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2006-05-22 17:21
日本こそもっと積極的に文化外交を推進すべき
小早川 潔
会社員
5月15日付けの佐藤晶子氏の投稿「不気味な中国の文化外交」を拝見した。佐藤氏は最近の軍事力増強と併せ、中国の積極的な文化外交も不気味に思われる旨を述べている。佐藤氏が指摘するように、中国はブラック・アフリカにまで中国語を広め、その文化的進出を図っており、グローバルな文化的プレゼンスの拡大を狙っている。これは恰もドゴール時代のフランスがアリンス・フランセーズを通してフランス語の全世界的普及を図り、フランス文化の「放射政策」を取ったのと似ている。国力が充実してくればどの国もつぎの国家戦略として考えるのは国威の発揚である。そのことを必要以上に不安視すべきではなく、むしろ日本の留意すべきことは、そのような中国から学びながら、日本文化を如何に伝播するかを真剣に考えることである。
ついでだが、中国の最近の動きを16世紀のスペイン人征服者の行動と比べるのは、中国に酷であろう。征服者達は中南米においてまず金、銀などの冨の収奪を目指し、その過程で現地の宗教を破壊して、カトリックを広めたのである。しかし、征服者達の蛮行については、カトリック内部からも反省の念が表明されている。中国の動きは先に述べたフランスの動きと同じ国家レベルの政策であり、平和的に推進されているのではないか。
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投稿履歴
不気味な中国の文化外交
佐藤晶子 2006-05-15 15:55
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日本こそもっと積極的に文化外交を推進すべき
小早川 潔 2006-05-22 17:21
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佐藤氏と小早川氏の議論を読んで
小笠原高雪 2006-05-22 22:56
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とても同意できない小早川氏の楽観論
佐藤晶子 2006-05-26 13:40
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中国人の進出振りをもっと冷静に分析する必要がある
小早川 潔 2006-06-05 12:18
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