ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2021-06-18 17:56
多国間枠組みにおける日本への期待
北野 有咲
GFJ インターン生
世界に共通政府が無い中で、共通の課題に取り組む際に、国連やWHO等は「地球上の大多数の国家と地域が参加することで、集団の行動を律する公式及び非公式の過程や制度」として期待される。
しかし、国際社会が連帯して取り組まなければならない新型コロナのパンデミックにおいて、トランプ前大統領は米国第一主義を掲げ、中国は一帯一路政策を推進する等国連内での各国の対立、自国中心主義があった。またWHOは緊急事態において、行動指針の提示や対応の基準を設定する役割があるが、PHEIC(緊急事態宣言)を宣言したのは中国からの病原体報告の一か月後だった。WHOの対応の遅さや、感染が発見された国が情報提供に積極的でないということはエボラ出血熱やSARsの際にも指摘されていた事であったにも関わらず、権限や法的拘束力の問題が依然指摘される。
日本は途上国を含めた公平なワクチンのアクセス確保、各国の保険医療システム強化など対外支援を進め、途上国の経済活動を支える緊急支援円借款など国際協力の意思を示している。日本は引き続き国連等において多国間主義を実践し、様々な関係者との連携を取りつつ、パンデミック対策だけでなく環境など色々な分野で中心となって国際協力を進めていく役割があると思う。
>>>この投稿にコメントする
修正する
投稿履歴
一覧へ戻る
総論稿数:4819本
グローバル・フォーラム