中頃は、人々はほとんど理神論者であった」述べている。また、バージニア州の『ウイリアム&メーリ大学』によると、40年間米国宗教の歴史を研究しているディビッド・ホルムス教授も「建国の父は元々理神論者であった」とし、初代大統領のジョージ・ワシントンについて、「彼がキリスト教徒以外の何者でもないと考える事は間違っている」と述べている。また、三代目のトーマス・ジョファーソンについては、「キリスト教の三位一体説には同意せず、一神のみを信じたが、単に独立宣言の著者に過ぎず、聖書に記載されている全ての奇跡論は排除して宗教を考えていた」と述べている。また、五代目のジェイムス・モンローについても、「信仰は個人的問題であると考えており、宗教の事を語ることはほとんどなかった」とし、トーマス・ペインの論説を支持している。(つづく)