１２月２４日付けの本欄への湯下博之さまの「一票の格差については、かねてから多くの人がおかしいと思い、違憲の司法判断が下されたこともあったが、選挙結果を無効とすると混乱するので、つい是正されないで時が過ぎてきた。しかし、もう放置できないところまで来ていると思う」との記事を拝見しました。ご理解ありがとうございます。

　今回、２つの高裁に違憲訴訟を起こしたのは「一人一票実現国民会議」（これでｙａｈｏｏ検索してください）の弁護士グループです。会議の代表は升永英俊弁護士（ＴＭＩ総合法律事務所）、久保利英明弁護士（日比谷パーク法律事務所）、伊藤眞弁護士（伊藤塾塾長）の３人です。私はこの「一人一票実現国民会議」の運営委員をしています。

　弁護士グループは、この７月に行われた参議院選挙の一票の格差に対する違憲訴訟を全国１５の高裁・高裁支部に起こしました。１２月２５日現在で、違憲１件、違憲状態３件、合憲１件の５件の判決を得ています。来年度も次々に判決が出る予定です。私たちは、合憲の出た判決に対しては上告することで、最高裁判所から違憲判決を得るために活動をしていきます。

　引き続き私たちの活動に対してご理解とご支援をお願いする次第です。横井幸夫（日本ビジネスインテリジェンス協会）