私の身近な観察やテレビ報道に頼ることになるが、2008年の自動車市場はかなり荒れたと思われる。5桁の郵便番号ごとのマーケティング戦略が敷かれているようで、米市場全体の動向はつかみにくい。10月に引っ越したものの、大学に近いところに住み続けている。アメリカで新学期が始まる7-8月頃に大幅な値引きがあったようで、9月には新しい中型車や小型トラックが増え、観察可能な範囲で車の平均的サイズが明らかに大きくなった。ガソリン価格が高騰した時期と重なったので、それは異様な光景に映った。感謝祭休暇の頃には、GM車の値引き率は40-45%に達し、即金の必要性が感じられた。私の郵便番号に近い地域では単純な値引きをしていたが、「Buy one, get one free.」(1つ買えば、もう一つがおまけでつきます。)というスーパーがよくやる販売戦略をとったディーラーもいたことが報道されていた。2台めについてもディーラー料金と税金は支払う必要があるとのことだった。外国車の販売は、こうしたアメリカ車の大幅値引き販売の影響を被ったことであろう。