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2006-05-05 21:54
ASEAN諸国の国家理性を過小評価してはならない
田村 久雄
会社員
4月21日付けの当掲示板への投稿で小笠原高雪教授は「(日本人の議論は)ASEAN諸国の国家理性を過小評価している」と指摘しておられる。私も同感である。
ASEAN諸国は、日本人の想像以上にバランス・オブ・パワー感覚、換言すれば国際政治の現実感覚に秀でている。タイを除く全てのASEAN諸国は欧米列強の植民地支配を経験しており、そこから抜け出て独立を勝ち取るために、辛酸をなめている。また、タイはその賢明な外交政策によって独立を維持してきた。
われわれ日本人は、ASEAN諸国と付き合う場合に、彼らの経てきた経験の豊かさと隠し持っている智恵の深さを推し量らなければならない。日本のメディア等のASEAN論がしばしば画一的、類型的で、偏向していることは、知っておいてよいだろう。
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投稿履歴
「日本でも中国でもないアジア」の健在ぶりを確認した
小笠原高雪 2006-04-21 18:41
┗
ASEAN諸国の国家理性を過小評価してはならない
田村 久雄 2006-05-05 21:54
┗
ASEAN諸国の現実感覚
小笠原高雪 2006-05-14 01:52
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