国際対話

日米対話

―「自由で開かれたインド太平洋戦略」へのインプリケーション―

エヴァンス・リヴィア氏や神谷万丈氏など長年日米プロジェクトに携わってきた面々

グローバル・フォーラム(GFJ)は、米国カーネギー国際平和財団(CEIP)および公益財団法人日本国際フォーラム(JFIR)との共催により、2018年3月2日(金)に東京で、日米対話「チャイナ・リスクとチャイナ・オポチュニティ――『自由で開かれたインド太平洋戦略』へのインプリケーション」を開催しました。

近年、中国の自己主張の強まりや米国におけるトランプ政権の登場など、アジア太平洋地域内外の国際戦略環境の劇的な変化が進む中、同地域にインド洋を加えた「インド太平洋」というより広い地理的枠組みの中で、既存の自由で開かれたルールを基盤とした国際秩序の維持・発展を図る戦略的重要性が急速に高まりつつあります。現在、安倍政権が提唱している「自由で開かれたインド太平洋戦略」はまさにこの文脈に位置づけられます。そのような中、めざましい経済成長を継続しつつ、「一帯一路」構想の展開や積極的な海洋進出などを通じて、国際社会にリスクとオポチュニティ(機会)の両方をもたらしている中国が、この地域の国際秩序のあり方に決定的な影響力を持つことは論を俟ちません。そこで我が国は、依然、最重要の同盟国である米国に対し、この地域への積極的な関与を促しつつ、米国と共に、かかる地域秩序に中国をいかに組み込むべきかについての総合的戦略ビジョンを策定し、具体的な政策調整を進めることが急務といえます。実のところ、当フォーラムでは、こうした動きに先駆けて、自由で開かれたルール基盤の地域秩序を維持するとともに、その観点からインド太平洋概念に着目する必要性を、数年前から広く世に問うてきました。今こそ、かかる問題提起をさらに強化・発展させなければならないと感じているところです。

このような問題意識を踏まえ、本対話では、「インド太平洋地域における中国の戦略と政策」および「日米はいかに対応すべきか」の2つのセッションを通じて、中国の自己主張の強まりを前に、わが国と米国が中国のもたらすリスクと機会をいかに評価し、それらにいかに対応してインド太平洋の地域秩序を維持・発展させるべきかについて、日米の第一線の有識者が一堂に会して議論を交わしました。

【日本側パネリスト】

【開会挨拶】渡辺  繭GFJ 執行世話人/JFIR 専務理事
【議  長】神谷 万丈防衛大学校教授/GFJ 有識者世話人/JFIR 理事・上席研究員
【基調講演】川島 真東京大学教授
【パネリスト】飯田 将史防衛研究所主任研究官
【パネリスト】伊藤 亜聖東京大学准教授
【パネリスト】細谷 雄一慶応義塾大学教授
【パネリスト】大庭 三枝東京理科大学教授

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【米国側パネリスト】

【パネリスト】マイケル・スウェインカーネギー国際平和財団上級研究員
【パネリスト】ミラ・ラップ-フーパーイェール大学法科大学院上級研究員
【基調講演】エヴァンス・リヴィアオルブライト・ストンブリッジ・グループ上級顧問
【総  括】ジェームズ・ショフカーネギー国際平和財団上級研究員
【パネリスト】ニコラス・セーチェーニ米戦略国際問題研究所日本部副部長

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日米対話―「自由で開かれたインド太平洋戦略」へのインプリケーション― 会議資料

 本対話では、登壇したパネリストが報告中に使用する会議資料が出席者に配布されました。




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日米対話―「自由で開かれたインド太平洋戦略」へのインプリケーション― 報告書

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日米対話―「自由で開かれたインド太平洋戦略」へのインプリケーション― メモ




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ダイジェスト動画 日米対話―「自由で開かれたインド太平洋戦略」へのインプリケーション―