さらに、1996年11月発行の秘密外電文書をウキリークスから受け取った『ロイター』は2月28日、サウジアラビアの王族が如何に贅沢三昧の生活をしているかについて、驚くべき事実を紹介した。『Saudi Royal Wealth: Where do they get all that money?』と称するタイトルの外電には、アル・サウード王族合計数千人に誕生から死ぬまで毎月給付金が払われる、その具体的内容が記載されている。例えば、アブドゥッラー王に最も近い親族である子供には20万から27万ドル、孫には27,000ドル、ひ孫には13,000ドル、玄孫には8,000ドル、最も遠縁の親族には800ドルが支払われている。これは、王族の出生を奨励して、血族を増やすシステムである。また、王族の結婚や宮殿の費用は、ボーナスとして年間予算400億ドル、場合によっては20億ドルが組まれている。