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2008-05-13 00:00
パクユハ氏の『和解のために』を読んで
奥村里司
自営業
少し旧聞に属することになるが、昨年3月26日付けの本欄「議論百出」に西川恵氏の投稿された「韓国の多様な意見を見極めよう」について、コメントしたい。西川氏は「民主主義社会の韓国では、意見の多様化が急速に進んでおり、そのへんを見極める視点を日本人としては、もっと持つべきではないか」と問題提起され、「最近読んだ面白い本」として「ソウルの世宗大学日本文学科教授の朴裕河(パクユハ)さんの『和解のために』(平凡社)」を紹介しておられる。
私も最近この本に目を通す機会を得たが、「不十分な点はありながらも、大枠においては、日本は韓国が謝罪を受け入れるに値する努力をしたのだと、私は考えている」と述べるパクさんは、さらに「謝罪を見届けてから赦すのではなく、赦しが先に立つのではないか」とまで述べている。パクさんの主張は、日本人の私から見ても公正妥当であると思います。しかし、韓国の政界や財界の有力者たちが、いまだ持ち続けている日本及び日本人に対する偏見への対処や追求ということになると、まだ少し不足しているように思います。日韓の相互理解を促すために、この本が日本でもっと注目を浴びることを期待します。
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