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2006-09-27 12:02

連載投稿(1)アジア政党国際会議に参加して

上田勇  衆議院議員
 9月7日から10日まで、韓国ソウルで開催された第4回アジア政党国際会議(ICAPP)総会に出席し、本会議において「東アジア共同体形成を通じた平和と繁栄の推進」と題した基調演説を行いました。

 この総会には、日本を含むアジア36カ国から90の政党の代表が参加し、アジアの地域の平和と安定について意見を交換しました。わが国からは、主要5政党の代表が参加しましたが、私は、公明党を代表して一昨年の北京総会につづいて2回目の参加となりました。

 アジア政党国際会議(ICAPP)は、1999年にアセアン諸国の政党等の提唱により創設され、2年に1回各国が持ちまわりで開催しているもので、これまでマニラ、バンコック、北京で総会を開催しています。今回は、韓国の与党ウリ党と野党ハンナラ党の共同開催となりました。アジア域内の国連加盟国の民主的な議会に参加している政党であることを要件としており、与野党や規模は問いません。会議の運営等については、総会で選出される15カ国の政党で構成される常任委員会で決められており、創設時からフィリピン共和国下院議長のホセ・デ・ヴェネシア氏が委員長をつとめています。なお、ICAPPについての詳しい情報はホームページをご参照下さい。(http://www.theicapp.org)前総会から引き続き、公明党が日本を代表して常任委員をつとめており、今総会開会中に4回開かれた同委員会にも出席し、最終日に採択された「ソウル宣言」の案文や規約案の討議などを行いました。

 今回の会議を通じて、平素はあまりお付き合いのない中央アジアなどの国々の指導者たちと交流し、意見交換することができたのは貴重な経験となりました。また、今回の会議は、政府間のものとは異なり、具体的な交渉が行われるとか決定されるという性格を有してはいません。しかし、各国の外交・内政の政策決定にそれぞれの政党や議会が重要な影響を及ぼしていることを考えると、こうした政党や議会人が交流し、意見交換する機会はとても重要だと実感しました。(つづく)
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