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2024-10-09 00:00
(連載2)日本のアニメがインドで大人気
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
さて、日本のアニメが様々な国で放送されていることは、私自身も体験している。インドネシアに行った時に、かなり老けたインドネシア語の「名探偵コナン」が放送されていて「声と顔があっていないな」と思った事もあれば、タイに行っておっさんの声の「ピカチュウ」を見たのもなかなか衝撃的であった。
日本のアニメに関しては、基本的にどこかの国をディスったり、何か対立をあおるようなものがない。同時に、名探偵コナンは殺人事件だが、ポケモンやアンパンマンなどは、基本的に相手を殺すという場面が全くないのであり、そのことから、子供に見せても安心というような評価がある。もちろん、アンパンマンの「首が挿げ替えられる」ということはいかがかと思うが、その辺も相手が殺されないということと、悪役がコミカルであるということは、かなり高評価を得ているということにようである。
しかし、インドではなかなかなアニメがうまくゆかなかった。それはインドのカーストという身分制度を超えることができなかったということに由来する部分が多かった。そこで日本のアニメで最もはじめて流行したのが「巨人の星」であった。しかし、野球ではなく、クリケットに代わっており、オリジナルとは違うものになっていたのである。しかし、そのインドに日本のアニメが最近では出てきている。メラ!メラ!アニメジャパン!というものが行われ、駐インド日本大使館によれば、「アニメで日印発展」というようなスローガンが掲げられている。また、日本の「鬼滅の刃」等、他の国でも流行している作品が多く、その中で、コスプレなども人気になっている。
ある意味で「若者」と限るのはジェネレーションハラスメントになるのであるが、しかし、アニメなどはやはり放映している時期などによって若者と、私のようなおじさんとは異なる部分があることは仕方がないことなのであるが、それでもアニメの楽しみ方は万国共通なのであろうと思う。そしてそのないようが日本の若者も、インドの若者も「国境がない」ということになるのではないか。まさに、日本のすばらしさがインドにおいても徐々に広まって売るのはよいことである。アニメに関しては日本が誇るソフトコンテンツであり、他の国にも当然あるがしかし、日本のすばらしさが最もよく表れている部分ではないか。その内容をもとに友好的な外交やビジネスが発展するのはよいことなのではないか。(おわり)
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