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2012-08-26 00:13
(連載)韓国は中国による日本侵略の手先となる(2)
酒井 信彦
日本ナショナリズム研究所長・元東京大学教授
その歴史問題による日本叩きの中でも、韓国・朝鮮人が主役を演じたのが、例の慰安婦問題である。朝日を中心とする虐日マスコミがでっち上げたウソが、自民党政府の亡国的対応で事実化してしまい、さらに国連も利用されて世界中に流布されるに至った。お人よしで間抜けな日本人が、基金など作って良心的に対処したが、それが却って政府が正式な謝罪も補償もしていないと宣伝され、07年にはアメリカ議会や欧州議会で、改善要求決議がされるまでになってしまった。慰安婦問題は、韓国にとって日本に対する最大の脅迫カードになっている。韓国がしきりに言うのは、ドイツ人は過去を反省・謝罪しているが、日本人はしていないという言い草である。それに関連して出てきたのが、最近のイ・ミョンバク大統領の、天皇陛下に対する土下座要求である。ドイツのブラント首相はかつて、ナチスのユダヤ人虐殺を謝罪して、ひざまずいたことがあるが、それになぞらえているのである。
従来の慰安婦問題は、単なる売春を組織的な強姦であるとしていたのであるが、更に進んで売春を虐殺と同等の犯罪だと決め付けるまでに至ったのである。日本人は韓国人によって、世界歴史に全く類を見ない、とんでもない冤罪を着せられている。今のところ、尖閣問題による中国の日本領土に対する直接侵略が、クローズ・アップされているが、現段階で最も注意しなければならないのは、中国による経済侵略と一体化した人口侵略である。私は以前から、中国人による日本侵略の三段階論を主張している。すなわち、精神侵略・人口侵略・軍事侵略の三段階である。精神侵略は歴史問題の利用によってほぼ完成した。この精神侵略において、中国と韓国は完全な協力関係にあった。次なる人口侵略でも、それは同じである。
今は鳴りを潜めているが、少し前まで外国人参政権問題が話題になっていたのを、忘れてはいけない。この外国人参政権は、もっぱら韓国の民団が熱心であったが、最もその恩恵にあずかるのは、急速に在日人口を増加させている中国人である。したがって、韓国と中国は共同して、日本における外国人参政権の実現に邁進するに違いない。そして経済力をつけてきた中国と韓国は、弱体化した日本への経済侵略を、どんどん推し進めるであろう。またこの段階では、北朝鮮が中国化して一定の自由化をとげれば、北朝鮮から日本に対する人口侵略も急速に進むに違いない。
更にアメリカの衰退が一層進行して、アメリカ軍が自分から日本列島を出てゆくとき、中国による対日軍事侵略が開始される。その場合、中国は単独に侵略しないで、韓国・北朝鮮の朝鮮人を、協力者として誘うのではないだろうか。九州を朝鮮人にあげるから、一緒に侵略しようと言うわけである。最低でも、対馬くらいはあげることになるだろう。それによって、歴史問題で蓄積された日本に対する怨念が晴らせると、朝鮮人は喜んで中国人の誘いに乗るであろう。ただし北東アジアにおける中国人の侵略は、日本侵略で終わらないで、その対象は朝鮮半島それ自体に及ぶことは、完全に間違いない。中国のことわざに、「狡兎死して、走狗煮らる」という有名なことわざがある。悪賢い兎が死んでしまえば、猟犬は煮て食べられてしまうというのである。日本が滅んでしまえば、次は朝鮮が中国人に侵略されるのである。ただし、この極めて単純・明快な理屈を理解できるほど、朝鮮人は利口ではないであろう。(おわり)
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酒井 信彦 2012-08-26 00:13
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