ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2024-10-17 00:00
グローバル化の弊害?!について
真田 幸光
大学教員
私は、「真のグローバル化が進み、民族や宗教、歴史に鎖から解き放たれ、世界の人々が地球人として生きていく世界、GLOBALな世界を理想に目指すべきである。」と考えていますが、「しかし、世界には今、約200の国が存在し、国を基準にしており、その結果、NationのInterの問題が存在し、これを基本とした世界はInternationalな状態に留まっていることから、現実的には、民族や宗教、歴史の問題も横たわり、これによって様々な紛争まで起こっているのが実情である。」という現実を考えると、「日本も、経済的なメリットがあるとしても、安易に国家を海外に開放すべきではない。」と今の段階では考えるべきであると確信しています。
然るに、今の日本の方向性は、国の主要な元国策企業などの外資開放を実施したり、不動産関連会社や葬儀関連企業まで外資に開放する事例が増え、それが日本社会、否、日本国民の不利益にも繋がりつつあるとも見られます。更に、安易な外国人の受け入れは、「日本人社会の良き秩序」を乱す遠因ともなりかねず、米国政府が良く示す、しかし、曖昧なルールであるところの、「国家安全保障上のリスクがある。」という理屈を盾にして、もう少し、外の世界に対する法的な壁は用意しておく必要があるのではないかと考えています。グローバルを良し、とする私としては、不本意ではあるが、現実との折り合いをつけないと、「日本の良さ」が崩れてしまうと考えているからであります。
さて、こうした中、韓国の主要紙である朝鮮日報を読んでおりましたら次のような記事に接しました。そのまま引用します。「昨年、韓国の健康保険を利用して診療を受けた中国人が255万人に上っている。 韓国の与党「国民の力」のキム・ミエ議員が、健康保険公団から入手した資料によると、昨年、韓国の健康保険を利用して診療を受けた外国人は計418万5,439人であった。外国人の診療の為に給付された金額は総額1兆7,206億ウォンとなった。このうち人数・金額とも中国人が圧倒的に多かった。韓国の健康保険を利用した外国人418万人のうち、61.1%に当たる255万人が中国人、また、金額で見ると、健康保険の支出額1兆7,206億ウォンのうち68.6%に当たる1兆1,809億ウォンが中国人の診療に使われている。尚、2位はベトナム(27万人、817億ウォン)、3位は米国(19万人、837億ウォン)、4位はウズベキスタン(14万人、516億ウォン)、5位はロシア(9万人、342億ウォン)となっている。
韓国の健康保険を利用する外国人のうち、中国人が人数・金額で圧倒的過半数を占める現象はここ数年続いている。2019年には診療を受けた外国人347万人のうち、中国人が223万人(64.2%)、支出額1兆1,860億ウォンのうち中国人が8,453億ウォン(71.3%)を占めていた。 韓国の健保公団が中国人の診療の為に支出した給付金の額は、2019年8,453億ウォン、2020年8,667億ウォン、2021年9,882億ウォン、2022年1兆1,235億ウォン、2023年1兆1,809億ウォンと増加の一途を辿っている。中国人が昨年利用した診療科目は、人数基準で見ると内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科の順で、金額基準では内科・一般医・整形外科・外科・産婦人科の順だった。このうち内科の場合、53万3,206人の中国人が診療を受け、韓国の健保公団は総額2,835億4,338万ウォンを給付金として支出した。1人当たりの給付額は平均53万1,770ウォンとなる。キム議員は、健康保険公団は、韓国人と外国人の間で逆差別が発生しないようモニタリングを強化すると共に、関連の政策を点検すべきだと考える、医療スタッフと患者間のコミュニケーション問題を改善する方策も検討しなければならないと指摘した。」
如何でしょうか、韓国の議会では国益を意識した議論が浮上しているようです。そして、日本も同様の状態となっているのではないでしょうか。それを先ず確認すると共に、もしそうであれば、日本も国益を考えた政策展開の必要性があるのではないでしょうか。Tax Payerとして心配です。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
グローバル・フォーラム