本日(5月17日当地時間)発表された2011年7月の国勢調査局(U.S. Census Bureau )の数字によると、ヒスパニック系及びアジア系の出生率が白人の出生率を上回り、歴史上初めて、マイノリティ(少数派)とマジョリティ(多数派)の出生率が逆転したことを、米国のメディアは伝えた。この統計によると、白人の出生率は49.6%で、ヒスパニック、黒人、アジア系の出生率は50.4%に達し、わずかながら少数派が多数派を超過した。マイノリティの出生率が白人の出生率より高い傾向は2000年から進んでおり、今後米国の人口動態の変化が加速されることが予想されている。米国人口の全体の比率は、現在白人が約63%、ヒスパニック、黒人、アジア系の合計が約37%で、白人の人口は圧倒的に多いが、17日付けの『ワシントン・ポスト』紙によると、2045年には、白人の人口は、全米の48.5%まで減少することが予想されていて、約30年後の米国の白人は、多数派ではなくなる。これはかなり、米国のランドスケープが変わることを意味する。