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2022-12-28 00:00
いまだに封印が解けないケネディ大統領暗殺ファイル
浜田 和幸
国際政治経済学者
1963年11月22日、ケネディ大統領がダラスで暗殺されました。あれから59年が経ちますが、その真相は闇に包まれたまま。オズワルドによる単独犯とされていますが、多くのアメリカ人も世界の人々も納得していません。現場近くの映画館で逮捕されたオズワルドですが、2日後には警察署の地下通路でマフィアの手先によって銃殺されました。実に不可解な事件であり、数多くの陰謀説が生まれてきたものです。
1992年の法律によって、ケネディ大統領暗殺に関する調査書類は全て2017年10月までに一般公開することが決められていました。しかし、トランプ前大統領は選挙公約では「公開する」と約束していましたが、土壇場になり「国家安全保障上の理由」を持ち出し、公開に待ったをかけたのです。今月15日、バイデン大統領が一歩踏み出しました。曰く、「ほとんどの文書を公開する」。一気に期待感が高まりました。ところが、「一部の文書は2023年6月まで公開を控える」というのです。その理由は「情報源の特定によって起こり得る問題への懸念」とのこと。
公文書館の説明によれば、515件の文書は全面的に公開禁止で、2545件に関しては部分的に公開が制限されるというのです。事件発生から60年近くが経とうというのに、この秘密主義は何なのでしょうか。自由で民主主義の国を標榜しながら、「不都合な真実」には蓋をしたままの、ご都合主義としか思えません。長年にわたり情報公開を求め続けてきた非営利財団に言わせれば、「もともとCIAに関する文書は公開の対象になっていない」とのこと。オズワルドが犯行に及ぶ直前にメキシコで旧ソ連のKGBと接触を重ねていたことが問題視されているのかも知れません。要は、CIAとKGBがオズワルドを操っていた可能性がくすぶっているわけです。
思えば、現在進行中のウクライナ戦争や暗号通貨に関する違法行為に関しても、表に出ない利権構造や資金洗浄がウワサの種になっています。バイデン大統領は破綻したFTXのバンクマン・フリードから多額の違法献金を受けていたようですが、同大統領は頬かむりを決め込んだまま。ケネディ大統領暗殺に関する文書を一部公開することで世間の関心を逸らそうとしているようにも見えます。
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