私は幼い頃、日本にいたロクサナと一緒に遊んだ仲です。母が今回の事件の記事を見つけ、今、驚いています。オバマ大統領がイランにロクサナの解放を呼びかけていますが、日本政府の動きが表に見えないのが残念です。なんとか助けてほしいです。他人事ではないです。

　ロクサナの両親は、日本で出会い、恋に落ちました。父がいわゆるキューピットでした。その後アメリカへ渡ってしまいましたが、私たちとの交流は今も続いています。彼らの家族は、ちょうどロクサナが８才辺りの夏休みに、日本を久々に訪れ、我が家に何日か滞在し、楽しいひと時を過ごしました。私は６年生だったので、ロクサナを小学校のプールに一緒に連れて行くと、当時の担任の先生は、快く彼ら兄妹を一緒に仲間に入れてくれ、国籍とは関係なく、一緒に泳ぎました。よい時代でした。

　元気な朝は、早くから私たち姉妹をたたき起こし、「コーンフレーク食べて、遊びに行こう」と毎朝慣れないコーンフレークを一緒に食べました。それからというもの、離れても葉書だけで繋がっていましたが、当時からとてもキュートだった彼女は、その後ミス・ノースダコタになりました。遠くから常に応援し続けていました。

　ここまで活躍の場を拡げていたとは知りませんでした。嬉しい限りです。母がテレビでロクサナという響きに気がつかなければ、私も今回の事件を知ることがなかったかもしれないくらい、日本ではマスコミにほとんど取り上げられていません。もう少し、日本として何かできないでしょうか・・・。幼い頃のロクサナの笑顔が、今になって鮮明に焼きついてます。