ウキリークスは、アフガニスタンでの戦争に関する機密情報を今年7月、英紙『ガーディアン』や米紙『ニューヨーク・タイムス』などに9万点以上も提供している。また、10月22日には、アメリカ歴史上最大の軍事機密が漏れている。暴露された内容は、イラク戦争に関して、2004年1月から2009年12月までに記録された39万件以上のペンタゴン機密報告書であり、『The Iraq War Logs』と呼ばれている。イラク及びアフガニスタン戦争に関するこの膨大な機密情報の漏れによって、民間人の正確な死亡数などについて、政府が国民に事前に知らせず、秘密にしていたことが判明した。同じく22日の『ガーディアン』紙は「組織的で刑罰を受けない、イラク警察当局や軍人による、虐待、拷問、レイプ及び殺人など、かなりの頻度による報告に対して、米政府が調査しなかった」と記述している。